2022年12月08日
MBの236.2規格のATFの入手が日本国内では困難で、
TYPE-A対応だという事で使ってみる事にしたSWAGのマルチATFですが、
考えてみると使ってみた結果についてこちらでご報告をしていませんでしたので、
一寸書いてみる事にしました。
先ずはパワステへの使用に付いてですが、
MB純正のTYPE-A規格ATFを使っている時に冬場の冷間一発目の始動時に
ステアリングのパワーアシストが機能せず、
そこからエンジン回転をちょろっと上げるとパスンッという音と共に機能が回復する、、、
という感じだったのが、
少なくとも気温低下が今程度の段階ではその症状が発生していません。
尤もこれは以前使っていたDⅡ辺り相当のオメガのATFでも発生していなかったものなので、
マルチとは言っているけれど、殆どDⅡだろうという今回のオイルの使用で元の状態に戻るのは
当然と言えば当然だろうという感じなんですけどね。
後は、MB純正のTYPE-A規格ATFの方がオイル漏れしにくい気がしていたのですが、
それが今後どうなるかって感じですね~。
んで、今度はもう一方のマニュアルミッションへの使用に付いてのお話。
これは完全に悪い方に振ってしまいました。
オメガのATFを使用していた時に信号が青になったのに気付くのが一寸遅れて、
急いで1速に入れようとした時にギヤ鳴りさせてしまう事が多かったのですが、
それがMB純正のTYPE-A規格ATFを使いだしてから
完璧とまでは行きませんでしたけれどもかなり症状が改善していました。
ところがそれがSWAGのマルチATFの投入ですっかり元に戻ってしまったのですよね(苦笑)。
逆に今まで悪かった点として、何速ギヤだったか一寸失念してしまいましたが、
サッと抜けない時があり、こりゃギヤ抜けしやすくなっているミッションにはいいだろう、、、
と思う位だったのですが、
それが全く普通な感じに戻りました。
つまり、マルチATFとはいっても特性的にはもろにDⅡ規格って感じで
使うには使えるけれど、TYPE-A規格的な特性は持ち合わせていないって事みたいです。
やっぱり所詮はマルチですから、指定規格の好ましい所がそのまま残されて
DⅡの都合の良い所と一緒にその恩恵を享受出来るってわけには行かないのでしょうねぇ。
というわけで、
パワステに関してはこのSWAGのマルチATFでいいや、、、って思うんですけど、
マニュアルミッションに関してはやっぱりTYPE-A規格のATFが欲しいよなぁと思いました。
海外で1ℓ単位、、、いや5ℓ単位くらいでMB承認の236.2規格のATFが存在すれば、
多少入手出来る可能性もあるのですけど、
調べてみると1ℓ単位もありそうな雰囲気だけは漂っているのですが、
確実に存在するのは20ℓ単位と208ℓ単位(苦笑)なんですよね。
20ℓで125ユーロくらいらしいのでお値段的にはそれを買っても大したことはないんですけど、
正直オイルは酸化していっちゃうから、まともな内にはそんな量使い切れないので勿体ないし、
第一、運賃がべらぼうになると思うので難しい所なんですよね。
因みに同じ時代のATでも、そもそもの指定はTYPE-A規格のATFですが、
そちらに関してはパワステへの使用時に発生する問題から考えると、
DⅡ辺りにしておいた方が無難なのだろうなァと思う所であります。
Posted at 2022/12/08 21:27:12 | |
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