今日は昨日の予定通りに会社に220君のエンジンを弄りに行って参りました~。
先ずはブロック側のリアのクランクシールの取り付けから。
先ずはシールをエンジンブロック側の溝に嵌め込んで、ぎゅうぎゅう押し込んで、、、
こないだ某社で作ってもらった、合わせ面より上でシールの端を切る為の道具を使って、
シールを切断。
んで、クランクシャフトを載っけました。
がっ、ここで気付いてしまいました。
アカン、チェーンを通しておかなきゃダメなんじゃん。
ってなわけで、もう一度クランクシャフトを降ろして、
チェーンを掛けました。
って、口で言うのは簡単なんですけど、作業者が独りだと、
18キロあるクランクシャフトを片手で持った状態で、もう片方の手でチェーンを浮かし、
そこにクランクシャフトの先端をくぐらせるわけですから、これが結構しんどいのですよね(苦笑)。
んで、クランクシャフトのベアリングキャップを載せて、
後でトルクを掛ける積りでそれの取り付けボルトを緩く締め、
その状態でなんかおかしい所がないかのチェックの積りで、
クランクシャフトを一寸だけ回してみようとしましたが、動く気配がありません。
これはオカシイって事でよくよく見ると、1番のコンロッドベアリングが一寸だけズレていて、
そのせいでクランクの位置的にコンロッドの端がブロック壁にぶつかっていて、
回らなくなってしまっていたのですよね。
気を遣わなければならない部分が色々あって、そこまで目が行き届いていませんでした(汗)。
ってなわけでもう一度クランクシャフトを取り外して、再度同じ事を繰り返しました。
今度は先程とは各ピストンの位置を変えてクランクシャフトの位置を変えたので
同じような問題の出ようがありません(笑)。
んで、今回は回ったけれど、ちとばかり動きが重い。
あぁ、そっか、かなり久々だから忘れていたけれど、
この手はリアのクランクシールが抵抗になるから重いんだっけ、、、と納得出来たものの、
その直後ガッカリする物を見付けてしまいました。
ゲッ、シールの端が地盤沈下しちゃってるじゃん(汗)。
反対側は殆ど元の状態と変わらないように見受けられたので、
シールを切る前のこちら側の押しが弱かったらしいです。
リアのクランクシールはこれが最後の1本(でも探せばどこかに1本ありそうな気も)なので、
これ以上進めないどころか、またバラす必要があるので、
クランクシャフトは再度取り外し(苦笑)。
結局こんな具合になっておりました。
あ~、現場ではダメなのは片方だけかと思っていましたが、
今、画像をこうしてみると、もう片方も若干沈下しちゃっていたみたいですね。
なるほど、これくらいまで押し込んでおかないとダメなわけですな。
今回バラした時にはこんな地盤沈下は起こっていませんでしたので、
私自身が以前出来ていた事が出来なくなっちゃっているって事ですね(苦笑)。
ところがですねぇ、これがなかなかここまでは入らないのですよねぇ。
溝の中に生えている針が抵抗になって、特に真ん中の辺りが入ってくれないのですよね。
んでね、どっちにしてももうこれ以上作業は進められないって事で、
本来はオイルパン側に使う筈だった残りのシールで
練習がてら、もう一度突っ込んでみる事にしました。
そこそこ時間を掛けて、最初よりはかなりイイ感じに入ったとは思うものの、
やっぱり針のある真ん中がもう一寸なんだよなぁ。
これ、マニュアルではハンマーの柄に軽く油を塗って
それを擦り付ける感じでしこしこと押し込めっていうのですけど、、、
押し込み過ぎちゃうとオイル漏れしそうだしって思う所を、
押しが足りないと針からシールが抜けてベアリングジャーナルに圧痕が残り?
クランクシャフトが過熱する恐れがある、、、なんて書いてあるものですから、
どこまで頑張って押し込んで良いのやら?って感じでもあるのですよね。
私みたいに慣れていないのが久々にやると、今回みたいになっちゃうし(苦笑)、
慣れている人がやっても漏れる時は漏れるらしいですし、
なかなか難しい所ですわね(汗)。
とりあえず、新しくシールを入手するまでは進められない事になってしまったので、
明日、早急に注文を入れようと思います。
本国オーダーになっちゃったら、正月休みは弄れなくなっちゃいますけど、
そうなったらそうなったで、また暇を見てボチボチやろうと思います(涙)。
ってなわけで、残りの時間はオイルパンの取り付けボルトの清掃をしました。
こんなんも本当はリクロメートしたかった所ですけど、
もう手遅れですな(苦笑)。
しかし、本当は先にボルトを綺麗にしておくべき所だったと思うので、
今日は作業の入りからしてダメだったんだなァと思いました(苦笑)。
朝、寒い中出て行って、まともな成果なしだったってのは非常にガッカリで御座いました(苦笑)。