• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

しげ爺太のブログ一覧

2020年01月30日 イイね!

さよなら、天神コア

さよなら、天神コア令和の2年目もざっくりと8%が過ぎ去ろうとしている今日この頃。西の果ての福岡の地にもようやく冬らしい寒さが訪れてきています。…といっても、日中の最高気温予報がやっと1桁台になっただけの、ぬるいゆるい冬模様ですが。^^

でも、そんなユルゲーな感じで「いつの間にか」な感覚で冬を過ごしているうちにも、福岡の中心地・天神地区の再開発の波は着実に歩みを進めているようでして。

九州各県の若い女子が福岡市に遊びに来たら、まず訪れないことは無いであろうというスポットに、老舗の「天神コア」という商業施設があるんです。オープンしたのは、ワタクシがヘソの緒をちょん切ってもらったのと同じ年、1976(昭和51)年のこと。40年以上昔のことです。教科書にも載っている「石油ショック」や「ロッキード事件」の頃ですね。


(写真は2019.6頃撮影)

西鉄福岡(天神)駅の目の前に陣取るこの天神コアが佇む土地は、永らく九州の公示地価で一番高い金額をはじき出していたところでもありまして、昨年のデータを見ると坪単価換算で3,200万円オーバーという、バブル期をはるかに凌駕する訳の分からない状態になっています。@o@/



こちらに、2024年頃竣工する予定になっているのが、九州最大級の商業・オフィスビル「 (仮称)天神一丁目 11 番街区開発プロジェクト」ビル。空港が近くにあることからビルの高さ制限が厳しい地域だったんですが、いわゆる「特区」のはからいがあり、4年後には地上19階建て・延べ床4.1万坪のビルが天神にもお目見えする模様です。


(写真は西鉄公式サイトから拝借)

延べ床4万坪といえば、東京渋谷のマークシティや大阪梅田のハービスに肩を並べる広さ。(そう考えるとすごい…。大丈夫なんでしょうかね…。ともあれ、再開発は決まったこと。)

そんな中、今年の3月末で閉鎖となる天神コアさんは「ワンモアコア!」と銘打って、いろんな形でのサヨナライベントを開催しています。おそらく、3月に向けてお値打ち品ぞろいのラストバーゲンが本格化してくると思われます♪


(写真は天神コアさんから拝借)

それなら最後にもう一度、お店の風景を目に焼けつけておきますかねぇ…と立ち寄った際に興味を引いたイベントが「コア44年の思い出プレイバック」という名で、過去44年分の女子ファッションを一堂に展示した企画。




正直言ってファッションには疎いワタクシなんですが、こういう感じで展覧されると…やっぱ興味湧きますよね♪ …ということで、その企画に乗ってプレイバックな気分になったので、ご紹介を。^^




「コンサバティブ」って言葉、そういえば20世紀の最終盤に流行ったよなぁとか、「ボディコン」ってシャネルの後に来たんだぁ…なんて軽い発見に驚きながらも、よくぞここまでオールドファッションを集めて撮影したもんだ!と、ちょっと感動してみたり。




よく、ファッションや流行は30年で繰り返す…なんて人口に膾炙するところですが、あれってほんとなんだなぁ、露出系が次に来るのは15年後かぁ、などと改めて思い知らされたり。^^




なんだかんだで福岡市に住み始めて18年のワタクシですが、…天神コアで感動したってのは初めてです。^^





女子的には、天神コアの看板店舗だった「CECIL McBEE」が無くなるのは辛かろうなぁ、とか思って店舗リストを調べてみたら、中四国・九州圏で「CECIL McBEE」がある県は、愛媛と福岡と宮崎と鹿児島だけ…だったんですが、福岡市にはキャナルシティ店もあるようなので、嬉しかったり、悔しかったり。(笑


(写真はCECIL McBEEさん公式から拝借)

…というわけで、車とはなーんも関係ない天神の再開発のお話でした。みなさん、是非今のうちに今の状態の古き良き天神地区を見に、福岡市へお越しくださいませ♪天神コアが営業しているのは、あと60日しかないですよ!!^^



↓天神コアのサヨナラPR動画はなくなっちゃったんですが、oriconのサイトにコピーが残っているようなので…追記します。(2021.8.11)


↓天神コアのサヨナラPR動画



Posted at 2020/01/30 19:26:01 | コメント(9) | トラックバック(0) | 小ネタ | 日記
2020年01月25日 イイね!

