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ぽおる・ぶらっくのブログ一覧

2020年10月10日 イイね!

元に戻った(汗)!?

今日はお仕事がかなり早めに終わったので、
やっぱりな、、、と思われるかもですが(笑)、
以前、Pさんから頂いたブレーキブースターをちょろっと分解してみました。

そのブレーキブースターはコチラ。



実は私もPさんから頂いた時に入れてあった袋から初めて出したので、
状態を見ていなかったのですが、思ったよりは綺麗な外観をしていました。

これ、何時頃の奴かなァと思いつつ、
打刻のある位置を見てみると、



この2001.4というのは製造年月なんですかねぇ。

因みに、レッカー移動の元となったブースターは1998年に買ったものなんですが、



現在の新品と比べても内容があっさりしていますね(笑)。

で、バラしてみるとは言っても正式のやり方を知らないので、
とりあえずボルト6本で留まっている裏蓋から外しました。

因みに一番上のネジだけおってロックするワッシャーが入っていて、
蓋に向かって右隣は接続プレートをお椀(バキュームシリンダー)に固定する為の
安全ワイヤー?の抜け止め金具が共締めされていました。



私が不調ブースター内で抜けているのでは?と言っていたホースが
これに写っているホースで
その蓋側の一端はフィルターでバルブハウジング側の一端が
メーカー呼称ではありませんけれども、私が外気弁室と言っていた所です。

んで、ここから先はどうやってバラすんだ?と暫し考えて、
バキュームピストンを抜くには
そのストッパーになっている接続プレートを抜かなきゃならんよな、、、と思ったので、
それを留めている安全ワイヤーとやらを抜く事にしました。

最初抜き方がイマイチ判らなかったのですが、
取っ手になっている部分をチョイと持ち上げて円周上に引っ張り出すんだなと思い至って、
その通りにしてみました。

がっ、嫌に簡単に引き出せるなァと思ったら、、、



途中で切れていやがりました(苦笑)。
最初からカタカタ動いていたので、恐らく私より前に誰かが折っていたものと思われます(笑)。

仕方が無いので反対側に見えているワイヤ―を一寸起こして
引っ張り出そうとしましたが、全然動かず。

バキュームピストンを押し返すスプリングの力が掛かっているからかな?と思い、
補助マスターシリンダーを上にして、軽くプレスに掛けて引き抜こうとしましたが、
それもダメ。

恐らく中で錆びついてしまっているのでしょうね。
故に556をワイヤー穴や周辺に撒いておきましたが、
すぐに緩くなる筈も無かろうと思うので、
今日、バキュームピストンを抜くのはお預けという事にしました。

まぁ、見てみたかった部分はここを外さずとも見られますからね。

というわけで、今度は外気弁室の蓋をオープンしてみました。



堅く締まっているかと思いきや、驚くほど軽かったです。

で、飛び出しているのが外気弁を押し込んでいるスプリングです。
ブレーキを操作していない時にはこのスプリングの力で外気弁を閉じ、
ブースターのお椀内に外気が流入しないようになっています。

という感じになっているので
外気弁のシールリングはこの見えない方に付いている感じになります。

続いてはバルブハウジングの取り外し。

ピストンヘッドとバルブハウジングはボルトナット締めになっているので、
空回りしないかな?と思いつつ、袋ナットを緩めてみましたが、何とか緩みました。
これも締め付けがメッチャ緩かったです。



で、バルブハウジングの外気弁側のクローズアップ。



あえて弁を傾けて撮影していますが、これには軸受けのようなものは無くて
スプリングの力でセンタリングしているような形です。



同、制御弁側



これも同様に傾けて撮影しています。
外気弁全開時に制御弁で穴を塞がないようにする為の
3箇所の突起の内の一つが見えていますね。

外気弁から流入した大気はこの弁の外側にある3つの穴から
裏蓋側の部屋に流れ込むようになっています。
(外気弁が閉じていて制御弁が開いている時は
同様にこの穴から裏蓋側にも負圧が掛かるようになっています)

んで、外気弁とは違って制御弁のシールはコチラ側に見えています。

マスターシリンダーからの油圧でコントロールピストンが動いて
ダイヤフラムが押されてくると、その中央の穴の端がこのシールに当たるようになっており、
それによって前後の部屋を仕切るようになっていて、
さらにダイヤフラムが押されてくると今度は外気弁が開いて
補助マスターシリンダー側の部屋が負圧、裏蓋側の部屋が大気圧になるので、
バキュームピストンが補助マスターシリンダー側に移動するという感じの様で御座います。

