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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2025年03月03日 イイね!

仮完成?

土曜日の午後いちは家の用事があって動いていた事もあり、
時間的に中途半端になったので
家事の完了後には作業の方はせずに訳あって翻訳中の某取説の作成をしておりました。

まぁ、翻訳といっても翻訳自体は翻訳ソフトでやってもらっていて
私は意味が通るかのチェックをして通らなければ修正してるだけなんですけどね(笑)。

で、日曜日は少々スロースタートではあったけれど、
シムが入荷したという事で先ずはそちらの取り付けから。

こないだ、6番の排気のバルブに必要なのは2.5mmのシムだと判断したものの、
念の為に3.5mmも購入しておいたわけですが、
実際に必要だったのが3.5mmの方だったので、その判断のお陰で非常に助かりました。

と、いうのは、6番の排気のバルブクリアランスの仮調整をしていた時に、
どうやらシムがスプリングリテーナー内で浮いてしまっていたようで、
それで調整部の測定部分が3.5mmのシムだと異様に狭くなっていたという事だったみたいです。

これは排気のバルブのシーリングシステムが現在では特殊なものなので
発生し得ることなのですよね。

以前にもこのブログに書いたことがあるのですけど、
この時代のMBのバルブシーリングシステムは
吸気の方は形式自体は現代の物と違うものの、
シールがバルブガイドの上に固定されてバルブステムを銜え、その摺動を許す事で
シリンダー内へのオイルの滴下を防ぐという、考え方としては現代の物と同じなのですが、
排気側はヘッドから上に突き出したバルブガイド上部が、
バルブ側と一緒に動く傘に覆われる形で、
直接的にバルブガイドとバルブステムの隙間にオイルが掛からないように
考えられたものだったのですよね。

因みにW111より前の車輛では吸気排気共に傘タイプだったようです。

で、その傘の部分というのが、バルブスプリングリテーナーに付いており、
バルブステムと傘の間の気密を保つためにそこにシールが入っているので、
バルブスプリングリテーナー上側のシムが入る部分の底も
当然密閉された格好になっているんですよね。

なので、シムにオイルを塗って組むと、
シムとリテーナー間に挟まったエアが抜けにくい状態になるわけで、
一応、エアが抜けるように配慮しつつ、シムをバルブステムの頭に接地させた積りだったのですが、
この6番のシムだけはまだ浮いたままだったという事だったみたいです。

悪い事に前から順々にロッカーアームを入れていって、
各々仮のアバウトなクリアランス調整をして行っていたものですから、
最後に残った6番の排気の所だけロッカーアームにシムが押される事が無かったから
こういう事になったようです(苦笑)。

まぁ、何はともあれ全部3.5mmのシムで行けた形になって良かったです。

で、午前の部は吸気側の全てと排気側の2番までバルブクリアランス調整をした所で終了。

午後にその続きをやっていったわけですが、一通り終わった所で、最終チェックをしていったら、
何故か排気側が全て若干広くなってしまっていたので、
そちら側はもう一度やり直しという事になりました(苦笑)。

これも上述の部分のエアを噛んでしまう構造が絡んでいて
何度もエンジンを回して行っている間にそれが抜けて若干残っていた浮きがなくなった為、
クリアランスが広がったという話だったのかも知れません。

ってな具合にバルブクリアランス調整が終わると、
その後はロッカーアーム抑えのスプリングの取り付け。

こんな具合に付くのですが、



この抑えも何故か1個紛失してしまった為、
それが発覚した時に新たに1個入手したのですけど、
その時点で純正の供給が無かったものですから、社外品を取り寄せたのですよね。

ところがその社外品がねぇ、、、取り付けるとこんな感じだったんですわ。



赤丸の箇所にスプリングを引っ掛ける為の折り返しがあるわけですけど、
その折り返しが短くて浅掛かりな感じになっちゃうのですよね。

因みに正常な方はこんな感じ。



折り返しが付きだしている量が全然違うのが判ると思います。

こんなんでは安心してエンジンをぶん回せない(笑)ので、
なんとかせねば、、、と考えました。

MBは部品が一旦供給終了になっても復活する事がたまにあるので
先ずはそれを調べてみましたがやはり供給終了のまま(苦笑)。

中古を使おうかな?と思って引っ張り出してみましたが、
不思議な事に他のと比べて幅が狭い感じがして、なんで?という感じ。

んで、EPCで今度はロッカーアームを調べてみたのですけど、、、



何とこれが品番変更されているんですな。

んで、これに変更と書かれてその後に品番が続いた後に
+00Xに続く品番がある場合は、
品番変更された部品を使用する場合にはその+00Xに続く品番の部品がX個必要になりますよ、、、
って意味なんですけど、
ここにある1809931225って品番の部品って実はロッカーアーム抑えのスプリングなんですよね。

で、実はこれが250と共通部品。

あれれ、ひょっとして?と思ったので、
今度は中古のロッカーアームを引っ張り出してきて、
エンジンに組んだものと比較してみましたが、こんな具合に、、、


と言っても、画像じゃ違いが判りにくいよなと思ったら案の定そうなりましたけど(苦笑)、
明らかに幅が違います(中古の方が狭い)。

って事はロッカーアームを新品にした時点で
すでに250用のロッカーアームになっていたのかも?と思いました。

この変更に合わせてスプリングが変わったという事は幅の問題だな、、、
と思ったので、
古いスプリングとロッカーアームの幅を見てみると、、、



あぁ、やっぱしね。
古いスプリングは古いロッカーアームに幅を合わせてあったわけだ、、、
と判りました。

これで目指すスプリングは新しいロッカーアーム用で良いという事が判り、
その品番の供給を調べて見ると、、、やった!ちゃんとメーカーから供給ありでした。

代替え品があるならば、そりゃあ、供給が復活するわけがないですよね(笑)。

ってなわけで本日、発注致しました。

細かい部品がまだ付いていませんが、とりあえずエンジン仮完成の図。



ウォーターポンプハウジングは新品があるので、
オイルフィルターハウジング上部とサーモハウジングがあれば
もう一寸様になる形に出来るので本当はその2つも新品が欲しいのですけどねぇ。

今載っているエンジンのサーモハウジングは新品で取り付けたもので、
記憶違いでなければ、オイルフィルターハウジング上部もそうだったような気がするのですよねぇ。

だから、降ろした時に組み替えればイイっちゃア、イイのですけれども、
エンジンを載せ換える時には出来るだけ時短したい所なんで、
贅沢を言えば、やっぱり新品が欲しいんですよねぇ(笑)。

まぁ、でも無理だろうなぁ(苦笑)。

それはともかくとして、
とりあえずこれで抑えのスプリングを1個交換すれば、
ほぼエンジン本体は完成という事になりましたので、
作業としては長年放置して汚くなった部分の清掃等をしつつ、
載せ替え時に必要になる部品の選定をぽちぽち進めて行こうと思います。

同時に色々やりたい事があるけど、さっとお金が出せないので(苦笑)、
エンジンは出来ても、いつ載せ替え出来るかはまだ判りませんです(涙)。
Posted at 2025/03/03 21:33:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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