今日は朝からVDOの時計を弄ろうかと思っていたのですが(2日連続でこのパターンですな…笑)、
雨の中出掛けるのがなんとなく嫌だったのと、
昨日の朝のブログにちょろっと書いた、300Scの調査がしてみたくなったので
先ずはそれをやる事にしました。
本当は適当な所で切り上げる積りだったのですが、
朝一から気が付くとず~っとお昼まで、ひとつひとつ想定される車体番号を打ち込んで行って、
とりあえずやれるだけの調査をやり切り、
全200台中、37台の車体番号をゲットするに至りました。
結果としては一寸寂しい感じではありますが、
オークション以外の売り物には通常車体番号の記載がありませんから、
まぁ、こんなもんでしょうな。
で、ひとつ発見がありました。
車両型式である車体番号の最初の6桁の次の2桁が
西暦末尾の2桁をひっくり返したものになっているのですが、
今まで、これが製造年を表していると思っていたのですけれども、
どうやらそうではなかったようです。
例えば1955年を例にとると、その年の生産台数は5台なのですが、
私が見つけた車体番号でそこが55になっている車だけで12台あり、
その中で一番最後の車両の下3桁は030だったのですよね。
これ、1956年も生産台数140台に対して私が見つけた最後の番号の下3桁は145でした。
なので、恐らくですけど、
あくまでもこれはシャシー自体の製造年を示してしているのではないかなぁ、、、
と思うところであります。
とりあえず今回は車体番号と基本情報だけ収集してみた感じだったので、
この先、ポチポチと情報を補完していこうと思っております(笑)。
そんな具合で午前は終了し、午後の部はようやくVDOの時計弄り(笑)。
どちらにしろ真鍮シートが届かないと先に進めないので、
洗い中心の作業を想定して会社に出掛けました。
行く前に文字盤の傷の事を思い出したので百均でこれを買ってきました。
マッキー(笑)。
んで、びほー
あふたー
跡が判るっちゃぁ判りますが、金属の地が見えなくなっただけ随分マシになりました。
こんなもんで十分。
こうなれば、殆ど判らないですからねぇ。
てなわけで部品洗浄開始。
こないだバラさないでおいた、ラチェット?もバラしました。
メッチャ汚い(苦笑)。
洗浄の途中で、こないだ長針とギヤ側の嵌めあいがズブズブになってしまったのを思い出し、
それを直してから洗わないと意味がないので、その作業をすることにしました。
こないだ、ギヤ側のシャフトの先端が平らに加工されていたので、
そのまま潰してみるか、、、という事で
最初、万力を使おうとしたのですが、イマイチコントロールがしにくいので
これを使う事にしました。
名称が判りませんが、挟み口がモンキレンチのように動く大型のプライヤ―みたいなものです。
ただ、これだと、結構力を入れないと潰せないだろうなぁと思って、
いきなり力を入れてみたのですが、意外と潰せてしまって、
横方向の広がりがいきなり2mm位になってしまいました(汗)。
イカンイカン、と思って、もう一度広がった方を潰し直して、
なんとか1.6mm位にまで戻せたのですが、
ふと、この状態で短針側のギヤのチューブを貫通するんだろうな?と思ってチェックすると、
これが通らない(苦笑)。
上の工具とダイヤモンドやすりを併用してなんとかそれを通る所まで修正しました。
そうすると再び長針のチューブもズブズブ状態に戻ってしまったため、
ギヤ側のシャフトを太らせるのではなく、
長針側のチューブを少し潰してやらなくちゃダメなんだなと思い、
ほんの少しだけチューブを挟んでやると、多分行けるだろうという感じになりました。
そんなこんなで洗い完了。
洗浄に使ったベンジンを入れたお皿には、、、
こんなに屑が沈んでいました。
そんなにぎっちり密閉される構造ではありませんし、
それで60年も経過するとこんなになってしまうのですねぇ。
ふとケースを見ると、、、
だれが何の目的で塗った物か判りませんが、何かでべったりコーティングされています。
それも綺麗にしてみました。
縁に残っていますが、ここはクローム枠で隠れる部分ですからね。
あとはムーブメントのプラスチックケース。
貼ってあるステッカーの糊が年月を経てはみ出てきた所に
埃が吸着されてしまったのでしょうね。
これも綺麗にしてみました。
試行錯誤しつつだったので、一寸失敗して
ほんの一部だけステッカーの文字が消えちゃいましたが、
文字を消さないようにやるなら、これが限界という感じでしょうかね。
って所までやって17時を過ぎる感じになったので、
そこで作業終了という事にしました。
次回は真鍮シートが来てからですね。
今日はこんな具合に調査と作業に明け暮れましたが、
なんだかとても楽しかったです(笑)。
Posted at 2023/04/30 21:25:30 | |
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