んで、ブレーキペダルが開放されていくと、先ずは外気弁が閉まり、
続いて制御弁が開いてこの際に裏蓋側の部屋の大気圧が吸い出されて再び負圧に戻るので、
バキュームピストンがプレッシャースプリングに押し戻されて
元の状態に戻るという訳ですね。

因みに制御弁の周りにはこんな感じにスプリングが設置されて、、、



これがブレーキを踏んでいない時にダイヤフラムを、、、
という事はコントロールピストンを押し戻すようになっています。

因みにダイヤフラム側のクローズアップ。



この中央の穴のエッジの部分がシールに当たって気密を保つようになっています。
(先ほどのシールを見て頂くと、ここが当たっている跡が付いています。)

最後にこの状態での引きの画像。



上の内側にピストンシールのエキスパンダースプリングが見えていますね。

と、接続プレートが外せないので、バラす事が出来るのはここまで。
でも、今回の件で見たかった部分は全て見る事が出来ました。

で、やっぱり図解を見るよりも実物を見た方が想像力が働くもので、
ふとひとつ思い立ったことが。

もし、制御弁が正常に働いているのなら、
ブレーキを強く踏み込んだ時には前後の部屋が仕切られるので、
外気弁が開いていたり、ホースが外れていたりしても、
エンジンへのエアの供給は止まる筈だから、
高くなっているアイドリングが正常に戻るのでは?と思ったのですよね。

なので、一旦自宅に戻ってお昼を食べてから、その実験をしてみる事にしました。

会社に戻って来ると、エンジン始動。
とりあえずアクセルを踏んで、少し温まった所でアクセルを離すと、
やはり高くならなかったファーストアイドルが高くなっています。

まぁ、これ以上温めるまでもなく、この時点でも試せるか、、、と思って、
そのまま強くブレーキペダルを踏み込んでみました。

するとやはりアイドリング低下。
制御弁は正しく働いているようです。

がっ、問題はそこから。
ブレーキペダルから足を放してみると、あらら?アイドリングが上がらない。

一寸止まりそうな挙動もあったので、被りかけたかな?と思って、
そのまま再びアクセルを高めに保持して水温を80度以上まで持って行きました。

で、イイかな?と思った所でアクセルを離すと、、、
あれれ?やっぱりアイドリングが上がっていない(汗)。

まさか!?と思って、エンジンを掛けたまま、サイドブレーキを解除して、
車両を手押しで前後に動かすと普通に動きます。

ありゃりゃ、何と、元に戻ってしまいました。
※再発する可能性が高いので治ったという表現は使いません。

この事でいくつかハッキリしました。

まず、どういう理由かはともかくとして、とにかく元の状態に戻ったという事は
最近疑っていた、ホース外れの線はなくなりました。

故にエア吸いの原因は外気弁と考えてほぼ間違いないという事になります。

それからコントロールピストンが戻っていない事も、若干疑ってはいたのですが、
それが戻らないという事は制御弁が閉じっ放しという状態になっている筈で、
エンジンがエアを吸いっ放しになるという事態にはならないので
それもなさそうという事になりますよね。

って事からすると、ズッコケる事は無かろうと言っていた、
この一体になっている外気弁&制御弁がどういう状態になっているかは判りませんが、
とにかくズッコケるような形になっていて、
少なくとも外気弁側の座りが悪いか何かの要因でそこでエア吸いをしているのでしょうね。

んで、今回はたまたまブレーキを強く踏み込んだ事がきっかけで
上手い事、座りが良くなったので元に戻ったという感じではなかろうかと思います。

残念ながら、明日は一寸出掛けてしまうので、テスト出来ませんが、
月曜日以降にもう一度、本当に元に戻っているかを確認した上で、
再発するのかを確認すべく、試走してみようと思っております。

トラブった時にも何度か強く踏み込んでみており、その時は元に戻らなかったので、
Wさんにお聞きした話とは一寸違う故障だったのかなァと思いましたが、
こうなってみると、やっぱり同様の故障だったっぽいですね。

はてさて、どういう結末になります事やら。
Posted at 2020/10/10 23:01:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年10月10日 イイね!

