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しげ爺太のブログ一覧

2022年05月07日 イイね!

住めば都、になるとこ探し@川薩(その3~散策)

住めば都、になるとこ探し@川薩(その3~散策)一昨日にUPした「その2」の続きです。

ゴールデンウィーク序盤の4月末に鹿児島県の北部・川薩地方に入り込み、いくつかの古民家を見て回りーので、来るべき次なるカリソメの生活模様を妄想しながら…手直しにかかる時間とお金を脳内CPUではじき出そうとするも、過熱で駆動速度が落ちてきたので…気分転換に海でも見に行きますか、と人里から離れたところまでが前回のお話し。

今回は、携帯電話もサービス圏外な岬の突端にある「天狗鼻」の、とある遺構を見に行くところからの再開となります。鹿児島入りしたことの主な目的は終え、あとは適当に思い出に浸りつつ自宅に帰るまでの「間」の話なので…タイトルは「散策」ということで。^^;




で、ふいにこの回から入ってこられた方に…少しだけ「天狗鼻海軍望楼台」について解説を。


(画像は薩摩川内市観光物産協会サイト「こころ」から拝借)

ときは1904年頃。日本の海軍力膨張が著しい状況を見たロシアは、(彼の国から見て)極東のウラジオストク港の配備を手厚くすべく大艦隊の移動を試みますが、1905年のいわゆる「日本海海戦」で大ダメージを受けて制海権の奪取に失敗してしまうという出来事がありました。


(画像はRUSSIA BEYONDサイトから拝借)

そのときに日本側は相当に緻密な海域の監視体制を構築していたようで、その監視体制の網の目の一つとして築かれたのが、東シナ海に開けた場所で睨みが効くこの望楼台ということらしく。



で、その遺構がこちら。ちょっとしたラピュタ感漂うレンガ造りの監視小屋の廃屋が、120年近くの風雨に耐えて遺っています。屋根や壁の一部が壊れているのは、おそらく市が文化財に指定する前からのこと。…昨今は、この手の戦争遺跡を公費で何とかするというのは難しい状況もあるのかもしれませんが…もうちょっとだけ何とかならないかと思い続けて四半世紀。^^;






でも、確か20年前にはなかった「柵」ができているのを見て…気長に「何とか」なるのを待とうと思った次第です。かつては断崖のキワを遮るものは何もなくて、まるで2時間ドラマの最後に刑事と犯人が出てくるような光景だったんですがww






という感じで、ひと通り見たら通って来た道を戻って林道へ。本当はもう少しゆっくりしていたかったんですが、足が長めな蜂さんが襲ってきそうな雰囲気があったので、ちょっと急ぎ気味に撤退をw





んで、昔はダート(ノーマルのカリーナEDでなんとか到達できた程度)だったここへのアプローチ道がコンクリで舗装されたことはありがたい限りではあるのですが…ざくっと作られた排水用の凹みや劣化で割れた路面が…「白い嘘星」くんをいい感じにいじめてくれますw





時速10キロ程度で慎重に進んで、スポイラーを擦りながらもなんとかクリアしましたけど…次はチャリで来ようかと固く決意しました。





そんな具合で酷い道を抜けきったら、県道43号に戻ってぴゅぴゅーっと薩摩川内市街地方面へとリターン。道中にある「オニバス」の池は、残念ながらまだシーズン前だったようなのでずんずんと。






そのまま川内原発の正門前を駆け抜けると、少し先には久見崎という集落が広がります。





その集落は川内川の河口に位置していて、対岸には火力発電所のでっかい煙突がそびえているのが見える、いわゆる電源立地地域といわれるところ。




こういう場所というのは、歴史的にも良港だったことも多く…。




かつては軍港も築かれていたり。ただ、軍港といっても薩摩藩政下での話で、この河口から島津義弘公が「鬼石曼子」に化けて、秀吉公の朝鮮出兵の際に出撃していったという逸話や、江戸期に艦船を管理する役所があったというところで。(たぶん、ここで船を集めてから肥前名護屋に渡って拠点を作り、そのあと対馬海峡を越えていったんでしょう。)






…と、なんだか重厚で軍事色が強くなってきたところで閑話休題というか、がらっと話を変えて次なるスポットへ。(古くからの街をまじめに紹介すると…こうなりがちw)





そんなこんなの急転直下でどこに向かっているのかといえば…薩摩川内市の北隣に位置する阿久根市との境目あたりのとある海辺。海しかないんかーい!と怒られそうな気もしますが、半分くらい事実なので甘んじて受け流しますww





国道3号を北上して阿久根市域に突入した後、最初に訪れる鉄路との交差をくぐってすぐ左に曲がったところにあるスポットがこちらの旧い薩摩街道。もう今では地元民でもそうそう通る道ではないんですが、そういうところだからこそ「売れていない」撮り鉄スポットがあるんです。^^




どうです?なかなかに迫力ある画が撮れる場所だと思いませんか?(^o^)/




先に上げているのは出水方面の上り列車で、こちらは川内方面な下りのやつ。



…なんですが、かつてはバリエーション豊かなJRの列車が走っていたこの線路も、今ではこれらの客車か貨物列車のみ。あ、でもたまにはラッピング列車や観光列車も走ってるはずです。撮り鉄さんいらっしゃーい♪(ライバル少なくてのんびりできますよーww


(画像は肥薩おれんじ鉄道サイトより拝借)

幸いにして今回は上りと下りが時間を空けずに来てくれたので、わりとすぐに撮り鉄ごっこも終えられたんですが、ぼちぼち(飲むのにw)いい時間に差し掛かってきました。





…ので、またまた川内駅前に舞い戻って、飲むことにw




鹿児島滞在2日目の夜は、宿飲みではなくパーッと外飲みで旧交を温めます。





還暦を過ぎたマスターの熟練技が光る刺身から唐揚げまで堪能したら、久しぶりにお隣のスナックへ突撃~。





当地でもコロナの影響が厳しくてしばらくの休業を余儀なくされていたようですが、今宵ばかりは懐かしいママさんのお顔を拝見できて、20年来の飲み友で我が車の先生でもある先輩とも再会してお話ができて…あぁほっこり。ただ、翌日も運転が控えているので、アルコール度数はひかえ目に。^^;





というところで、キリが良いのでいったんぶった切ります。^^





続きは…福岡市へと帰っていく道中の諸々な話が残るだけです。

…もしかしたらさくっと終わって2万字にも届かなくなる可能性がありますが、その時は不自然な福岡市の風景なぞを織り交ぜてごまかすこととしますwww

ですので、あと1回だけこの話にお付き合い下さいませ。

m(_ _)m
















Posted at 2022/05/07 23:07:29 | コメント(9) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記

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