昨日は220君の車検(には直接関係ないけど)整備を行いました。
まずはシフトリンケージブッシュの交換作業から。
ウッドトレイを外して、、、
カーペットを引っぺがして、
リア足元用のヒーターダクトを外して
シフトロッドのサービスホールカバー前側を外して、
シフトロッドとサポートロッド?×2の前側を外しておいて
シフトレバーの土台?部分をシフトレバー、ロッド類とまとめて外します。
リバースが入りにくい原因発見。
ミッション側のロッドとシフティングロッドのブッシュの内、右側のモノがスカスカだったので
それでひねり切れず入りにくくさせていたようです。
各々他の古いブッシュを外します。
あら?もしかしてシフト軸のブッシュを抑え込んでいるスナップリングが折れてる?
外してもう一寸判りやすく。
これもブッシュと同時に注文していたんですけど、
国内在庫なしで本国オーダーになっているんですよねぇ。
ま、いままでこれで抑えが効いていたのですから、
きっと大丈夫だろうと、『その時点では』判断しました。
シフトレバーの軸のブッシュも割れてしまっていました。
こちらも外して判りやすく。
そもそもが錆だらけなので油分をキッチリ取り去るのもイカンだろうという事で
プロペラシャフトからのグリスが付着しているロッド類は拭き掃除で済ませて
新品のブッシュと共に記念撮影。
そしてその後組み付け。
もっと早く終わる予定だったのですが、内装を汚さないように気を配ったり、
写真を撮ったりしながら作業したので、昼食を挟んで午後まで掛かってしまいました。
お次は点検調査をしました。
フューエルホースを交換するつもりなので、必要なホース径と長さを調べました。
現状は横浜ゴムの8mmと9mmを使っていて、感触的には両方とも1m位で行けるかしら?
と思いましたが、2mずつ調達して残った分はスペアにしようと思っています。
ホースの状態はというと、パイプと接している部分を見ると細かくヒビが入り始めていて
やっぱりボチボチ交換時期だったなぁ、、、という感じでありました。
問題点はないかチェックして行った所、タイロッド内側のブーツが左右とも小さな穴があいているのか、
ぽちっとグリスがでているようだったので、ブーツ交換する事に決めました。
後で調べたら運よく2つブーツを在庫しておりました(笑)。
後はクラッチレリーズレバーの所のブーツ切れを発見したので
こちらはまた注文しようかと思っています。
気になっていたエアクリーナーも点検してみたのですが、
それほど汚れは酷くないかなぁ、、、という感じだったので、
その場でエアブローだけして終了という事にしました。
あと、下回りではそこそこオイル漏れもありますが、直らないので(笑)、
車検前に一度拭き掃除だけしておこうかしらと思っております。
とりあえず、点検の結果はそんな感じでありました。
で、お次はエンジンマウント交換です。
先ずは楽そうな右前から開始しました。
マウントとブラケットを留めるボルトと、マウントをサブフレームに固定するボルトを外して
下からジャッキでエンジンを持ち上げてマウントを取りだしました。
マウントの下にはプレートが一枚入っていて、それを貫通して振れの量を制限する?ストッパーのボルトが入るようになっているのですが、
マウントが沈んでいるため、こんな具合に全然役に立たない状態で出てきました(苦笑)。
交換してからずいぶん経つので調整値は忘れてしまっていましたが、
調べた所、ダンパーゴムを入れた状態でクリアランスは1.5mmとの事でした。
そのように設定して取り付け~。
右のアッパーアーム軸を固定している、水平方向に付いているボルトに
前側の取り付けボルトが近いので、ちょっとだけやりにくかったのですが、
何とか取り付け出来ました。
そうそう、右側のマウントの交換時に驚愕の状態の物を発見してしまいました。
それはこちら。
こんな皮一枚の状態で良く持っていたものです。
しかしねぇ、これ、交換したのって2012年の10月の末なんですよねぇ。
こんな持ちが悪いものだったかしら???
