2021年03月10日
Cさんがクラブの会員さんから170DSの部品を頼まれているそうなのですが、
古すぎて品番が判らないという事だったので、私が調査する事になりました。
早速EPCで調べようと、タイプ名一覧を開いてみたのですが、
何故か170DSの文字がどこにも見当たりません。
何故???と思いつつも仕方がないから型式入力で行く事に。
通常の170系はコードがW136なのですが、170DSは170Sbと同系のW191でして、
私も型式までは覚えていなかったので、テクニカルデータブックで調べてみると、
170Sbの191010に対して、170DSは191110という事でした。
それでその通り、191まで入れてその後に1を入力しようとすると、
『そんな設定はねぇよ!』と警告音が鳴って入力が出来ませんでした。
えっ、170DSは載ってないの?と思い、
仕方がないから、ボディが共通である筈の170Sbで調べ始めました。
ところがこの世代の車のパーツリストの感じというのが、
後年のものと全然違っていて、非常に判り辛い(苦笑)。
調査依頼のあった3つの部品の内、2つまでは結構すぐに判ったのですが、
どうしても最後のもう1つが何処に載っているのか判らなくて、
仕方ないのでネットで調べてみる事にしました。
で、それと思しき、品番を執念で(笑)発見したので、
EPCで品番から、それがどの車両に使用されているかを調べられる逆引き機能を使って
その適用車種を調べてみた所、、、
ありゃん???
何故かそこには先程、型式入力が出来なかった筈の191110の文字があるではありませんか!
で、そこから更にその車でその部品が使われているページに飛ぶ事が出来、
また、その品番の部品がピクチャ内にあれば、
その内のどれがそれに相当するか判るようになっているのですが、
そうして飛んでみると、
普通にはアクセスの出来なかった191110のパーツリストに行けるようになってしまいました(笑)。
因みにそのページには170DSというタイプ名もちゃんと表示されていました。
正に裏メニューといった感じ(笑)。
飛んだ先のピクチャ内の部品の絵も、えっ、これだったのかよ!と思わせるもので、
やっぱり古い世代のパーツリストはそれ相応の慣れが必要だなと思いました。
しかもその時代のって、品名だのその説明だのが全てドイツ語ですしねぇ(苦笑)。
そしてそこから、先に調べた2つの部品が間違いないかについても、
もう一度調べ直して、無事、Cさんに報告をする事が出来ました。
この裏メニュー状態については、EPCのプログラムに穴があったという事ですね(笑)。
まぁ、乗用車だけではなく、戦後のMB車両のすべてを網羅している筈なので、
こんな事があるのは致し方ない所かなぁとは思うのですが、
基本的にディーラーに置いてあるEPCも同じ事だと思うので、
これで必要な情報に到達出来ない世界中の170DSのオーナーさんは
一寸可哀想だなぁと思いました。
でもこういう穴が見付けられたのは、マニアとしては一寸面白かったです(笑)。
Posted at 2021/03/10 22:40:34 | |
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