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2023年07月16日

かもめを撮んだ…と思っていたら(前編)

かもめを撮んだ…と思っていたら(前編) 各所でずいぶんと暑さも厳しさを増してきて、そろそろ梅雨も終わりかなと思わされる天候が続く7月の3連休前にふいっと福岡への出張仕事が舞い込んできました。その2日間の工程の中で命ぜられたのは、とある工場敷地内の5棟にまたがるLAN配線とメッシュ型wifiネットワークの構築です。

…って、2日間じゃ終わんなかったんですけどね。てへ。

明日の月曜・海の日には、残された仕上げをすべく再び(日帰りで)福岡に再訪することになるんですけど、その間のつかの間の休日となった15日の土曜にふらっと佐賀・長崎県境あたりを巡ってきたのでそのレポなんぞを一つ。天候はあいにくの雨模様となりましたが、それなりに楽しく走ることができました♪





12日~14日にかけてお世話になった宿を発ち、まずは国道442号で颯爽と佐賀県南部方面に進行。眼前に重たくのしかかっている雨雲からの容赦ない降雨攻撃を散発的に受け流しながらも西へ西へ。福岡県南でよく見かける浮気調査の看板に映るムッツリおねいさんにほっこりしながら筑後川をさくっと超えていきます。





この日の行程の中で一番激しく降ったのが福岡・佐賀県境のこのあたり。時刻はだいたい9時半といった頃合いですが、5分程度で雨の峠も県境も超えて、いざ佐賀県へ。





すると沿道では佐賀空港への道しるべが次々と出てきますが…ひとまずスルー。今回最初に向かうのは、空港近くのとある癒しスポットなんです。




なんとなく郷愁が感じられる老舗や施設が見られる道をずいずいっと進んでいくと「ひがさす」という施設の案内が目立ってき始めます。どうやら、干潟よか公園に新しい何かができたご様子なので、ちょいと立ち寄りを。




国道を逸れてまっすぐな田んぼ道を海岸側へと走っていると、やおらあたりには陽が差してきました。さっすが「ひがさす」♪





公園の正門の奥にそびえるタワー的なあれが、それ。ラムサール条約湿地に登録されたことを以て佐賀県が6億円弱をかけてこさえたようで、2020年10月にできてたみたいですね。何故だかまったく存じ上げませんでした。こりゃ我が無知が恥ずかしいw





さっそく館内へと歩んでいくと、入って左手に展望台へのエレベーターを指し示す案内があったのでそちらへ。近隣の淡水魚が展示してあったり、近隣の児童や学生の研究成果が貼り出してあるあたりに、地域民の水辺への愛があふれるさまが感じられてよいですねぇ。




で、こちらがタワーの上からの風景。有明海や佐賀平野の広がりが一望できます。





ってか、日本の干潟の4割が有明海に面しているとは知りませんでした…。



地上階には物販や干潟の紹介コーナーが整備されているので、そちらもちょい見を。





水辺があれば、そこに集う生き物を狙って野鳥も集まるという生態系のダイナミズムをストレートに感じることができるこの展示…とっても分かりやすくてスバラシイ!!なんでこんなに素敵な場所の存在を2年以上も知らなかったんだろうと後悔。





エイリアン的な風貌でマニア心をくすぐるワラスボさんの骨格標本やシチメンソウの巨大オブジェなんてものもあったりして、いい年をしたおっさんも純粋に楽しめます♪





という感じに大満足したら、再び西への行程に戻ります。世紀をまたいで整備されてきた干拓地の地割にそって微妙にうねうねしている道を伝って国道444号へ復帰。





お次に目指すは温泉と西九州新幹線の中継拠点としてにわかに脚光を浴びる武雄市です。444号から県道経由で幹線国道の34号に渡ったら、そう遠くはありません。佐賀県下でちょくちょく見かける横断歩道脇の黄色くて無機質なじゃりん子を数十体数えていけばすぐです。





ここ数日の豪雨の影響で、県北の唐津市では大規模な地滑りが発生して被害者も確認されていたようですが、六角川や周辺の中小河川の氾濫で水没が発生しやすいこの辺りは、今回何とか甚大な被害からは免れたようです。





と、いろんなことに思いを巡らせながら漸うと西に向かっていた途上で見かけた気になる標識が「白木聖廟」のそれ。聖廟といえば多久市にあって多久氏が築いた「多久聖廟」が有名ですが、そのほかにも孔子を祭る廟があるとは…。



