今回ご紹介するのは
当ブログで2台目の登場になる320n kombinations coupé の売り物件で御座います。
ベルギーの車屋さんの売り物で有ります。
幌クローズ
幌オープン
で、肝心なハードトップ姿が無いという…(苦笑)。
フェンダーとボディ上部は黒のようにも見えますが、ひょっとすると濃緑ですかねぇ。
ボディ下部の青み掛かった緑もいいですし、
その上でフェンダーが濃緑だったら、緑好きの私的にはかなり魅力的な一台です。
ところでワタクシ、以前別物件をご紹介した時には
『コンビナツィオーン クペー』と表記していましたが、
前半はkombinationsなのでsが抜けていまして、
正確には(ってカタカナで正確に文字にするのは無理でしょうけど)『コンビナツィオーンス』で
後半のcoupéは独語辞典にはクペーと表記してあったのですけれども、
グーグル翻訳で音声を聴いてみると『クーペー』という感じで『ク』は明らかに延ばす感じで発音しておりましたので、
合わせて訂正させて頂きますです(汗)。
その時のブログに320n全体の生産台数が1096台だったと書いていますが、
今回の物件のタイトルによると、このコンビナツィオーンス・クーペーは
何と、全部で17台しか生産されていないらしいです。
ジンデルフィンゲン工場でコーチビルドされたボディは基本的にカブリオレAと
このコンビナツィオーンス・クーペーの2種類だったようで、
共にこのようなVスクリーンを持っています。
前回のブログでは2007年にドイツに行った時に、
コンビナツィオーンス・クーペーの本物をクラシックセンターで見た事を書きましたが、
同じ時にキンレでどちらのボディかは判りませんが、
Vスクリーン+ショートホイールベースであるようなので
恐らく320nだろうと思われる車両のレストア途中の状態も見ています。
実は前回の車両か今回の車両だったりして(笑)。
ダッシュボード。
戦前MBお得意の白盤面メーターですね。
最上級モデルではないので、タコメーターが無く、
代わりに大きな時計が付いているのがまた定石通りです(笑)。
BMWも328にはタコメーターが付いていたと思うけど、
確か327にはスポーツカブリオレでも、それが無かったような気がするのですよね。
当時のドイツ車全体の傾向だったのかしら?
内装革も緑。
このクラスのクラシックになると、
普通に如何にも質の高そうな革を使って張替えているし、
その仕上げも申し分ないので安心して見ていられますね(笑)。
エンジンルーム。
320はあまりエンジンが恰好良くない印象があったのですが、
これはそんなに印象が悪くなく、おかしいなぁ、、、と思ったら、
キャブレターの上に居座る巨大なエアクリーナーが
目立たないように写されているからなのですね(笑)。
恐らく、撮影者もエアクリーナーに付いて、私と同じように思っていて、
このような形で写したのだろうと思います(笑)。
ところで、アッパーホースのエンジン側のハウジングに付いているセンサーってなんだろう?
水温計は縦目の時代でもまだ電気式じゃないんだから、
恐らくこれも違うと思うんだけど、
ひょっとしてどこかに電動ファンでも後付けしているのかしら???
なんか、フェンダーの色はこの画像だとグレイにも見えますね。
上のドアが開いた状態の画像では青にも見えるし、これ、一体何色なんだろう?
さてさて気になるお値段の方ですが、475000ユーロでした。
今のレートで6200万強という感じですね。
300Sロードスターあたりの値段と比較し、
17台という希少性から考えると思ったよりもお安いなぁという感じ。
まぁ、でも、車格からすると300Sは一つ上のW29相当になる筈なので、
それを考えちゃうとこんな感じなのかもですけどね。
なかなか値段の付き方って判らないものですね。
Posted at 2021/10/13 22:56:10 | |
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