コチラ、ある方とメールをやり取りしている中で教えてもらった、
国内売り物の220SEbカブリオレです。
シートセンター部が籠目の型押しになっていませんが、何とこれ、4バケなんですよねぇ。
私が知っている範囲で国内3台目の4バケカブリオレで御座いました。
レアとは言っても、日本にもポチポチとは入ってきているものなんですね~。
4バケは220終了の1965年まで造られた事は間違いないと思われる所で
その中でも私の感覚では1962年と1963年に生産された物が多いと思うのですが、
これは私の220君と同じ1962年製だそう。
画像には車体番号プレートが写っている物もあったのですが、
それにより私の220君よりも少し先輩なのが判明しております。
(つまり1962年製造で間違いないという事です)
なので、こんな所にも違いがあるのですよね。
緑丸の位置に小型のサイドブレーキハンドルのような形をした、
フードレリーズハンドルが付いているんですよね。
これがカッコイイかどうかは別として一寸だけ悔しい(笑)。
これ、何台かの例外はあるのですが、220SEb2枚扉では
車体番号末尾035751までの車輛に装備されている物なんですけど、
私のに付いている壁沿いのレリーズレバーはW123の時代まで使われている物なので、
割と僅差と言える変更時期で自分のが古い部品の装着を逃していると思うと、
こうして古い物が付いている車が一寸羨ましく思ってしまうのですよね(笑)。
しかし、サイドブレーキハンドルは220SEbの終わりまで地金むき出しなのに、
何故フードレリーズハンドルの方は黒いんでしょうかね???
この古い、フードレリーズハンドルは120品番で、
調べてみるとb小ポントン以降に使用されている部品らしいのですが、
記憶違いでなければそれより前は地金むき出しの物だったと思うので、
どうして統一させなかったのかが謎です。
大きさも違うんだし、
まさか、サイドブレーキとフードレリーズを間違わないようにするために、、、
ってなわけではないと思うんですけどね。
これ、両方共、地金むき出しタイプだったら、恰好良かったと思うんだけどなァ。
エンジンルーム。
この画像サイズだと一寸判りにくいですが、デスビのバキュームアドバンサ用のバキューム配管が、
どうやら金属製のタイプの方のようです。
ここの部分のパーツリストのフットノートがどうやらミスしているっぽいので
何とも言えない部分があるのですが、私の解釈が間違っていなければ、
AT車の場合はエンジン番号001040までが金属製なんだろうと思う所なのですけれども、
そうなると、ん~、微妙な時期だなァ。
そこで一寸調べてみた所、
私の手元にこの車より600番ほど前の車体番号のAT車のデータカード画像があるのですが、
それのエンジン番号が001100なので、その変更時期が間違いないという事であれば、
まさか、シリコンチューブ?の配管を
わざわざそれだけ金属製に変える人も無かろうと思われる所なので、
ひょっとするとエンジン換装の可能性もあるかもなぁと思う所ですね。
あと、私がオリジナル化を果たしたのと同じ、
パワステオイルタンクのキャップが付いているのを見ると、一寸嬉しいなぁ(笑)。
やっぱりこれが正しい組み合わせなんだよな、、、って実感出来ますからね~。
画像にはボディナンバー&ペイントコードプレートも写っている物があって、
それには固有番号(ボディナンバー)が記されているのであえてそれは載せませんが、
ペイントコードはG50とあったので、元色は白だったみたいですね。
タイヤはミシュランですが、どうやらZXが付いているようですね。
カブリオレ用よりやや小さいながら、クーペの純正サイズの7.25R13があるのに
それより更に小さいコチラを選択するという事は
やっぱりチューブレスタイヤが良かったという事なんでしょうかね?
トレッドのパターンは似たような物ですけど、
タイヤ自体の形状はコチラの方が一寸現代寄りだから、乗り味もいいかもしれませんね~。
このタイヤ、6.40SR13と書いてある後にカッコで7.00SR13としてあり、
これをどう解釈していいのかよく判らんのですが、
いずれにしても7.25R13よりは幅が狭かろうと思う所なんですけど、
これがピッタリ嵌っていないように見える所からすると、
タイヤ幅自体は狭いけど、トレッド幅はこっちの方があるって事なのかしらん?
7.25インチというのは184mmチョイなんですけど、
Xの7.25R13のトレッド幅を測ってみると、165mm位しかないんですよね。
あ~、なるほど、7.00は7.25と同様にタイヤ側面の一番太い部分を示していて、
6.40の方は約165mmだから、ひょっとするとトレッド幅を示しているのかもですね。
とするならば、上の画像はタイヤをピッタリと側面に押し付けずに
固定具を付けているからズレているよう見えるだけで、
このタイヤもピッタリ固定具の幅に収まるのかもですね。
因みにこの車、車両本体のお値段は1580万円だそうです。
4バケという事を考えれば、割と控えめな値段設定という気もしますが、
ここに載せていない写真に、あえて塗装面の状態を判るように撮影されている物があることから、
恐らく、それを加味したお値段ということなのでしょうね。
販売されているお店がもちっと近くだったら、冷やかしにはなってしまいますが(汗)、
見に行ってみたかったですね~。