2024年10月03日
出張から帰って来て、暫くネットを見ていたのですけれども、
さぁて、寝ようか、、、と思ったところで、
最後にヤフーニュースを見たのですが、見付けた記事に思わず絶句。
MBの名デザイナーだった、ブルーノ・サッコ氏が9月19日に亡くなられていた、、、
と報じられており、書かずにはいられなくなってしまいました。
享年90歳との事でした。
知らなかったのですが、記事によると、ジンデルフィンゲンにお住まいだったようですね。
サッコ氏の作品として私が好きだったのはやっぱりW126でしたね~。
私にとってのMBのイメージと言うのは
私の生まれた頃にデビューしたW116が確立したようなものだったのですが、
それはいかにも70年代のドイツ車という(悪い意味ではなく)無骨なデザインで、
そこから、最初にW126を見た時にはえっ?と思わされたのですけれども、
じわじわとそのデザインの優秀さを感じるようになり、
今でも近代MBの中ではピカイチな物だと思っているのですよね。
それに加えて、その後、氏が手掛けたW201からW140までの全てが、
個人的にはデザイン的にハズレが無いなぁと思っていました。
フリードリッヒ・ガイガーの下、
サッコ氏は本物のポール・ブラック師匠と一緒に働いて居られたのですが、
後年、師匠の作である220SEbクーペに対して
It is one of the most beautiful Mercedes ever designed, but not only that:
it is one of the most beautiful cars ever designed anywhere.
と讃えてくださって居たのはとても嬉しかったです。
はぁ~、MBにとっての良き時代に活躍されたお星さまがまたひとつ消えてしまいました。
とても悲しいです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
故ブライチュベルト元社長の甥っ子さんがMBのクラシック部門で働いて居られますが、
確かサッコ氏も娘さんがMBに在籍されていたと思うので
お父様の代わりに活躍して頂ける事を期待して居ります。
Posted at 2024/10/03 00:58:31 | |
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