今日は朝からヘッドへのバルブ組み込み作業をしました。
先ずは楽勝~の筈なINバルブから。
ガスケットキットの中からバルブシールを回収するところから始めたのですが、
INバルブのバルブシールの様子が何やらオカシイ。
私の記憶の中だと、ふつうに柔らかいシールリングって感じの物だった筈なんですけど、
このセットに入っていたのはカッチカチ。
どの位硬いかというと、板の上に落とした時に弾性体とは思えない
カチンという音がする位の硬さなのですよね。
まぁ、でもとりあえず取り付けてみます。
やっぱし結構硬いねぇ、、、とは思いましたが、
とりあえずバルブステムには取り付けられました。
昨日のバルブガイドの上にセットする、、、というのはこういう感じですね。
で、この上に抑えを覆いかぶせる形になるのですが、これがまた結構硬い。
これ、マジ?って位硬かったんですけど、
一応、何とか収まり、大体の停止位置でその抑えを動かないようにしておいて、
バルブを動かしてみると、う~ん、動くけどこれでイイの?って感じの重さ。
これ、どうしようかなァと思って暫し考えていたのですが、
とにかく私の記憶とは乖離が激しい状態なので、これはこのままいくのはちと怖いなぁと判断。
純正のIN側のバルブシールを6個取り寄せて、後日組み直そうという事にしました。
しかし、一度洗ったバルブを単体でもう一度保管するのも面倒なので、
一通り組んでしまう事にしました。
ってなわけで、抑えに内側のスプリングを載せた様子。
一ヵ所完了。
しかし、6カ所が6カ所とも硬かったです(汗)。
EXのバルブシールは柔らかさも適当で問題なさそうな感じ。
ただ、INのバルブシールの事を考えると、なんだかこちらも信じられなくなってくるので、
もしかするとEX側も純正を取り寄せて再度交換するかもしれません。
このシールの取り付けの絡んだEXバルブの組付けには、ほんの一寸ばかり工夫が必要でして、
修理屋さんでしくじって、完成後に白煙をモクモクさせちゃうことも多々あるようなのですが、
私自身もどうしたら上手くいくだろうと考えて、
誰にも聞かずに最終的に正解と思しき所に辿り着いているので
やり方に関しては企業秘密という事にしておきましょう(笑)。
しかしこれ、曲者なのはこのEXバルブのシールの取り付けが成功したかを
確認する術がないという事なんですよねぇ。
で、EX側はIN側のように引っかかる事もなく2番目のバルブの取り付けまで完了したのですが、
3番目の作業をしようとしてスプリングシートを所定の位置に置こうとしたら、
何と収まらない(苦笑)。
バルブガイドの根元の少し太くなっている段付き部分に
スプリングシートの穴がピッタリ収まる事で、それ自身の位置決めをしているのですが、
その段付き部分に収まろうとしないのですよね。
何すかこれ?と思って、同じスプリングシートを4、5、6番のバルブガイドに嵌めてみると
コチラは問題なし。
てぇことは根元の太くなっている段付きの部分の頭が若干腫れてしまっているモノと思われました。
バルブガイドがそんなに簡単に削れるものかどうか判りませんでしたが、
とりあえずその辺りに紙やすりを当ててみました。
結果としては全く入らなかったのがこうして、、、
一山超えて入るようになったので
(つまり引っかかりは段付きの先端の一部だけだったと思われる)
紙やすりでもささくれ程度は削れたようです(笑)。
んで、その後は特別に引っかかる事もなく、とりあえず仮完成。
それで大体11時頃だったので、そちらの方はそれで終わりという事にして、
今度は220君から外したリアバンパーの分解をしました。
それで判った事ひとつめ。
新品の方で苦労した左右のバンパーの継ぎ目ですが、
右のバンパーの上下の四角い穴の左側に残っている部分を見ると
明らかに上の方がそれが少ないですから
右バンパーの端は右斜め上方向に向かってカットされているって事なんですよね。
新品のバンパーではこの部分がバンパーの横方向に対して直角で
最終的に左バンパーの段付きに対して右バンパーの上側(奥側)が
乗り上げる形を採らなければ左右のバンパーの端が広がり過ぎる感じだったわけで、
このようなカットが成されていればそれは同じ効果がある話だったので
新品のバンパーはカットすべき部分をカットしていなかったのだという事が判ります。
もうひとつ。
今度は左右バンパー接続部のリア正面の固定穴。
新品では浮いてしまっていて最後まで締め付けが出来なかったので、
ここの固定はナシにしてしまいましたが、
こうしてみると、右バンパーは左に沿うように凹ませてあるのですよね。
形状からして、締めこんで凹んだのではなくて最初から凹ませてある凹みだと思います。
一旦クロームを掛けちゃってあれば、その後にカットや板金が出来ないのに、
何で近代の新品はこんなことをちゃんとやっておいてくれなかったのでしょうかねぇ。
こうして見ていく限り、必要な作業が足りなかっただけなので、
新品が残っていたオリジナルから3Dデータを起こして再現したものだってのは
嘘じゃないのかもですけど、
そこから出来上がった物を組み合わせて車両にあてがって、、、という事をしていれば、
あぁ、これもやっておかなきゃならんのね、、、って事が自ずと判る筈なんですけどねぇ。
こんな考え方で再生産しているのだとすれば、
メーカー物であってもリプロには要注意ですな。
それと、このリアバンパーは譲ってもらったものなので文句は言えないのですけど…
この画像の通り、右のアッパーバンパーが108用だったとは知りませんでした(苦笑)。
左は無印なのでクーペ用で、恐らく220時代用の物だと思われます。
しかし、打刻じゃなくて穴位置で区別すれば、
それ用でないものを間違えて付けてしまう事もないのになァと思うのですけどね。
しかし、こうして比べてみても、、、
どこがどう違うのかイマイチ違いが判りません(苦笑)。
とりあえずこれらを箱詰めして午前中の作業は終了。
昼食後は予定通り、車庫で220君の霧吹き洗車&ワックス掛けをしてまいりました。
コペンさんのルーフとトランクリッドに鳥糞攻撃を受けていたので、
そちらもついでにワックス掛けしてまいりました。
それらが大体17時ごろ終了。
まぁ、こんな感じでワタクシの正月休みは終わったのでした。
とりあえず、2日から準備運動は始めているようなものですから、
明日からのお仕事には抵抗なく入っていけるものと思われます(大笑)。
しっかし、考えてみると休み中、なんだかんだで結局毎日、会社に行ってましたな(爆)。