
実は先日、以前からキンツレを欲しがって居られた方に
金色のキンツレ(私が一番最初に買ったもの)を譲ってしまったのですが、
その代わりに買った時計が今日届きました。
本当は代わりに40~50年代のキンツレを買おうと思って狙っていたのですが、
オークションの終了時刻を勘違いしていて
気付いた時には他の人に落札されてしまっていたんですよね。
その代わりに最近気になっていた時計で良さ気なモノが出たので
そちらを落札したというわけなんですよね。
その時計はGUBグラスヒュッテという旧東ドイツのメーカーの
1950年代半ば頃に生産されたと思われるものでありました。
何故この時計に興味が出たかと言いますと、
実はきっかけはMBにありました(笑)。
ミューレ・グラスヒュッテという時計メーカーが
近年MBの高級腕時計を作っている(た?)のですが、
単純にそのメーカー製の古い時計ってどんな物かな?という事で
オークションをちょこっと覗いてみたんですよね。
70年代以前の時計の項目の中にその名前に一致するものは無かったのですが、
代わりに『グラスヒュッテ・オリジナル』という名前がありました。
で、その時計に関してちょこっと調べてみると意外な事実にぶつかりました。
そもそもグラスヒュッテというのはザクセン州にある時計産業の町の名前だそうで、
第二次世界大戦後東ドイツ地区に属する事になった
グラスヒュッテにあった時計メーカーが1951年に統合されて出来たのが
国営企業GUBグラスヒュッテなのだそうです。
それに統合された時計メーカーには
何と時計を知らない私でも名前を知っている高級時計のランゲ&ゾーネも含まれていたとの事で
これは一寸凄いな、と思ってしまったわけです。
で、このGUBグラスヒュッテには通常生産のラインと特別仕上げを施す特別ラインの2つがあって、
後者には文字盤に`Q1`の文字が記されると言う事を知りました。
通常ラインと特別ラインと言われると弱いのが私でありました 
・・・220も一応特別ラインものですしね。
それで、これは是非その特別ライン物を入手したいなぁと思ってしまったわけであります。
年代的にも後の方になると結構合理化が進んでしまっている、、、との記述があり、
どうも1958年頃までのムーブメントが良いらしく、
一応その時期の物をという事であれこれ探していました。
で、入手したのが画像の物です。
金メッキは竜頭の廻りでハゲちゃってるし、風防も傷だらけだし、
文字盤もそんなに綺麗じゃないので一瞬ガッカリし掛けたのですが、
暫く眺めていると、そうした点も古い時計っぽく使い込まれた味があって
なかなか良いなぁと思えてきました。
キンツレを手放して一寸寂しい思いをしていたのですが、
良い物が手に入ってホント良かったです~♪
 
				  Posted at 2010/02/17 01:58:11 |  | 
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