先日、うちの220君と似た色はあっても、実際に同じ色は少ないと書きましたが、
実は一寸前に同色の車輛を見掛けていて、見失っていたのを今朝再発見しました(笑)。
これですね。
ドイツで個人が売りに出している物件です。
アウトサイドミラーが1963年以降の位置になっていますし、
ホイール廻りが、正しい塗り分けはされているものの、
14インチのアウターリング付きキャップにされちゃっているので
一見、250SEクーペに見えますが、
1962年5月11日出荷の220SEbクーペだそうです。
で、同色である証拠(にはなり切らないかもですが)写真。
確かにG439G460とありますよね。
これを敢えて載せておいて違う色という事は流石にないでしょう(笑)。
しかしねぇ、、、これをトリミングする前の画像で一つ気付いちゃいました。
以前にもコチラでそれについて言及した事がありますが、
フードレリーズレバーを引いた時にボンネットを浮かせる為のスプリングが
コアサポートのキャッチ側に付くタイプになっているので、
これ、何らかの事情で過去にボンネットとコアサポート上部をセット交換していますね。
貼られているステッカーの傷み具合からするとそんなに最近ではなさそうですが、
事故か腐食かでボンネットがダメになって新しいタイプに交換したのでしょうね。
そういう視点でこの画像を見直してみると、
コアサポート上にボディナンバーの打刻もあるようには見えないので
間違いないだろうと思います。
エンジンルーム。
エンジンもちゃんと前期インマニが付いた物が載っていますし、
ファイヤーウォールにもエンジンコンパートメントフラップがありますから、
車自体の年式は間違いないんだろうなと思う所であります。
余談ですが、何故か赤塗りされているヒーターパイプは
タペットカバーの後ろ側に余計な曲がりがあるので220用ではないですね。
しかし、デスビ用のバキュームパイプといい、何故赤塗りにしちゃったんでしょうかね?
特にヒーターパイプは元色が黒ですから、
黒に塗れば違和感なく収まったのに、、、と思ってしまいます。
画像では本体が見えませんが、ボルテージレギュレーターが違うので、
オルタネーター化されていると思われます。
昔、海外でW112系に詳しいサイトがあったのですけど、
それによると、439/460の外装色には
1099ラストレッドの内装とマカッサルエボニーのウッドパネルという
うちの220君の組合せが推奨されていたように書かれていたのですが、
この車輛はうちのとは違う内装色でした。
内装革がこの時代で2色になっていませんし、
(220前期全てが2色ではなかったかもですが、
その時期に外装2トーンの場合は恐らく内装も2色だったろうと思うのですよね)
元画像でウインドウクランクのパッドも内装と同じ色になっているようなので、
別色張り替えの可能性もありそうな気がしますね。
同じ色の車をめっけたという記事として書いたので
本来は必要ない所だと思いますが、
一応お値段は40999ユーロ(今のレートで約690万円)という事でありました。
Posted at 2025/06/22 08:22:08 | |
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