今日は予定通り、朝から220君のヒーターホース交換絡みの作業を行いました。
先ずはラジエターのロアホースを外してクーラントを排出。
本当はドレンコックがあるのですけれども、信用していないのでホースで抜きます(大笑)。
緩んでクーラントの排出は出来たけど、締めても漏れて来る、、、って事になると
困っちゃいますからね(笑)。
で、22年近く所有していてここから抜くのは初めてだけど、
エンジンブロックからも抜きました。
ポントンのM180やM127だとここにもコックがあったと思うので、
このボルトを抜けばブロック内のクーラントが抜けるだろうなァと思ったんですよね。
勿論、いきなりこれで試したのではなくて、
岐阜から買って来たエンジンでここが水のラインと繋がっている事と、
ここのサイズのアルミワッシャーが手元にあるのを確認してから抜きました(笑)。
こういう時に他にエンジンがあると便利ですね(笑)。
んで、クーラントをドレンで抜ききった後、
車体右側を通るヒーターパイプの前側からエアをガンガン詰め込んで、
可能な限りヒーターコア内のクーラントを抜きました。
ヒータコアの底からそのままクーラントは抜けそうなモノだと思ったので、
エアを突っ込んでも大して抜けないだろうと思ったのですが、
エンジンブロックのドレンから結構バシャバシャ出て来ていたようでした。
で、エンジンルーム内のヒーターホースの接続を外してしまおうと思ったのですが、
万が一その周辺にクーラントが残っていた場合、室内側にも垂れそうな気がしたので
その前に室内側の取り除くべきものを取り除く事にしました。
ってなわけでカーペット及びダッシュアンダーパネル除去。
ここでベッカーを取り外す必要がある事に気付いてしまいました(苦笑)。
折角の機会なので外し方をご紹介致しましょう。
但し、これはあくまでもこのタイプのベッカーの外し方であって、
年代等で全然外し方が違ったりするのでその点、注意が必要ですが。
先ずは黒丸ノブのサイド面にあるマイナスネジを緩めて黒丸ノブを外します。
続いてクロームノブのサイドにあるマイナスネジを緩めてクロームノブを外します。
それらのノブの軸の根元を締め付けているナット(これ、何ナットって言うんですかね)を外します。
裏から本体を支えてフェイスパネルを手前に引き出すと、
フェイスパネルが取り外せます。
ベッカーを裏支えしている板が下の方に延びてきていて、
ヒーターボックス上の板に固定されているのでそのボルトを外します。
あっ、電源線とアンテナ線とスピーカー線を外しておく事を書き忘れましたが、
それらを外してあり、且つベッカー本体を下方向にぐるっと引き出せば、
ベッカーが外れて来るという寸法になっております。
その後、左右のシートも外しました。
もうここまで外しておけば怖い物はないだろうという事で、
エンジンルーム側でヒーターホースの接続を切りました。
画像では2箇所ですけど、手前の下の方にもう一箇所あります。
で、ヒーターボックス取り外し準備として、
先ずは風向き切り替え用のワイヤ―と左右のヒーターバルブを動かすワイヤーを外し、
それからヒーターボックス側に付く上下2箇所のロックを解除して、
右側のデフロスターダクトを外します。
、、、って書いたのですが、どうもグローブボックスと
ワイパーリンケージを1箇所外さないと外れそうも無かったので
それらも外しています。
がっ、ワイパーリンケージを固定しているCリングが古いから割れそうだな~、、、
と思いつつ外したら案の定割れました(苦笑)。
これは売っている所が判っているので明日調達して来ようと思っております。
で、左のデフロスターダクトはロックを解除してヒーターボックスから分離し、
抜かずに(というかそのままでは抜けない)左の方に押しておくだけにしておいて、
ヒーターボックスを外す形となるのですが、これが何としても外れない(汗)。
30分位からかっていましたが、外れず、
本当はお昼前にそこまで終わらせておきたかった所だったのですが、