なんとも表現しづらい興味の本位に惹かれながら、再度国道から逸れて勾配が厳しい集落の道の奥へと進入していきます。




すると、その最奥部でお目にかかれたのは赤瓦が映える1軒の祠。





拝殿と本殿からなる神社のような佇まいの中には、多久氏から地域民に下賜された孔子像が鎮座されているんだそうです。




幹線道からはだいぶ奥まった集落でひっそりと守られ続けている像と、その集落を護っているそれのすてきに成熟した関係性には、思わずにんまりとすることうけあい。









といったところで、まだまだ小旅行の端緒ではありますが、そろそろ2万字を数えそうなのでいったんぶった切ります。

このあと、武雄市から長崎県の東彼杵町に向けて西進していくのですが、その理由はまた後ほど。(ってか、タイトルがタイトルだから鉄分豊富な方々にはバレバレかもですがw)



ではでは。^^





ブログ一覧 | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
Posted at 2023/07/16 22:31:08

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この記事へのコメント

2023年7月17日 0:11
佐賀の干潟にそんなものが出来ていたとは自分も知りませんでしたε-(´∀`; )
有明海観光の拠点となるのでしょうね!
コメントへの返答
2023年7月17日 4:57
どもどもー。

荒尾にある干潟の施設もそーとーに立派でしたが、こちらのひがさすの洗練されたかっこよさには…軍配がどちらに上がるかむつかしい。(どっちもスバラシイっすw)

見晴らしがよくて、隣には遊具を備えた公園もありましたから、家族連れでにぎわってました♪
2023年7月17日 5:09
明日、宇城市と伊万里市なんですが帰りは唐津経由かな?って思ってましたが、災害がありましたね。後程、道路状況確認します。ありがとうございます。
コメントへの返答
2023年7月17日 22:27
どもどもー!今日も今日とて、朝5時に家を出て、福岡・八女でお仕事をして、さっき帰ってきました。疲れました。^^;

伊万里の前後で武雄を通られるのであれば、御船山の近くのラーメン屋さんおいしいですので、おすすめしておきます♪

…あ、でも祝日明けでお休みかも…。
2023年7月17日 6:59
お疲れ様です!
LAN配線を5棟、、、大変な作業ですね😅
今回の大雨は武雄のほうは何とか免れましたね。
多久聖廟以外にもあるんですね。中国ぽい雰囲気です。孔子をまつっているからでしょうか。
コメントへの返答
2023年7月17日 22:30
ご慰労ありがたやです!1日10時間×3日で何とか形にしました!いやー疲れました。普段飲まない甘い系の缶ジュースなんかもグビグビ飲みながらなんとか竣工させましたww

なんだか、あの辺のご先祖さんが多久聖廟の建立に甚大な協力をしたようで、そのご縁だそう。なので、あの手の建築はお得意なのかもしれませんね♪
2023年7月17日 8:23
おはようございます♪

有明海というと、どうしても諫早湾の干拓事業を思い出しますね。

関東の人間である私が言うのもあれですけど、事業の目的が食糧増産や治水対策というのは無理筋ですし、本当に地元の方たちが望んだ事業だったのかなと思います。

せめてラムサール条約に登録した干潟は大切にしていってほしいですね。
コメントへの返答
2023年7月17日 22:34
こんばんはー!^^

諫早の裁判所まで混乱するくらいの問題は…もう二度と起こしてほしくないですね。世が世なら、成田闘争や国労闘争に匹敵するくらいの惨劇が繰り広げられてもおかしくないほどの問題ですから…。><;

あらためてラムサール湿地の一覧を確認してみたら、船橋の谷津干潟もしっかりと登録されているご様子。きれいになった東京湾岸の自然は、今後もっと注目を浴びること必至ですね♪
2023年7月18日 1:30
今晩は。

干潟と聞くと、わくわくしてきます。
瀬戸内沿岸も、埋め立てにより潮の干満と遠浅織りなす干潟減ってしまいました。
岩転がすと、はじめてお目にかかる生き物さんの世界となります。


孔子さんに惹かれた御土地柄、学問熱心だったこと伝わって来ました。
鍋島藩、尋常でないほど学問熱心だった聞いたこと有ります。
宇和島藩の御殿様、蒸気船建造等々技術志向でした。
土地と風土、蘇る楽しみとなります。
コメントへの返答
2023年7月18日 18:43
こんばんは!!^^

干潟や湿地の生き物の世界って、強弱やつながりが見えやすくて、ついつい興味津々に見入ってしまいますよね。近所にも何か良いスポットがないか、探索してみます♪

鍋島藩の支藩として地域を護った多久氏は、だいぶ学問を重視したお家柄だったようです。佐賀県って、全体的にシュッとしたイメージがあるんですが、鍋島家や多久家のそういった過去の取り組みが、シュッとした文化を育てていったのかもしれませんね。

宇和島藩の技術志向…興味湧いてきましたので調べてみます!!

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