点火器Lover(とあるエンジン維持りの計画)

点火器Lover(とあるエンジン維持りの計画)春雨や柳の下を濡れて行く…なんて、漱石の句も似合いそうなくらいにあたたかな小雨日和が続く福岡の地で、休みだからと自宅でうだうだと昼からまどろみ、酒飲むワタクシです。みなさま、こんにちは。

こうも変に温かく、ぐずついた天気が続くと…列島の日本海側に多く見られるともいわれる「冬季鬱」になりがちですが、めげずに飲んで乗り切ります。(笑

さて今回は、前々から気になっていた我が愛車「白い嘘星」くんのエンジン始動(クランキング)時間が若干長い件について、じっくりと対策を考えてみたので、そのへんをつらつらと書いていこうかと思います。



クランキングに時間がかかるということはすなわち、冷えているエンジンを始動するに足りるだけのキックとなる熱い発火が上手く行われないことがあるということでしょうから、それらの原因となりそうな項目をつらつらっと挙げてみることころからはじめてみます。

すると、よくあるバッテリーの話からスパークプラグの話まで、いくつか頭に浮かんでくる項目はあるものの、電装系のバッテリーやスパークプラグは交換から1年ちょいしかたっていません。(ODOが8万キロあたりで交換済み)



そのほか、エンジンの吸気口にあるエアフィルターや吸気の流量を調整するバルブ(ISCV)が汚れていないことも確認済みです。



そうなると、怪しさが高まってくるのがプラグコイルとケーブル。



一般的にプラグコイルやケーブルの寿命は10万キロと言われているようです。ただし、それは旧来のディストリビューター(デスビ)装着車や、1気筒に1つのダイレクトイグニッションが備わっているスタイルの場合の話。アルテッツァジータ・AS300に搭載された2JZ-GEが採用している「セミダイレクト」と呼ばれる、同時点火方式のイグニッションシステムでは、少し話が違ってきます。



以前、ゆみちゅん さんも仰っていた通り、一般的なガソリンエンジン車が採用している方式に比べ、ジータが採用している方式では部品にかかる負荷が大きいことが分かります。



というわけで、近いうちにコイル交換とついでのISCV再洗浄、そしておまけにRECS施工などなどを行っていこうと思います。…緊急というほどではないので、春までに。(笑





Posted at 2020/01/25 18:56:11 | コメント(4) | トラックバック(0) | 予告とか雑多 | 日記
2020年01月18日 イイね!

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(後編/完結)

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(後編/完結)3日前にUPした「中編」の続きです。

前日の午前中に福岡市を発ち、翌日の午前中には薩摩半島の北側「北薩摩」の「さつま町」でふらふらとお遊び中♪というところからの続きになります。この日、1月12日の天気は明け方からずっと小雨模様。予報でも回復の見込みは…限りなく低い、というような感じの日のことです。

こういうときは、我がカメラの特性なのか何なのか、写真を撮ってもとっても暗くなりがちですが…めげずになるべくマシに映ったものを選りすぐり、宮之城の歴史資料センターを訪問して満足した後からの話を綴っていくことにします。



センターを出てまず向かったのは、学芸員さんから兎に角丁寧に解説してもらった、宮之城島津家の歴々の墓が立ち並ぶ「宗功寺墓地」(公園)。島津家自体にそんなに興味がなくとも、「コーエー」の戦国シミュレーションゲーム「信長の野望」で、初期の島津家でプレイしたことがある人なら必ず一度は目にしたことがあるはずの島津忠長公が菩提寺として設営したお寺の跡地に残る、九州最大級の歴史的墓石群です。






並み居る墓石群の対面に、ひときわ広く設けられているのが忠長公の墓碑。簡素なものです。武闘派で鳴らした忠長公の趣向なのかどうなのかわかりませんが、シュッとした外観に、無駄遣いを好まなかった旧き良き島津家のスタイルが反映されているようにもうかがえます。



そしてこちらは、宮之城5代目・久胤が建立した「祖先世功の碑」と呼ばれる顕彰碑。島津家本家と宮之城家の歴史が楷書の漢文でびっしりと書き込まれている巨大な石碑です。これを全部読み解くと、台座のカメさんが川内川で泳ぐ…なんて伝承も残っているそうで。




