日曜日は220君の足回りを弄って参りました~。
先ずはフロントの車高の測定から。
フロントはロアアームの内側の軸と外側の軸の高低差が車高の基準になっているようです。
現代MBでもロアアームの角度で車高を表す事になっているので
表現方法が違うだけですよね。
先日も書きましたが、リアはキャンバーで車高を表しますから、
スイングアクスルである事を考えればこれも同じ意味だと思います。
で、どう測ろうかと考えましたが、標準車高には±10mmの幅があり、
私的にはその範囲の中にあれば良いや、、、という考えですから、
そんなに厳密でなくても良いので両者の中心の地面からの高さを差し金で測って、
その差を求める事にしました。
220SEbクーペの場合の標準車高は53mm±10mmらしいのですが、
私のは左62mm、右64mmって感じでした。
※画像は様々な作業後、ブログ用に撮影したもので、ジャッキアップの影響か、少し車高が上がっています。
目見当なので1~2mmの誤差はあると思いますから、
大まかに言って標準車高の上限辺りという感じのようです。
それが終わってからステアリングギヤボックスの遊びの調整をしました。
先ずは画像の袋ナットを外して、、、
その下のナットも外します。
んでもって、こないだ買った、ショックのシャフトを抑えるツールを使用して
土台に対してシャフトを回して調整します。
2つ上の画像で外したナットが17mmではなくて16mmだったら、
ツールにセットされていた道具が使えて大変便利だったんですけどねぇ。
で、肝心な調整ですが、土台に対してシャフトを反時計回りに回すと遊びが少なくなり、
逆に回すと遊びが大きくなります。
前回の調整を忘れていて、とりあえず反時計回りに回せる所まで回して試走したのですが、
ステアリングが重くて違和感バリバリ(笑)。
元の位置とその位置の中間辺りで締め付けると好い感じでしたので
それでokということにしました。
、、、と簡単に書きましたけど、調整出来るまでが大変だったんですよね。
私も含めて過去にこれを弄った人が皆、
まともなシャフトの固定ツールを使ってきていなかったせいで
ツールが嵌る部分が変形してしまっていたので、
それを修正するのに結構時間が掛かってしまったんですよね。
オマケに一番大きな穴の開いたツールを使っていたら、
シャフトのその部分が舐め掛けちゃうし、大変でした。
次回の調整、無事に行えるのかしら?って感じです(苦笑)。
昼食を挟んでこの作業を行った後は、先日買うだけ買って交換していなかった、
フロントアクスルを前に引っ張っているリーフスプリングのブッシュの交換をしました。
そしてお次はフロント右アッパーアーム内側軸の位置調整です。
ロアアームをジャッキアップした状態でアッパーアームの内外軸を外して、、、
この足回りの軸は全てねじ山の上を摺動していますので、
それをクルリと回し、、、ん?回らない(汗)。
ひょっとしてグリスのせい?と思って左右の蓋上にあるニップルを外すとご名答(笑)。
軸がクルリと回るようになりました。
で、今までの状態ではアッパーアームの前後の腕のサブフレームの距離間が
後ろの方が狭くて前の方が広かったのですが、
それを逆にすればキャスター角が寝る方に向かう筈、、、という事で、
2回転回して前側が狭くなるセッティングを試みました。
がっ、その位置だとナックルピンとアッパーアームが結合出来ずNG。
結局前後の間隔が丁度良い1回転の位置で妥協する事にしました。
それで足回りを走れる状態にして試運転&夕食タイム。
本当は今月はもう給油しない予定だったので、
久々に貧乏ランプ点灯です(大笑)。
実は昼間から毎回走り出した後に点灯する、、、って感じだったのですが、
このタイミングまで引っ張ったのは、くcurb conditionのリアの車高が知りたかったので、
アライメント測定直前に給油したかったんですよね。
因みにcurb conditionとは人が乗車していない状態で、
オイル類、冷却水が満たされ、且つ燃料満タンで、スペアタイヤ、工具類の載った、
すぐに走りだせる状態の事らしいです。
いつも赤ランプ点灯時には給油量60L越えが見られるか期待しているんですけど、
今回も59L台で御座いました(苦笑)。
で、アライメント測定。
今回素晴らしいのがキャスター角の変化ですね。
実は前回の調整までは左右差が丁度1度あったんですけど、
今回はアッパーアーム内側の位置を変えたのが効いたのか、
30分差まで詰める事が出来ました♪
と言っても共にパワステ車用の基準値はおろか、
重ステ車用の基準値も外れちゃってるんですけどね(苦笑)。
ともあれ、左右差が目を瞑っても良い位少なくなった事で一寸やる気になったので、
今迄ネガティブの状態になっていたのを放置していたフロントキャンバーも
調整する気になりました(笑)。
ところが、以前ポジティブがキツくて規定値に持って行けず、
シム調整でわざわざマイナス方向に振っていた筈の左のキャンバーが
思うようにポジティブに振る事が出来なくなっていて、
結局そちら側に合わせる形で左右共0度12分のポジティブにしました。
その内、左に入っているシムを抜いて、
0度30分のポジティブで合わせたいと思っています。
続いてフロントトー。
車検対策で0度にしていたのですが、トータルトーが0度20分±10分なので
丁度中央辺りで調整しました。
で、肝心なリアの車高(キャンバー)なんですが、
左0度12分のネガティブ、右0度12分のポジティブという事になっていました。
220君の状況によってはリアの車高を高くしたい、なんて言っていましたが、
それは出来ませんでした。
リアサスペンションの場合、下側のスプリングのお皿に3組の穴が空いていて、
その穴位置を変える事で若干車高が変えられるので
それが一番低い所にあれば変えられるな、、、と思っていたんですけど、
残念ながら一番高い位置で固定されていました(苦笑)。
curb conditionでは1度±30分という事になっているので、
本当は両方とも0度30分位のポジティブを狙えば良いのですが、
上述した通り前の車高が標準車高の上限くらいなので、
あまりポジティブなのも格好良くないので姿勢次第という所もあるものの、
出来る限り1度30分に近づけたいところなんですよね。
今入っているスプリングシートはちゃんと確認しませんでしたけど(笑)、
一番薄いもののようで、1段階厚くなる毎に30分ポジティブになるので
一番厚いものにすれば、1度プラスですから、
低い左側で48分のポジティブには出来る計算です。
右には真ん中のスプリングシートを付けて45分になるわけですが、
それの国内在庫がゼロだったので
とりあえず一番厚い奴を付けて
上述のスプリングのお皿では1段階で20分変化するようですので、
それで2段階落としして55分のポジティブにしようかなぁ、、、と思いました。
がっ、なんと、一番厚いスプリングシートも国内在庫1個(苦笑)。
仕方ないのでとりあえずは低い左側に一番厚い奴を入れて、
お皿で2段階下げて8分にするしかないか…、と思っています。
左の車高が低い理由は勿論私一人で乗る機会が多いという事もあるかと思いますが、
リアアクスルブーツ交換以後(先日のブログにはリアアクスルOH後と書きましたが記憶違いでした)に
満タン時の高速走行でふらつきを感じるようになった気がする事からすると、
スイングアクスル軸のブッシュ位置にマーキングをして
以前と同じに組み付けた積りではいたものの、
実際には多少ズレていたのかも知れないなぁ、、、と思っています。
ただ、元々は左右共30分位のポジティブではあったような記憶だったのが、
右も15分になっている事からすると、何れにしてもスプリングのへたりがあるって事なんでしょうね。