
今まであんまり考えた事が無かったのですが、
220のリアアクスルの設計的に面白い事に気付きました。
画像はリアアクスルの
フロントカバー取り付けの際にも登場した、
スイング軸であります。
この軸は赤矢印の箇所で廻り止めがはめ込まれて、
左アクスルチューブと一体に動くのですが、
上述の通りあまり構造の事を考えていなかったので、
今までその左アクスルチューブは
リアアクスルを吊っている箇所(画像右側のマウント)で
シャフトが空回りしてスイングしているのかと思っていました。
ところがよくよく考えてみると
シャフトに対して空回りする右アクスルチューブは
その接続部分をグリスで潤滑しているのに対して
左側ではそういう事が成されていないので
一寸変だな、と思い、構造をちゃんと考えてみる事にしました。
画像右側のマウントは先端に切り込みが入っており、
そこををフロントカバーの端でクランプするようになっているので
それにより一緒にスイング軸も固定されると思われ、
どうやらこのマウント軸もスイング軸と一体に動いているみたいなんですよね。
で、リアアクスルのセンターを吊る目的で上から降りてきているロッドが
このマウントの外側枠を捕まえているわけですが、
と言う事はこのマウントの内側の軸と外側枠の間にある、
ゴムのねじれで左アクスルチューブはスイングを許されていると言う事になるんですね~。
つまり右の足はグリス潤滑で自由に動き、左の足はゴムのねじれに抵抗を受けて動いている、、、
って事になるんですが、
本当にそれで良いの?って感じがしますよね。
まぁ、左アクスルチューブにはリアアクスルハウジングが付いているって事で
その左右の重量差を打ち消す意味とかがあるのかもしれませんが、
それにしても左右の足の挙動には違いが出そうな気がしますよねぇ。
スイング軸から左右のバックプレートまでの距離も違ったり、
バックプレートからトレーリングアームの取り付け位置までの距離も違ったりと
勿論、緻密な計算の下、バランスが取れるように設計されているんでしょうが、
私のような者には到底理解出来ない不思議な設計の足廻りであります…。
Posted at 2009/04/07 01:01:21 | |
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