判った事幾つか。

昨日も担当者の方から電話があったのですが、
とりあえず、本国では2年保証のブースターであっても、
日本国内では通常の1年保証の規定が優先されるとの事でした。

MBとMBJとの間の部品のやり取りの仕組みが私には判っていないので
何とも言えない部分はありますけど、
別にクレーム部品の責任をMBJが負う訳じゃないでしょうし、
それは一寸おかしいんじゃないの?という気がするのですがねぇ。


話変わって、ブレーキブースターのお値段のお話。
以前にも調べたのですが、本国のブースターのお値段っていくらだったっけ?
と思って一寸調べてみたのですが、
向こうの税込み2146ユーロ(ってことは本体1850ユーロってことか)になっていて、
あれ?何だか高くなってない???と思って、以前のブログを見直して見ましたらば、
8月18日のブログに税別1350ユーロって書いてあるのですよね。

当時の調べ間違いではないと思うのですが、この500ユーロもの値上げって一体…?


意味のない調査癖のあるワタクシはT50/24/1とT50/26の違いを調べておったのですが、
先だって書いた通り、T50/24/1の方は
補助マスターシリンダーの先端にボトムバルブが付くので
それに合わせてシリンダーが違うのですが、その中身は一緒らしく、
またバキュームシリンダー(お椀)径が違う(T50/26の方が大きい)ので
それに合わせてバキュームピストン径は違うのですが、
それ以外の部分はどうやら共通のようです。

バキュームシリンダー径の違いからしても
やっぱりT50/24/1はパーツリストに書かれていた通り、
少なくともMB用としては(ってか、他メーカーが使っているかどうかは判らないけど)
四輪ドラムブレーキ車両用と考えて良さそうに思うのですよね。

それとマスターシリンダーの方で使われている
小さな穴付きのボトムバルブですが、これはマニュアルで
T50/24/1とT50/26に使用されていると書いてあったものの
四輪ドラムの場合は残圧を残さなくてはならない筈なのに何故?
と疑問に思っていた所だったわけですが、
パーツリスト上でもそれが正しい事が判りました。

どうもこの辺りを理解するのに私の頭が追いついていないのですが(苦笑)、
この事からすると例えそのバルブに小穴が空けられていても
ブレーキペダルを踏んでいない状態で
不具合でブースターのバキュームピストンが作動してしまっている場合に
ブレーキが軽く掛かってしまうという現象は理屈上で説明出来る事なのかもなァ、、、
という気がしています。


とまぁ、無駄な事ばかりやっておりますが、
先の見えない問題にぶつかってしまっているので、
こうでもしないと気が紛れないのですよねぇ。

もう、一日中、ため息ばかりついております(苦笑)。
Posted at 2020/10/10 08:02:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年10月08日 イイね!

ブレーキブースター続報

今日、ヤナセの部品の担当者の方が会社に来られて、色々お話をさせて頂きました。

納得がいかない点は多々ありますけれども、
ヤナセさんサイドで出来る限りの事はして頂けるようなので、
いい形に話がまとまるとイイナァと思っております。

んで、判った事を幾つか。

『ドイツでの』故障の報告がないか調べて欲しいという話をしていたのですけれども、
何故か国内の話になっていて、この1年間でこのブースターを発注したのは
私しかいなかったとの事で、他の故障事例はありませんという、報告を貰いました。

まぁ、国内にこのブースターを使っている車両は
それほどいないだろうという事は良く判っているし、
そんな事聞いてないんだけどなァという感じです。

ドイツ本国の在庫は現在100個以上はある模様です。
私としては500個と言う生産数がどうも少な過ぎるのでは?という気がしていて
ひょっとしたら1ロット500個と言う意味では?と思ったのですが、
1年チョイ経過で100個程度しか残っていないとなると、やっぱり500個だったのですかねぇ。

尤もまだ生産過程と言う可能性もあるとは思うので、何とも言えない所です。
33とか105とかいうシリアル番号が出てくる所からすると、
想像以上に売れていないという可能性も無きにしも非ずかと(苦笑)。

1度目に来た新品と2度目に来た新品ではロットが違うようだと書きましたが、
これは故障の報告を受けて、MB側が故意にそうしたのではないという事がハッキリしました。

というのは、クレームの場合にどうやら最初からクレームとして部品が発注されるのではなく、
通常と同じ形態で同じ部品が発注されて、
その後で最初の方の部品のクレームの報告がなされるとの事だったんですよね。