昭和50年に県の文化財指定を受けたこちらも、近々国の史跡へと格上げされるようです。そうなると案内板などはごそっと付け替えられるはずですから、古い雰囲気を楽しみたい方は、今のうちにぜひお越しを♪




さて、そんな感じでお墓で懐古に浸ったらば、国道504号に戻り、北西方面へと進路をとります。あいにく雲が厚くて紫尾の雄姿はきれいに拝めませんが、次の機会に期待をしつつ先を急ぎます。



小雨交じりの静かな山間路を走ること10分ほどで、いつの間にか整備が進んでいる「北薩横断道路」の「さつま泊野IC」に到達したので、そそっと入り込み、まだ真新しさが残る北薩トンネル(4.85Km)を経由して阿久根・出水市方面へと抜けてみます。




この北薩トンネルは、九州管内の高規格道のトンネルとしては、肥後トンネル、加久藤トンネルに次いで第3位の長大さを誇るものです。かつてはこの上を通る「堀切峠」を30分かけて走破していたものですが…トンネルを使えばものの5分ほど。時代は変わりました。




トンネルを出た先で、九州新幹線の第二紫尾山トンネルと第三紫尾山トンネルの間の、300mほどのあかり部分の桁下をくぐったら、高規格道の終点はもうすぐそこ。




地元民でなければ一瞬道に迷いそうな案内標識にほっこりしつつ、引き続き一般道で走り続けます。



ただ、そのまま出水市街に抜けるのも面白くないので、広域農道「オレンジロード」に折れて、ちょっと阿久根市街地方面へと迂回することに。




すると、今度は南九州西回り道の阿久根ICが見えてきます。



これまた、なんてすてきな道路網なんでしょう。この辺は数十年後には高速道が面白い形に整備された、アクセスしやすすぎる地域になること必定ですね♪



それでは続いて、国道3号でちょちょいと北上しつつ、時期もいいころ合いなのでツルでも見に行きましょうかね、と出水市の荒崎方面へ舵を切ります。




途中、トイレ休憩に立ち寄った国道沿いのコンビニでやたらと鳥の鳴き声が聞こえてくるので空を見上げてみると、ツルの群れが飛び回っていました。…すげぇ…んですが、飛び回る野鳥を撮るのって超むずいんですね。ワタクシには無理ゲーっす。(笑




そのコンビニからツルの観察センターまではものの3キロほどといったところなんですが、その前に面白い看板を見つけてしまったので、ちょいと脇へ寄り道を。「木牟礼城跡」です。




木牟礼と書いて「きのむれ」と読む名のこのお城は、島津家が南九州に下ってきて「島津荘」を作り上げるより以前に拠点とされたお城だったようです。10~11世紀・鎌倉時代のことです。今ではもう「神」へと昇格してしまったような方々がごろごろしていた時代な感じがして、遠い隔世の壁を越えていくのが面倒くさくなるくらいに古い時代のお話です。よくわかりません。(笑




というわけで、木牟礼城跡を後にしたら、「ツル渡来地」と案内が出ている荒崎地区へととっとと進入していきましょう。




出水平野の田園の中にまっすぐ伸びる県道367号を進んでいくと、大量の鳥の群れが…!!




これ、カラスです。(笑



ツルに与えられる餌のおこぼれを狙って、ここ荒崎周辺にはツル以外の野鳥もたくさん集まってきています。まるでヒッチコックの映画の世界に迷い込んだような感覚でさらに奥へ奥へと進んでいくと、ようやくお出ましになるのが「ツル観察センター」




今年も結構な数のツルが渡ってきているようですよ。






中は至ってシンプルに、売店+展望台の2層構造になってます。では、いざ入館。





ときは午後3時を過ぎていたということもあり、そんなに混んではいません。朝一か、このくらいの時間がねらい目かもしれませんね。ちなみに、餌やりは早朝に1回だけなんだそうです。




