昨朝のブログから、ひょっとしたら1967年より前の型のMBのドアラッチも
フェラーリに使われていたりするのでは?と思い、一寸調べてみました。
結果は撃沈。
門外漢なので実はよく判っていませんが、
イメージでは新しくなるほど、気筒当たりの排気量の数字が大きくなっていく感じだったと思うので、
365の前は330かしら?ってな事でちょろっと調べてみたわけですが、
私の調べた範囲では、330系は
ストライカ側の穴にラッチ側のピンが収まるタイプですらありませんでした。
ってことからすると、当然、ドアラッチの型が退化する事はあり得ないでしょうから、
その古い方のタイプは使用されている事は無いんだなと判断しました。
となると、次に興味を感じてくるのが、新しい方のドアラッチが
他のフェラーリとかにも使用されていたりするのか?という所で、
そちらも調べてみました。
365という数字から私が先ず思い浮かぶのはデイトナなので、
最初にそれを調べてみる事にしました。
デイトナの奴はこんな感じですね。
これは73年のデイトナの物なんですが、
BOMOROの文字が奥にあるのはW108辺りに使われている物でも
新しい物はそうなっているようなので問題はないと思うのですが、
MB用ではピンの高さに近い位置にあるカシメらしきものがこれには無いので
きっと何かが違うのでしょうね。
お次はそれと近い年代という事でディーノを見てみる事にしました。
出来るだけ古い方が良かろうという事で206GTのを見てみる事にしました。
これはぱっと見は同じなのですけど、
ひとつ気になるのは上の面の角が表に向かって斜めに切り落とされていること。
それによって固定用の上のネジ穴が切り落とされた末の角と被ってしまっているのですよね。
念の為、246GTも含め、他の車輛も何例か見てみましたが、
やはり皆、こんな風になっていました。
ひょっとするとベースは一緒で
何らかの事情で角を落としたという程度の違いなのかもですが、
それでも物は違うと判断すべきなのだろうなと思います。
1972年の365GTC4
おぉ、これは同じっぽいですね。
1976年の365GT4 2+2
あれま、余分な米粒みたいのが付いていますが、
この世代でも同じようなのを使っているのですね(汗)。
って事は同系の後年の400iとかも?
あんれまぁ。
って事は412もですかぃ?
これはディーノの奴みたいに上のネジ穴が角に掛かっちゃっていますね。
このシリーズがこの手なら、もしかして308も?と思って308GTB。
おぉ、やっぱし。
って事は328も、、、
あぁ、これも412みたいに変化していますね。
しかしね、同じ308系?でもディーノだとこのタイプではなかったのですが、
年代もそんなに違わないでしょうに、一体何故違うんだろう?という感じでした。
尤もここまで見かけだけでMBのと同じだの違うだの書いていましたけれども、
考えてもみれば、仮に基本となる型やラッチ機構が一緒だったりしても、
リンクに繋がる腕の長さとかが微妙に違ったりする可能性はありますよね。
実際の所は物を並べて比べてみないと判りませんけれども、
MBとはもとより、上のフェラーリの部品どうしでも実際にどこまで互換性があるものか
興味がある所であります。
また、MBの場合はこの時代にもKIEKERT製があるみたいなんですけど、
フェラーリにもあったりするのかしらん?と思っています。
書きながら色々調べているので
ここで終わりにしようと思いつつ、なかなか終わらなくなっちゃうのですが(笑)、
ひとつ面白い記述を見付けてしまいました。
BOMOROのドアラッチについて調べていたら、
イタリアの部品屋さんがヒットしたのですけれども、
220君のと同じ古い方のタイプのドアラッチが売りに出ていて、
そこには、、、
some Ferrari / Lancia / Maserati / Lamborghini
とありました。
え~っ、ランチアは先だって書いた通りなので判るんですけど、
フェラーリは私の今回調べた範囲では古い方のタイプは無かったけどなァ。
そのお店で新しいのと古いのがゴッチャになっている可能性もあるかと思いますが、
少なくともBOMOROのこのピン&ホールタイプのドアラッチ自体は
イタリア車にも結構使われているっぽい感じがしますよね。
Posted at 2025/06/18 21:52:01 | |
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