つまり1度目よりも2度目の物の方が古かったのは偶然で、
MBではそう言う所の管理はあまりちゃんとされていないという事のようですね(苦笑)。

それから保証の問題。

とりあえず基本の保証期間は1年間という事なので
1年間は何度でも故障の度に交換はしてもらえるようなのですが、
ブースターを最初に購入した日から丸1年経っても解決出来ない場合は
それでお終いになる模様です(苦笑)。

私は根本的な問題があると思っているので、
何度交換しても一緒だろうと思っていますが、
30万円も10年持てば年間3万円計算ですけど、
故障する度に交換しながら1年しか持たなければそれが30万円という事ですから、
こんなの話になりませんよね(苦笑)。

しかも気持ちよく走り回れる環境ならば良いですけど、
何時故障するだろうと不安を抱えながらという状態なわけですから
本当に冗談ではありません。

例えば今回3つ目を要求して、
メーカーがこれは変だぞと調査をしてくれるというのならば良いのですが、
何処のポイントでそうなるのかは全く判らないとのこと。

恐ろしい事に、ヤナセorMBJサイドから
そうした連続したトラブルの報告を上げる体制も整っていないらしく、
根本的に問題があるとして、ここで解決に向かう道筋の緒がないとなると、
解決する頃には保証期間が終わっているのではないかと言う心配があります…(汗)。

なので、この辺りに関しては、可能かどうかは判りませんけれども、
ヤナセさんにそれが出来る体制がないというのであれば、
購入者の立場から個人的に動いてみる事も視野に入れておこうと思っております。

最初に『基本の』保証期間が1年だと書いたのには一寸理由がありまして、
この件で調べものをしていて偶然見つけた今年の6月の(ドイツの)MBの公式ブログに
丁度このT50/24/1とT50/26の事が書いてあり、
それによるとそれらの保証期間は2年だと書いてありました。

それをその担当者の方に伝えると、日本では基本が1年なので、
それが適用されるかどうかは判りませんとの回答でした。
(無論、調べて頂けるようにお願いしておきました)

しかし、そのブログを読むと、一寸悲しくなりますねぇ(苦笑)。

ブースターは最も複雑な安全部品の一つで、徐々に磨耗が進んでいくけれども
多くのドライバーが制動距離が長くなる事に慣れて不調に気付かない物で、
クラシックセンターでは1950~60年代のクラシックカーの8割で
交換が必要な磨耗が生じていると想定している、、、とした上で、
簡易なオーバーホールでは恒久的な機能性や安全性を保障する事は出来ないので
ブースターユニット一式を新設計で復刻し、最高の品質と安全性を保障している、、、
というような事を書いているのですよねぇ。

最高の品質を謳っておきながら30キロで故障して、
色々と悩まされたのではたまったものではないですよね(涙)。

私は恒久的と言う程でなくてもいいから、
以前のいわゆる簡易な?オーバーホールと同様の10年も持ってくれれば
文句は言わないのですがねぇ。

で、話が一寸飛びますが、私的には大気弁が怪しいと睨んでいたものの、
ここにきて俄かに外気導入口のフィルターと大気弁室を繋ぐホースも
かなり怪しいのでは?と思うようになってきました。

というのはパーツリストを見る限りでは
そのホースにホースバンドの類いを使用していないらしいんですよね。

正圧が掛からないからピッタリ合っているホースであるならばその必要もないかとは思うのですが、
メーカーブログの文章の『一式を新設計』というのがどうも引っ掛かるのですよねぇ。

別に当時の設計のままで機能的には何ら問題は無いのですから、
そのまま作るのが実績があるだけ一番確実なのは当然な話で、
このホースなどは動かない物であるのなら全く問題は無いのでしょうが、
動くピストン上にある大気弁室と蓋上のフィルターを繋ぐものですから動かない筈はなく、
仮にこの辺りを新設計していたとして、24と26で合わせて1000位しか造らない物に、
果たしてどの程度のテストをしている余裕があるだろうかと思うと、
こういう部分で支障が起こってもおかしくはないと思うのですよね。

一式を新設計、、、と言えば聞こえはイイのですけど、
実際には自分達に都合の良い(例えばコストなど)目的の新設計なのでは?
という気がしないでもないです(苦笑)。

で、実はこのブログにT50/24/1の部品の写真が出ていて、
そのホースも写っていました。



これは写真の一部を切り取ったものですが、
部品は全部展示されていたものと思われる中、やはりバンドの姿はありませんでした。

で、カットモデルの画像もあるのですが、



このサイズだと画像が小さ過ぎてハッキリとは見えませんけど、
赤丸の部分に大気弁室に繋がるホースが見えていて、
やはりバンドが掛かっていないのが確認出来るのですよねぇ。

