今日は220君のフロントスプリングの取り外しを行いました。
朝一会社に行くと雨の影響もあって、冷蔵庫の中のような寒さでした(苦笑)。
それでもめげずに先ずは右のスプリングから。
最初にロアアームの内側の軸を留めているボルトの一つを外します。
んで、こないだ買った全ネジボルト&ナットと
会社に来る前に買って来たM12ワッシャーをこのように組み合わせて使います。
って、実は上側のワッシャーはそのままでは使えなかったので、
一部削り落として使いましたけどね。
片方がいびつに削れているのはご愛敬と言う事で…(笑)。
それらを組み合わせている状態を下から。
ね、ボルトにいささか長すぎる感がありますでしょ(笑)?
で、それをもう片方の内側のボルト穴にもセットしてから、外側のボルトナットを2つ共外して、
この特製工具(笑)の下側のナットを緩め始めたのですが、軸は全然降りて来ずでした(苦笑)。
そこで、そうか、ボルトのネジ山に軸の穴のエッジに引っ掛かって
簡単には降りてこないんだっけ、、、と思い出しました。
今思えば、その引っ掛かっているのをどうにかこうにか引き下げてくる過程も、
一往復位でボルトがダメになってしまった要因の一つだったんだと思います。
で、借り物ですが、新兵器投入。
新兵器とは124辺り用のスプリングコンプレッサーなんですが、
通常は上下のお皿をどちらもスプリングに掛けて縮めるものであるところを、
上はスプリング、下はロアアームに掛け、とりあえずスプリングを縮めるだけ縮めてやって、
ボルトの引っ掛かりに掛かっている反力を緩めてやる作戦です。
結果は良好で何とか軸は下がってくるようになりました。
但し、ナットを緩めてくる時にバランスを考えつつ、
スプリングコンプレッサーも緩める感じにしていきましたけどね。
んで、最終的にスプリングコンプレッサーを外して、
スプリングの反力が掛からなくなる位置が全ネジボルトの上から30cm位の位置でした。
(この画像がその位置だったかは?ですが)
私が買った全ネジボルトは490mmってやつだったのですが、
その下が300mmで、多分そちらでも行けたとは思いますが、
余裕を考えるとこの長さでも良かったのかな、、、という感じでした。
で、反力が無くなった所で片方ずつ、全ネジボルトの上に噛ませたダブルナットを解いて
ボルトを下に引き抜き、
何とかスプリングを外す事が出来ました。
ラバーマウントの品番は1113220585、、、
って、おぃ!これって22.5mmじゃなくて25.0mmの方じゃん。
当時スプリングのコードを問い合わせて、ブルー以外の色を言われた記憶はないので、
そちらは間違いない筈だから、恐らく私が思いっきり選定ミスをしていたって事だと思います(苦笑)。
だから交換時フロントが高い感じがしたのかもですね(汗)。
って事は仮にコードがブルーの新品スプリングが来たら、
22.5mmのラバーマウントを買わなきゃいけないって事???
その後、ロアアームの取り外し。
キングピン側とロアアームの接続の様子。
これ、後ろからボルトが入っていて、前でナット締めしてあるので、
ナットを外してボルトを抜いて来ればロアアームは外れるのですけれども、
これが結構器用な構造をしているのですよね。
ボルトを抜いてロアアームを切ってから、再びボルトを入れなおした状態。
これが、実はロアアーム側どちらの穴にもネジ山が切られているので、
先ず、ボルトを奥までねじ込んで行って指定トルクで締め付けてから、
ナットを指定トルクで締め付けて固定する感じになるんですよね。
で、さらにキングピン側の取り付け部にもネジ山が切られていて、、、
ボルトを入れる時にはロアアームとこの部分の左右の間隔を見ながら
いい位置でこの部分にボルトを通した後、
ナット側のロアアームにねじ込むという事をする必要があるんですよね(苦笑)。
って事を頭に置いてもらうと判るんですけど、
ロアアームの下軸ってネジ山上を摺動する仕組みになっているんですよね。
ロアアームのみにボルトを通した画像の方でボルト中央にネジ山無しの地帯がありますが、
キングピン側のグリスニップルからねじ込まれたグリスはココの場所に流れ込んでから、
ネジ山の隙間を通って、左右にはみ出すような感じになっているんですよね。
これはMBに限らずこの時代の方式は皆こんな感じみたいですが、
昔の人はなんとまぁ、変わった事を考えたものだと思ってしまいますよね。
で、ここでタイムアップとなってしまったので、一旦昼食の為帰宅。
再び戻ってくると、今度はアッパーアームからのナックルの取り外し。
ここは前からボルトが入っていて後ろ側でナットを締め付けているだけなので
ナットを外してボルトを前に押し出せばバラす事自体は出来るのですが、
ここもまたゴチャっとしているんですよね(笑)。
ボルトの頭はフランジ部の奥がカム形状になっていて、
後ろ側もカムが付いたワッシャーになっています。
つまり、このボルトを回す事でキャンバーの調整が出来るようになっているのですよね。
前側のフランジ部には側面にこのようなギザが付いていて、、、
このストッパーでギザの廻り止めをして、、、
位置決め出来るようになっています。
と、それだけなら可愛い物なのですが、
アッパーアーム外軸もまたネジ山上をスイングするようになっていて、
このネジ山の付いた軸の側面にある溝が、この変形ワッシャー側面の、、、
出っ張りに嵌めるように組む事になっているんですけれども、
その変形ワッシャーを回してやることで
今度はキャスターの調整が出来るようにしてあるんですよね(苦笑)。
とりあえずキングピン側にボルトを組んだ状態がこんな感じになります。
そうそう、キャリパーはこんな感じで吊りました。
で、左側の作業は右側と同じなので省略。
ただ、左側の方がロアアームの軸が下がりにくくて難儀しました(苦笑)。
で、とりあえず、外したロアアーム左右。
スプリング下が右側だけ錆び錆びなのは何故???
こないだ純正だと二千円以上する方のブッシュがグリスに侵されて?
ブヨブヨになっちゃうって言ってましたが、
こんな感じになっちゃいます。
上と下で大きさが全然違いますが、元々は同じ物でした(苦笑)。
で、後は外したスプリングを並べて一枚。
奥側が左に付いていた物ですが、ヘたっていても自然長って変わらないんですね(汗)。
スプリング外しが終わったら、エンジン降ろし準備を、、、だなんて言っていましたが、
結局ここまでで時間的に一杯一杯でした。
やっぱりフロントのスプリングの脱着は舐めて掛かったらイケマセンな。
因みにサービスマニュアルの正規のスプリングの外し方としては
軸の部分に専用工具を介してジャッキを当てて、
それで軸の取り付けボルトを外してジャッキを降ろしてくるって感じみたいなので、
本来はもっと早く出来るものなんでしょうね。
とりあえず、今日、フロントグリルだけは外してきたので、
社長に手伝ってもらって今週中にボンネットを取り外しておく事にして、
次回は何処まで出来るか判りませんけれども、
エンジンを降ろす準備をしていきたいと思います。
そうそう、全然違う話ですけど、家族が8月に貰い事故に遭って
アクアに買い替える事にしたのは前に書いたと思うんですけれども、
納車になったのはなんと今日でした(苦笑)。
こんなに時間が掛かるのでは、今や新車の買い替えって
相当前から計画しなきゃダメだってことですよね(汗)。
まぁ、私の場合は一生新車に縁が無いだろうと思われるので関係ないですけどね(笑)。