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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2020年06月07日 イイね!

オリジナルのプレート

昨日の300SLクーペのプレートの件で、
どこかにオリジナルの画像が転がっていないかしらん?と捜して
何とか使えるものを見付けて来ましたのでご紹介致しましょう。
※画像はそのまま使えなかったので部分的に私が手を入れてありまして、
その為若干違和感を感じる部分があるかもしれませんが、結構な時間を掛けて修正したのに免じて、その点はご容赦願います~


先ずはエンジンのプレート。



エンジンの熱でプレートの黒い部分が居なくなってしまっていますが、
それだけに当時物感がひしひしと伝わってきますね(笑)。

これを昨日の物と比べると、昨日の物は
打刻云々の前にプレート自体が違ってしまっているという事が判りますね(汗)。

で、ついでに300SLロードスターのそれも拝借してきたのですが、



これが昨日の車両のと殆ど同じプレートで、
一つ上の画像のプレートのエンジンナンバーが昨日の車両より若干新しい事から察するに
何時切り替わった物なのかまでは判らないものの、
この手のプレートの様式は後年の車両用の物だったのでしょうね。

あぁ、比較用に昨日のをもう一度貼っておきましょう(笑)。



二つ上のロードスターのプレートの方は雰囲気からしてリプロではないだろうと思われるのですが、
意外と整然に打刻されてはいるものの、
昨日の車両の物とは書体は違うし、間隔も広めに打たれていますよね。

お次は同じ300SLクーペのスペースフレーム上のプレート。



因みに昨日のはコチラ。



あれま、基本的構成は一緒だけど枠の取り方が全然違う。
しかもTyp欄も今回の画像の物では打刻になっています。

そこで先程のロードスターのそれを見てみますと、、、



この車はUS仕様だったので、Fahrgestell-Nr. が Chassis-Nr. になっている他、
枠の左右の幅も変わってはいますが、
Typ欄は同じく打刻になっていますよね。

タイプと車体番号で打刻の書体を変えているところも共通していますから、
少なくともこの期間はこういう様式だったろうと思うのですが、
そうすると昨日の車両のは一体何用のリプロ?って感じですね(笑)。

このロードスターが1957年式なのですが、
恐らくW111登場の1959年あたりから全車種で
プレートの様式が大きく変化していると思われる節もあるので
それ以降はまた完全に違っている可能性もありますが、
1957年より後にこの様式のものがある事を否定する事は出来ません。

300SLクーペの方にはありませんでしたけど、ロードスターの方でオマケで2点。

ペイントのプレート。



US仕様なので文章はドイツ語が英語になっていますが、意味は同じようなものらしく、
その点を除けば様式は同じようなモノですが、
打刻の方はやはり書体が現代風でないのと、
数字とアルファベットを空けているなどの違いが見受けられます。

Gがやや傾いて打たれているのが機械的に打たれた感がなくってイイですね(笑)。

それからボディーナンバー。



昨日のは前半がプリントでしたが、これは全部打刻ですね。

ボディナンバーのプレートはこの時代になると、他車種との汎用品だったのでしょうかね?

打刻の書体からしてコチラはオリジナルだとは思うのですが、
プラスネジ留めなのは正解なのかしら?

まぁ、でも220君の世代になっても
プラスネジとマイナスネジはゴッチャのようですから、
正解は判らないです(苦笑)。


と、以上のような感じでオリジナルとリプロへの打ち替えの違いを見て頂きましたが、
どうでしょうか?

まぁ、人はそんなモノはどうだっていいって思うのでしょうが、
私は結構バランスという物を考えたい性質ですし、
年に何万台という単位で自動化されたラインで量産される現代車と
年三百数十台程度という単位で手造りに近い形で造られた昔の車とでは
それぞれの部分でその時代なりの出来というか構成というか、
そういうものが各部に通じていて、
それが揃っていて初めて違和感なくまとまるものだと思ったりするのですよね。

今回の件の中で、リプロのプレートの時代が若干違う位は
こうして調べて比べないと判らない程度の問題なので良いのですが、
打刻について、ある程度不自然でないレベルで書体や打ち方にまで拘る事が出来ないのならば、
別にボロいプレートをそのまま使ったってイイじゃない、、、
って思うのですけどねぇ(笑)。

綺麗にしたから完璧、、、という事ではない筈です。

折角これだけのお金を掛けたのだから、そこまで綺麗にしたい、、、
って思いは私も判るので否定する積りは毛頭ないのですが、
こういった小物の経年によるヤレや損傷は
数十年の時を刻んできた本物のクラシックなんだよと言う証にもなりますし、
そういう物をそのまま残しておくとか、それ自体を何とか綺麗に修正して使う、、、
って考え方があっても良いと個人的には思うんですよね~。
Posted at 2020/06/07 21:31:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   11/08 08:05
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
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