コチラ側はホースがL字に折れていて、側壁もあるので、
そうそう簡単に抜ける事は無さそうですけど、
ホースはここから下へ向けて反時計回りにぐるっと回って
白い円形のモノがプツプツみえる円筒形の部分(これがフィルターです)の側面に入っている筈で、
そちら側には抜けるのに邪魔になるものもないし、
バンドが付いていないとするならば、
バキュームピストンの前後動でホースは差し込みに対して回ると思うので、
それによって徐々に抜けて行く事は起こり得るような気がするのですよねぇ。

何の前触れもなくいきなり逝くという症状から考えても
十分にありそうな事かなァと思ったりしています。

本当に、こうして色々と考えているとバラしたい衝動に駆られてしまいます(苦笑)。

今日、一寸車庫に用事があったので、そのついでに
以前、Pさんに貰った同型のブレーキブースターを持って帰って来ましたので、
その衝動を抑える為にも(笑)、その内、それをバラしてみようと思っております。
Posted at 2020/10/09 00:57:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年10月07日 イイね!

勘違いじゃなかった?

昨晩から今朝にかけての(笑)ブログで、
T50/24/1はディスクブレーキ対応のブレーキブースターだと書いたのですが、
MB初のディスクブレーキ採用車だった220SEbクーペは
最初からT50/26だった筈なのでおかしいなァと思って、調べてみたのですが、
1962年の4月にフロントがディスクになった220SEbセダンをチェックした所、
やはりその同じタイミングからブースターがT50/26になっているのですよね。

おかしいなァ、、、マニュアルにはT50/24/1と
第二バージョンのマスターシリンダーとの組み合わせが
ディスクブレーキ付きの車両に使用されるような事が書いてあるのですけどねぇ…。

しかも、T50/24/1では補助マスターシリンダーの先端に付けられたバルブで
残圧を残す仕組みになっているような事を書いてあるのですけど、
ディスクブレーキ用に作られた物ならば、それはそもそも必要ない筈な物で
リアのみドラムならそのラインのみに予圧バルブを設置すればイイ事ですからねぇ(謎)。

ひょっとするとこの部分で、T50/24/1と言っているのが、
実はT50/26の事じゃないかって気がするんですけどねぇ。

そうすると全てがピッタリ納得が行くんだけどなァ。
Posted at 2020/10/07 23:18:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2020年10月06日 イイね!

う~ん、参りましたなァ…。

昨日、ヤナセの担当者の方に2個目のブースター故障の事を伝えましたが、
それでブースターをまた交換してもらおうと思えば出来ない事は無いのですが、
本当に単純にブースター故障で済ませてしまって良い物かと頭を悩ませております(苦笑)。

ブースター自体が壊れてしまっているのは間違いない所だろうと思うのですが、
私的には図解で構造を見る限り、ほぼその可能性はないだろうと思ってはいるものの、
外的要因の結果としてブースターが壊れているという事は無いのかな?という所を
考えずにはいられないのですよね。

製造から1年以上経っている物でしかもロット違いと思われる物を2つ試していて
同じ故障をするというのなら、何らかの部品に根本的な欠陥がある事が疑われるので
その全てに故障が発生してもいい筈だろうと思われるところであって、
そうした場合に当然他でも同様な故障報告は上がっている筈で
とするならば、当然、とっくに暫定的な販売中止措置が行われて、
その問題点の解消が行われても好い筈だと思うのですよね。

私としては(くどいようですが、ほぼありえないとは思っているものの)
外的要因として、唯一可能性があるかもしれないと思うのが、
これまた純正で新品交換しているマスターシリンダーなのですが、
これから送り出されるブレーキオイル量過多、もしくは油圧の掛かりすぎかなにかで
外気弁、ないしはそれをコントロールピストンにダメージを及ぼす事がないとは
実際の物を見ていないし、そうでなくとも私レベルの者には判断の出来かねる所なんですよね。

それもお互いが元々の設計通りに作られているのであれば、
今までのモノが正常に動いていた事から考えれば問題がない筈なのですが、
その部分に対してハッキリ言って信用出来ない所が困った所なんですよね。

ブレーキブースターの方に関してはその補助マスターシリンダーの違いは
外見上、
T50/24はブリーザープラグが付いていない、
T50/24/1は先端の吐出口にバルブが付いている、
T50/26にはそのバルブがない、
という部分で区別が付くので
少なくとも間違った部品の組み合わせがされている事はないと判るのですが、
マスターシリンダーの方はどう判断すべきなんだろうか?と思いました。

