木金と忙しかった上に土曜日はPC音痴が慣れないPC弄りで
無い知識を夜まで絞り尽して(しかも成果出ず)ほとほと疲れ切ってしまった為、
昨日は一日家に籠っていました(苦笑)。
そんな中、オランダの車屋さんで表題の好さげな車両を見付けました~。
以前、ドイツのHKエンジニアリングに入荷したライトグリーンメタリックの車両を
コチラで紹介した事がありましたが、
これは最早、緑なのかハッキリしないぐらい淡い緑のメタリックですよね(笑)。
でも、お店の方でエクステリアカラーがグリーンだと言っていますから、間違いないでしょう(笑)。
HKの車両の方は1962年式でしたが、これはその前年の車両で、
1961年と言えば300SLロードスターが4輪ディスク化される年なんですけれども
これは画像はないものの、ブレーキの項目がドラムになっているので
1961年の4月より前に生産された車なのだと思われます。
考えてみると、1959年のW111のデビュー後の車なのですから、
ひょっとするとこの時期の4輪ドラムの300SLロードスターって、
111系セダンがフロントがディスクになる前に使っていたのと同じ、
T50/24を使っていたんじゃないか?って、今ふと思ってしまいました。
で、調べてみたのですが、見事に大ハズレ(笑)。
どうやらT50/12という一世代古い形態の物を使っていたみたいです。
クローズド姿。
本当にMBの幌車は幌の形状が素晴らしくて惚れ惚れしますねぇ。
その幌はリアスクリーンの綺麗さからして新品を奢っているのでしょうね。
この車、外装の塗装位には手が入っているかもしれませんが、
どうやら実走行82695キロの未レストア車のようです。
ほぼ間違いなくオリジナルであろう、内装のコンディションが文句なしに好いのですよね。
お店ではインテリアカラーを黒と書いていますが、どう見ても緑ですよね(笑)。
やっぱり緑内装は好いなぁ。
サイドシルが高いからそこの革は擦り傷を付けやすい筈なんですが、
メッチャ綺麗。
反対側もこの通り。
過去のオーナー数は6名以上と書かれていて、結構渡り歩いてはいるようなのですけれども、
運よくそれぞれで丁寧に扱われたのか、本当に驚くようなコンディションを保っています。
メーター廻り。
スピードメーターのフルスケールは270km/hになっていますし、
水温計は℃単位だし、油圧計もkg/㎠単位ですから、ほぼヨーロッパ仕様と考えて良さそうですね。
最近、300SLのスピードメーターとタコメーターの針を
116以降の世代のように橙色にしてしまっているケースが散見されるのですが、
やっぱりこの時代はこんな感じに白地に赤ラインじゃないとしっくりきません。
幌の後端部を持ち上げた状態での幌の収納部。
そこに幌が収納された図。
トランク。
幌の収納部もトランクも室内もカーペットは恐らく全て当時のオリジナルで、
行き過ぎていない、だけど十分に上質そうな素材が使われている所に、
内装革に合わせた緑色の玉縁が使われている所がオシャレだなって思います。
エンジンルームも仕上げましたって綺麗さではないけれど、
長年綺麗に保ってきました感のある清潔感が好印象ですよね。
この時代のホースバンドの類いは
まだ恐らくバンドをピンで巻き上げて締め付けるタイプだったろうと思うのですが、
それがネジ巻き上げ式のバンドに交換されているのが見受けられますし、
そういう所から、いかにもちゃんと車として使用され、
適宜、適切に維持されてきている感じがして好いなぁと思います。
このように新車から丁寧に扱われてきて綺麗に枯れてきた車が
私の理想なんですよねぇ。
イイナァ。
気になるお値段の方は120万ユーロ、今のレートで1億6千万円強という感じですね。
昨日のビジョウならまだ何とか頑張れば行けそうなレベルではありますけれども、
これは夢のまた夢どころじゃないほど現実離れしてしまっているのが悲しい所ですね。
せめて誰かが日本に持ち込んで見せてくれないかなぁと思う所ですが、
旧車好きでなかなかそれだけのことが出来る人は少ないから期待薄ですよね(苦笑)。