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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2020年06月06日 イイね!

1954 300SLクーペ

今回は表題の車の売り物のご紹介で御座います。

では早速行ってみましょう。





ストロベリーレッドメタリックという私好みの(笑)ド派手な300SLクーペです(笑)。

以前にも書きましたが、この色、なんと特別色ではなく、標準色の一つであったらしく、
300SLクーペにはオリジナルで14台にしか塗られなかった色なのだそうです。

尤もこの個体が新車当時からこの色だったかどうかは私には判りませんが(笑)。

私の好みからすると、クローム仕上げのホイールは
センターロックよりもクリップナット留めにキャップの方が良かったなァと思うのと、
これはUS仕様だということでシールドビームになっているので、
それがヨーロッパ仕様のバルブタイプのものだったら良かったのに、、、と言う所ですね(笑)。

内装はクリーム色の革張りでシート表皮が布張りで緑系のチェック柄です。



クリーム革はストロベリーレッドメタリックの定番の組み合わせなのですが、
緑系チェックの表皮が正しい組み合わせなのかについては少々微妙な気が…(笑)。

クリーム革に緑系チェック布の組み合わせ自体はイイ感じだとは思うのですが、
自動車メーカーが色んな色をゴチャゴチャ混ぜる事は
あまりなさそうに思うので、外装色が赤系なら赤系チェックにしないだろうか?
という気がするんですよね。

ただ、300SLの赤系チェックは他の青系、緑系に比べると
赤ベースに緑が組み合わされているせいか、色調が強くてどぎつい感じがするので
外装のやや淡い赤とクリーム革との組み合わせとしてそれが合うのか?
と言われると、これまた微妙な気はするのですがねぇ…。

というわけで私にも正解は判りません(苦笑)。
まぁ、問題提起はしたものの、上述の通り、クリーム革との組み合わせ自体は好い感じだと思うし、
果たしてこれで正解なのかな?と感じただけの事で私的にはむしろ好ましいと思うんですけどね。

で、この↑画像にも一寸見切れているのですが、
私がこの車をご紹介するに至った理由というのがシフトレバーなんですよねぇ。



この車、超初期型なので、戦前車から戦後のW136の170系辺りにまで見られるような、
スワンネックの超長い、ダイレクトタイプのシフトレバーが装備されているんですよね。

具体的には車体番号末尾4500055までがこのタイプのシフトレバーを採用していたようです。
※二玄社のSLの本では4500051でシフトレバーが変更になるような事が書いてありますが、
EPC上の表記と異なるので公式データであるこちらを採用しました。


シフトノブのクローズアップ



リモートコントロールタイプのレバー用のノブとはモノが違っていて、
見た目で判断した感じではW136用のそれと同じモノであるような感じがします。

一度だけこのようなシフトレバーの装備された戦前型170Vを運転した事があって
それの場合奥側にシフトすると、手がダッシュボードにぶち当たりそうな感じだったのですが、
このシフトレバーの付いた300SLの場合、どうなんだろうなぁと思ったりしますね。

屋根の内張



多分、私のより上質な素材だろうと思いますが(笑)、
220君の張り替えたヘッドライナーと基本的には同様の生地だろうと思われます。
(もちろん、これがオリジナルだと思います)

従って、汚れやすいだろうなぁ、、、って思ったりします(笑)。

ガルウィングドアだと雨の日に開口部周辺が濡れる事もあるでしょうし、
300SLクーペのヘッドライナーには布生地を使うべきではなかったのではないか、、、
という気がしないでもないです(笑)。

しかし、屋根生地に加え、室内灯も私のと一緒なので、
何だか一寸親しみを感じてしまいます(笑)。

高価な車なので、エンジンルームも滅茶滅茶綺麗に仕上がっています。







ってか、レストアしてから全然動かしてないでしょ?って感じ(苦笑)。
高くてもやっぱり車は乗ってもらわないと勿体ないです。

お次は各所のプレート。

先ずは恐らくファイヤウォール上にある物と思しきシャシーナンバー等の入った物から。



車体番号末尾が4500020という事は、最初の45から1954年式ということになるので、
(途中に欠番がなければ)300SLクーペとして20番目に生産された車両という事ですね。

これは打刻の自然な感じからして恐らく
新車当時からこの車についてきたものだろうと思います。

場所によってケースバイケースではありますけど、
向きや間隔や打刻の深浅が殆どすべて綺麗に整って打刻されているのは
リプロのプレートに後から打刻したものと考えてよいと思います。

以下は多分全部リプロのプレートかと(笑)。

ボディナンバーのプレート



これは正直、一寸微妙かなぁと思った感じだったので、間違っていたらご容赦願いたいのですが、
恐らくMBは打刻でも数字の『1』をただの棒線にする事はないと思うんですよね。

車体番号末尾が20なのにボディナンバーが12というのは
ひょっとしてその間に8台の総アルミボディ(198043)があるって事なのかしらん?

ペイントコードのプレート



これも打刻が整い過ぎなのと、断言は出来かねますが恐らく書体が違いますね。
543はストロベリーレッドメタリックで、Gはグラスリットですね。

打刻がオリジナルっぽかったら、元色である事を信じられたのですが、
少なくともこのプレートはリプロだろうな、、、って思います。

エンジンのプレート



これもエンジンナンバーの打刻が整い過ぎでしょう?
TYPの方はプリント(ひょっとしたら定型の文字型の窪みにプリントかも)なので
整っていていいんですけどね。

んで、恐らくスペースフレーム上の車体番号プレート



これも一寸整い過ぎですよね。

多分、製造現場での打刻って、そこまで丁寧にやる余裕がないから、
殆ど勢いでトントントンッって打っているのでしょうから(笑)、
ある程度の位置には打てても微妙に首を傾けたり上下したりという物はある筈ですよね。
(これがRRだったらマイナスネジの向きまで合わせるという話もある位なので、
打刻なんかもキッチリ整えて打っているかも知れませんが)

一番上のオリジナルと思しきプレートの車体番号末尾7桁なんかも
割と整って打たれてはいるけれど、やはり最初の45と00020の向きは揃っていませんしね。

まぁ、綺麗に整然と打ちなおされているのも良いのですが、
私的には当時そのままに乱雑に打たれている方が味があってイイナァと思うのでした。

でも、打ち直す時にオリジナルを真似て打てって言われても、
逆に乱雑になり過ぎたりして、どうしても模造の域をでなかったりと、
なかなか難しいのでしょうねぇ(笑)。

因みにお値段は1595000ドル。
今のレートで1億7500万円弱という感じですね。

300SLは以前に比べるとだいぶ下がったとは思いますが、
それでもこれだけ綺麗な個体だとまだこんなに高価なんですね。


しかし、これに限らず、チャイナウイルス不況で車が安くなるかな?と思って
海外の車屋さんの色んな物件を見ているのですが、
案外目に見えるような大きな変化は出ていないような気がします。

それをまだ世界経済は大丈夫という指標のひとつとして見たい所なのですが、
やはりこうした所に変化が出るのはまだこれから先って事なのかしら?

まぁ、仮に今後値段が下がったとして、
私はそこに付け込んで欲しい車を買えるような立場ではありませんし(苦笑)、
とにかく、出来るだけ最小限のダメージで
世間が今の状況を乗り越えて行ける事を祈るばかりで御座います。
Posted at 2020/06/06 07:36:35 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「Windows11の大型アップデートのDLでもされているのか、自宅PCがまともにネットに繋がらない(苦笑)。」
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