まぁ、ここで気分転換した方がいいだろうな、とも思ったのでお昼を食べに自宅に戻りました。
で、自宅に戻るとこれが届いていました。
間に合わないかも?と思っていたマイレのクーラントです。
そのお店が火曜日は営業しているかも?と期待していましたが、
やはり営業していたようで、何とか間に合って良かったです。
で、気分転換が効いたのか、午後はヒーターボックスがサラッと外れました(笑)。
一旦元の位置に戻して、上が抜けるように一発下方向にガンッと引っ張って
それから手前に引いたら素直に抜けて来ました(笑)。
ヒーターボックスの室内側。
同エンジンルーム側
こないだ滲んでいて応急的に締め付けたヒーターホースは
キッチリ滲みが止まっていたのですが、、、
その時は大丈夫だった反対側(左側)が知らない間にこんな具合になっていました(汗)。
ボックスからヒーターコア摘出。
これから漏れ、滲みがあったらどうしよう?と思っていましたが、
左右共大丈夫だったみたいです。
ただ、中の汚れが凄まじかった(汗)。
ホースで水が透明になるまでガンガン突っ込んで、
透明になった所で今度は水を入れた状態でガサガサ振ると、
また茶色い水が出るという感じで、
そんなやり方で妥協点に達するまでしつこく内部洗浄をしておりました(笑)。
ヒーターコアを(片方だけ)摘出されたヒーターボックス
左右共ヒーターコアを外した所で、
ブロアモーターを取り外すべく、ファンブレードからCリングとバネ板を外した上で、
プーラーを使ってファンブレードを抜きました。
以前に買った中古は別のプーラーを使ったのですが、
それがこれには使えない為、
まぁ、最悪ブレードはその中古のがあるから割れてもいいか、と
このプーラーを使いました。
カンッカンッと嫌な音を立てながらなんとか無事抜けました。
ファンブレードを外さなくてはならないのは、、、
その下に固定のナットが付いているからなのですよね。
ヒーターボックスやヒーターコアから古いシールやスポンジシートを剥ぎ取って、
綺麗にしてから並べてみました。
この後でヒーターボックスとデフロスターダクト間のガスケットを
ヒーターボックス側に接着する作業も行いました。
ファイヤーウォール上のヒーターホース穴に付くグロメットも交換。
右側が元々付いていたもので左が新しい物だったのですが、
以前作業した時には下側のグロメットの正解が判っていなかったようで、
3つ共同じグロメットを使っていました。
下用のグロメットの新品が2つ写っていますが、
これ、何故か2つ品番が出てきたのでこのような事になっています。
で、縦に並んでいる内の上側の物が正解だったようです。
確かに下に同じグロメットが嵌められると、外側の一部が
フロアトンネル側の張り出した部分に当たっていびつになっていたので、
それは当時からオカシイなァとは思っていたのですが、
今回正解と思われるそれを取り付けてみるとやはりそう言う事が無くなりました(笑)。
で、本日の作業の最後にこれを交換する事にしました。
これはデフロスターのノズル部の両端をこんな感じに、、、
挟み込むものなんですよね。
デフロスターダクトは下側はヒーターボックスにロックで固定されて、
上はこういう形で支持されるようになっているんですよね。
ところが、
ダクトの外れている右側は何とか交換が出来たのですけれども、
左側はフロントウインドウ下縁のウッドパネルが邪魔で交換が出来ませんでした。
なので、仕方がないから、つい先日、左半分だけ外したフロントウインドウ廻りのウッドパネルを
今回は全外しして交換しました(苦笑)。
まぁ、下縁のウッドパネルのナットをプラスチックナットに交換しなきゃならないってのもあるので、
どちらにしてもその作業の中で一番やり辛いその脱着はやらなきゃならない話だったんですけどね。
因みに長い方(右側)のその下縁のウッドパネルの一番左側だけ
スタッドが抜けてしまって、鉄板ビス留めにしていた事を忘れていて、
そこの分までプラスチックナットを取り寄せてしまっております(苦笑)。
明日もスムーズに仕事が捗ると良いのですが…。