今日はコンコー君のオイルもれ対策としてオイラーのオイルシール類を交換する事にしたのだ。
ところが…
クランク部のオイラーを分解し真鍮部品はパーツクリーナーで、ガラス部分はウエスで拭き掃除をしていたら手が滑り、ガラス部品を落としてしまった。
しかも安全のため座って低い位置で作業していたにもかかわらず、お手玉してしまい、結局高い位置から落下、ご覧の通りに…
何十年も長生きしてきた部品を壊してしまった…(T-T)
当然普通の農機具屋に在庫などあるわけもなく、しかたないのでヤフオクにてオイラーの新品を丸ごと落札することにした。(必要なのはガラス部品だけなのだが…)
…気を取り直しシリンダーのオイラーに取り掛かる。
今度は慎重に、地面に置いたウエスの上に置いて拭く。新品のOリングを組み込み、ネジ部分には液体ガスケットを盛り付け元の通り組み立てる。オイルを満たしてみると漏れは完全に治まった。
今回初めて分かったことだが、この時代にはゴム部品が使われておらず、オイルシールもOリングではなく、厚紙?製のもので、既に気密性を失いグズグズになって円形さえ保たれていなかった。ゴム部品が使われていなかったのは当時のゴム製品の品質が悪かったか、耐久性、信頼性の面でも劣っていたからか。
他の発動機では石綿(アスベスト)の部品が使われているものもあり、レストアの際は注意が必要なんてことも聞いたことがあるので心配していたが、コンコー君は大丈夫のようだ。(ヘッドガスケットはまだわからないが…)
とりあえずクランク部には手差しで注油。クランク部はシリンダーほど注油の間隔は多くないので下皿に溜めてやり確認窓からの点滴を見て注油。これでも大丈夫なのだ。
まってろよ、そのうち新品のガラス付けてやっから。
今回はもうひとつ。
オイルパンのドレン小改造だ。
コンコー君はブローバイが凄いだけでなく、シリンダーライナーから僅かに水漏れがあるために、オイルパンには結構「水+油」がたまるのだ。
ライナーからの水漏れは漏れ止め剤では治らなかったので、本来ならライナーを抜き液体ガスケットでシールする等の大規模修繕が必要になるが、僅かな漏れだし技術やお金もないのでとりあえずは様子見で…
ドレンはクランク部の後ろにシッポのようについている。
もともとは手回しネジ式のキャップが付いていたのだが、これだとゆるめた時にオイルが出てきて手が汚れるので、噴霧器用のコックと銅管を使い、コックを製作。
これでドレンの際手が汚れることもなく、満タンになったドレン受けの容器を交換するときもポタポタで下を汚すこともなくなる。我ながら良いアイデアだ。
今日も調子良く回り続ける。クランクオイラーがない以外は完璧だ。
途中、次期購入のサブマシーンを見てきたというワテ氏が訪問。
ピカピカのコスモに嫉妬してかコンコー君のマフラーから黒煙が出るようになった。
かたや石油発動機、かたやロータリー…同じ変り種エンジン同士、仲良くしなさいって。
ま、暖まってきたのにガソリンのバルブを戻さなかったからなんだけどね黒煙…
Posted at 2007/08/26 23:12:44 | |
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