久々に海外で良さ気な220SEbカブリオレの売り物件が出ましたので
ご紹介しようと思います。
コチラで御座います。
私的には14インチ化されているのがちと残念ではあるのですが、
なかなかスッキリした車両で御座います。
少々不確かではあるのですが、
シルエットからしてオリジナルのフィッシュテイル型マフラーカッターが
付いているように見えます♪
クローズド状態。
220SEbでは全面色付きガラスのオプションは無く、
フロントウインドウの上縁だけ色が付くオプションのみがあった筈なので、
この車は正にそれが装備されている状態のようですね。
ダッシュボード。
見た限りほぼオリジナル状態ですね。
『ほぼ』というのは、私のもやってしまっていますが、
空調レバーが例によってクロームレバー化されています(笑)。
ここはやっぱり黒いプラスチックよりもクロームの方が格好良いですからね。
でも、220SEbの2枚扉では初期のほんの数台しか
オリジナルでこれが付いていた車は無かった筈です。
車体番号からすると私の220君よりも一寸だけ古く、
この画像では見えていませんが、フードレリーズが後年のモデルのようにレバーではなくて、
サイドブレーキハンドルの小型版みたいな形状のハンドルになっている筈です。
走行距離は実メーターらしく、
10万の桁がないので117794kmだそうです。
というわけで黒革内装はオリジナルのままです。
やっぱりオリジナル革はイイナァ。
シートの籠目の型押し。
220君の張り替えたシートでは私が思うに、
この型押しがオリジナルよりも一寸深すぎるんですよね。
他の車の張り替えたシートを見ると浅すぎるものもあったりするようですし、
それが丁度良い感じだと今度は革の質感が良くなかったりと、
オリジナルに近い状態に張り替えるというのは結構至難の業だと思います。
ラジオは私の220君に最初に付いていたのと同じ、真空管のベッカーグランプリですね。
下縁の5つの選局ボタンの上下方向の厚みで真空管タイプだという事が判ります。
1963年からトランジスタになるんですよね。
時計。
あぁ、これは元々のモノではありませんね。
VDOの下にKIENZLEと入っているタイプは恐らく250時代以降の物である筈なので、
この時期の220としては間違いなくオリジナルではなく、
多分新車から数年経って故障して取り替えたか、
後々、他の車から移植したかのどちらかだと思います。
まぁ、クロームの縁の断面が5角形のタイプですし、
私みたいにケチをつける人など、殆ど居ないとは思いますけどね(笑)。
グローブボックスの蓋のクリアがひょっとすると仕上げがあまり良くないのかも?
何だか、一寸ボコボコに見えるので私ならやり直したくなっちゃうかもしれません。
エンジンルームはファイヤーウォールパッドが
張り替えられているように見受けられる(けど上手い)ので、
全く手を入れてないという事はないと思うのですが、
とても自然な綺麗さで私が理想とする仕上げですね~。
いかにもレストアしましたっ、って綺麗さよりも
あたかも新車時から手入れが行き届いていたかのような清潔感というものを感じる、
こういう仕上げの方が自然で私は好きなんですよね。
ただ、私の趣味的に、このエアホーンは要らないなァって思いますね(笑)。
オリジナルのいわゆるベンツホーンって呼ばれる物が結構イイ音がしますしね。
海外の方って結構エアホーンが好きな方が多いような印象があって、
他は全てオリジナルで来ていて、ホーンだけこの手の物が付いている、、、ってパターンを
時々見掛ける気がするんですよね(笑)。
さてさてお値段の方ですが、125000ユーロという事で、
日本円になおすと1600万円弱という感じでしょうか。
相場的には結構幅があって、これは220SEbカブリオレとしては
上の方のお値段の部類に入ると思うのですが、
画像を見た範囲での判断ではその位の価値は認めても良い車なのではないかなァと
思う所であります。
Posted at 2020/08/17 05:53:34 | |
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