で、思い立ったのがテクニカルデータブックで、
それを見たら何か判るかも?と思ったので一寸調べてみました。

その3種のブースターに対応してマスターシリンダーも3種類存在する事は
パーツリストで判っていたのですが、
先ずはそれらはそれぞれ、違うシリンダー径を持っている事が判りました。

その中で一番径が大きいのは220君用のT50/26用のそれで
同一ペダルストロークでのオイルの送り出し量が大きいのはコレなので
仮にマスターシリンダーが箱と中身が違って他の車両用のそれが入っていたとしても、
少なくとも送り出されるブレーキオイル量過多が発生する事は無かろうと思われました。

で、次に判ったのはどのブースター用のマスターシリンダーかを
外見上で判断する方法でした。

その結果として、少なくとも外見上は(苦笑)、
T50/26用のマスターシリンダーが付いている事が判りました。

この、、、



赤丸の部分に25と言う文字が見えるかと思いますが、
これがT50/26用で、
T50/24用は27、T50/24/1用は28となっているそうです。

余談ですが、ブレーキ系リフレッシュ前まで使用していたマスターシリンダーは
Ate製ではあるものの、MB純正では無かったようでこの文字がありませんでした(汗)。



同一メーカ製のモノで純正とそうでない物でこんな差を付けているのですね(汗)。

それはともかくとして、
これでほぼマスターシリンダーには問題がないと考えて良さそうには思うのですが、
どうして私がマスターシリンダーに対して信用が置けないと思うのかと言う所なんですけれども、
それは故障が生じた時にブレーキペダルを踏んでいないにも拘らず、
軽くブレーキが掛かった状態になっている事なんですよね。

ワタクシ、今まで勘違いしていた事があって、
T50/24/1が四輪ドラムブレーキ用だと思っていたのですが、
どうやらこれもT50/26同様、ディスクブレーキ対応のモノだったようです。

で、ドラムブレーキのシステムの場合はラインに残圧を残さねばならないという事があり、
マスターシリンダーのボトムバルブと言う奴でその残圧を残すようになっているのですが、
ディスクブレーキのシステムでは逆に残圧を残してはいけないので
T50/24/1とT50/26では、そのボトムバルブ自体はあるものの、
バルブ上に小さな穴をあけて残圧を逃がすようにしているので、
ブレーキペダルを踏んでいない状況では幾らブースターが働いてしまっていても
ブレーキが効かないようになっている筈だと思うのですよね。

私の理解力不足から来ているのかもしれませんが、この部分が理解出来ないがために、
これに何らかの問題があるのでは?と思ってしまうのですよね。

ただ、先だっても試した通り、エンジンを切りさえすればブレーキは完全に解除されるわけなので、
ちゃんと残圧を残さないようにはなっているように思われますし、
仮にあるべき穴が無くて残圧が残る状態であったとしても、とても低いものとなる筈なので
それが元で外気弁、ないしコントロールピストンが逝かれる事は考えにくいのですけどね。

とは言っても、私レベルの者には理解の出来ない何かが起こっていないとは言い切れないので
担当者の方に処置について相談をし、
ブースターを幾つも交換して、結局他に原因があった場合の責任も取れませんので
出来れば、ドイツのMB側の判断を仰いで欲しい旨を伝えたのですが、
それが出来るかは一寸微妙な所らしく、
とりあえずヤナセさん内部の方でも相談をして頂く事にした上で、
先ずはブレーキブースター自体の不具合報告が他に上がっていないかだけでも
問い合わせてもらえるようにお願いしておきました。

上にも述べた通り、
外的要因でブレーキブースターが壊れた可能性はほぼないとは思っているので、
ブレーキブースターをバラしても良ければ、それを立証出来るだろうと思われる所を、
それをやってしまうと、交換不可になってしまうのが何とも歯痒いところであります。

ホント、こういう内部が見えない部品はキッチリしっかり作ってもらわないと
困るよな~って思います(苦笑)。
Posted at 2020/10/07 08:04:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「E9レジストリージャパンミーティングの見学中。因みに220君、絶不調。無事帰れるか?」
何シテル?   05/18 10:31
1962年式の220SEbクーペに乗っています。 物心ついた頃からMBファンである私が (何度も買い替え出来るご身分ではないので) 最初で最後のMBに...
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