こんな状態では恐ろしくて車庫まで戻れないので、作業の最後に
220君のトランク在庫(笑)のベルトに交換する事にしました。
さて問題は左側。
ごちゃごちゃと色んな物があるので、キット大変だろうなぁ、、、とは思っていましたが、
想像をはるかに超えて大変でした。
とりあえず取り外し、調整を終えて所定の場所付近に収める所までは普通に出来たのですが、
どう頑張ってみても最後の1本のボルトの取り付けが出来ない…。
あーでもない、こーでもないと色々試して、結局は右側のボルトを外した状態にして、
左側のボルトを先に取り付けて、それから場所に余裕のある右側のボルトを取り付けるようにしたら、
何とか取り付け出来ました。
因みに左側の新旧のマウントを比較するとこんな感じになっていました。
やれやれ、懸案の前が終わった、、、という事で今度はリア。
こちらはミッションに付くマウントブラケットごと取り外しての交換です。
で、マウントブラケットごとまた取り付けて、マウントを貫通して下にはみ出している専用ボルトを
クロスメンバーの穴に通してそのボルトのはみ出し量で
振れストッパーのクリアランスを調整するのですが、
こちらは10.5mmという事でしたので、これまた画像のように測定して固定しました。
あっ、これらの値はあくまでも220SEbクーペの値ですので、ご注意くださいませ。
で、こちらも新旧比較。
外した時にはこれって換えなくてもいいくらいじゃない?って思ったのですが、
新品と比べるとやはりこれだけ高さが変わっていました。
その調整前に一旦夕食を食べに家に戻ったのですが、
あと、残すはエンジンフードのレリーズケーブルの交換と予定外のファンベルトの交換です。
ところがまたこのレリーズケーブルが一苦労でありました。
一つ目は防火壁に取り付けるグロメット。
220君はオリジナルの状態ではブレーキランプスイッチは
マスターシリンダーに付いているわけですが、
それだと強く踏まないとブレーキランプが点灯しない事が判明し、
実家にいた頃にペダルの所にスイッチで点くように改造したので、
本来エンジンルーム側にある配線を室内に導く必要があり、
それをそのグロメットの所で通していたんですよね。
それに気付いて、ワイヤーインジェクターを使って交換しないで済まそうかな?って思ったのですが、
滑りが良くならなかったので、泣く泣く交換をする事に決めました。
ところが今回のレリーズケーブルは社外品の為、そのグロメットがメチャメチャ硬い…。
配線を予め通すのが難しいのはもとより、防火壁に取り付けるのも、
その周辺が狭いのも手伝って、とっても苦労しました。
結局は何とかグロメットを取りつけた後で
室内側から配線の端子(私が作った配線だけど端子はMB純正の硬いモノ)を
ドライバーを使って押し込んで何とか通す事が出来ました。
二つ目はそのケーブルを取りつけるレリーズレバーでした。
ワイヤーを通して室内側のぐりぐりをレバー本体に取り付けて
レバーをボディ側に固定すると何故かポロポロとワイヤーがそこから脱落してしまいます。
最終的にはレバーをボディ側に固定したまま、取り付けようとしたのですが、
今度は引っかかりさえしなくなってしまいました。
なんでだよ~、とレバーを外して裏側を見てみると、、、
見事に割れちゃっていました(苦笑)。
ぽろぽろ脱落していた頃から既にヒビでも入っていたのでしょうね。
重い状態のワイヤーでしつこく持たせてきたのが
ここに来てレバーの方の寿命を迎えさせてしまったようです。
仕方ないのでレバーは注文する事として、
暫くはプライヤーを持ち歩いてフードの解除をする事にしました(とほほ)。
さてお次はベルト交換。
ファンベルト交換ってパワステ付きの車両の場合、
パワステベルトを外さなきゃならないから面倒くさいんですよね。
で外してみたら更に驚愕の結果でした。
切れているのは1か所だけではなかったんです~(苦笑)。
こんな状態でどれだけの距離を走っていたのだろうと思うと、怖くなりました。
今後は運行前点検にベルトのチェックも入れようと思います。
この後片付けをして、それが終わったのが12時(苦笑)。
こないだブログに書いたようにガソリンが残り少ない状態だったので
給油してから車庫に行こう、って思い、GSに向かいました。
と、なにやらどこかで音がします。
どうやらシフト周りのよう。
どーしようかしら?と思いましたが、月曜にまた寒い中作業するのもいやだったので
会社に引き返してシフトレバー周りの調整をし直してみる事にしました。
調整作業中、一度スナップリングが外そうとしていないのに外れてしまいました。
で、全て元通りに戻してさて、車庫へ、、、と走り出した時には音がしなかったのですが、
何かが飛んだ金属的な音がした後で、また音が再発…。
シフトレバーが上下方向にぐらぐらだし、スナップリングが飛んだようです(苦笑)。
やっぱり折れていたスナップリングが今まではなんとかバランスを保って機能していたけれども、
一旦外して以降は役目を果たさなくなったために音が出ていたという事のようです。
シフトレバーを下方向に押してやると音が消える事からしてもそのように思われました。
本国オーダー中のスナップリングが到着するまでは220君はお休みですね(苦笑)。
新年会に間に合うと好いのですが…。
そんなこんなでこの日家にたどり着いたのは3時半。
もういやだー、という感じの一日でありました(苦笑)。