センターの直近にはあまりいないツルも、ちょいと目を凝らすと、このとおり。…しかし、やはり飛んでる姿を映すのはむつかしい。(笑






展望地にはお決まりの有料望遠鏡もあります。(20世紀ならまだしも、最近はカメラのズームのほうがよく見えるという説もありますけど。




最後にふらっと売店を一巡したら、とっとと帰ります。




んで、こういうことは…先に言ってください。(笑



帰りの道すがら、路上駐車が多いスポットがあったので目を凝らしてみると、もう手が届かんばかりの近さでツルたちが悠々と闊歩しています。ずいぶんと車慣れしているんですねぇ。





そうして、なかなかに感動しながらも国道3号で福岡市への帰路に戻ります。晴れていれば東シナ海の海岸線に沈む綺麗な夕日を拝むことができるこの道沿いですが、今回は雲もあってちょっとなんだかあれなので急いで、とっとと帰りましょう。





お、水俣に味千ラーメンができるんだぁ、とか小さな発見を幾つか拾いながら、南九州道でぴゅーっと北上を。…と思っていたら、またもや強烈な眠気が襲ってきたので、芦北の道の駅で休憩を。






眠る前にちょっとだけ買い物しーの、ちょいと眠って起きてみたら、…あたりはもう真っ暗です。みなさま、おそようございます。さ、気を取り直して急いで福岡市まで帰りますよ。







熊本市までは国道3号をついついっと上り、混みあう市内の混雑をさけるために国道57号で東バイパスに逃げたのち、北バイパスで国道3号に復帰。(でもこれ…時短効果あんまりないかもw







あとは、国道208号との交点から大牟田市方面に折れて、ついついっと福岡県入りです。




夜の9時半には久留米市の繁華街を通り抜け、鳥栖筑紫野道路(カササギロード)に入ったら、福岡市はもうすぐそこ。





余裕をかまして、最後に「人力うどん」でおうどんを啜って無事ゴールです。





往復でだいたい600キロ。歴史と中山間地域に興味がない方には、なんのこっちゃという感じの小旅行になっちゃいましたが(笑)、それなりに満足した出身地の歴史探訪の旅となりました。いつか国道504号も全線走破してやろうっと♪





それでは。おしまい。ありがとうございました。(了)



Posted at 2020/01/18 14:05:14 | コメント(7) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2020年01月15日 イイね!

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(中編)

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(中編)一昨日UPした「前編」の続きです。

福岡市から可能な限りまっすぐに南下し、薩摩半島の北西部を目指す道中で「水俣市」に到達したところからの続きになります。世が世なら、水俣から先は関所の向こうの異国感ある薩摩の地。当時薩摩藩によって設けられていた関所「野間之関」は、日ノ本でも有数の突破困難な関所として鳴らしていたようです。

でも、もちろん今は無問題。今回はその関所跡から600mほど西側に整備されている国道3号でぴゅーっと下ったので。…歴史好きな方ごめんなさい。今回は関所跡は通っていないし撮ってもいません。(笑



というわけで、そのまま続いて阿久根市をざっくりと縦断し、気が付けばあたりはもう薩摩川内市。今回の小旅行の目的地「北薩摩」地方の中心都市です。1月11日の夜はこちらで20年来の飲み友・車の先生と昔話や北薩話やらを肴に盛り上がりつつ、1泊して翌日のぼうけんに備えることに。(先生、あざっした♪





JR・肥薩おれんじ線の「川内駅」前にあるスナック「シャロン」でガッツリ飲んでの車中泊。…そして迎えた12日の朝は、見事なまでの雨模様。(笑







そのまま待っていても雨は上がりそうにないので、国道267号でゆるゆると薩摩川内市のお隣「さつま町」方面に向けて走り出します。時刻はだいたい10時前。





こちらのさつま町は、かつて宮之城・鶴田・薩摩の3町が合併してできた自治体で、人口2万人ちょいの長閑なところですが、地勢的に国道が集まってくる面白い盆地です。



ただ、それだけ道が集まってきていれば、いろんな歴史や文化や産業も集まってきているはず。ということで、今回の北薩摩への小旅行はこの辺を中心にしてふらふら巡ってみることに決定!




で、まず最初に向かったのは、旧宮之城町の中心部。国鉄宮之城線のターミナル駅跡にある鉄道記念館。こちらは観光案内所や物産館、バスターミナルも入った複合施設の中にあります。




さてさてと、建物に入ってみると一番手前は物産館が。品ぞろえがなかなか豊富で面白い物産館です。…失礼ながら、ちょっと想像を超えていました。すごい。(笑






かわいいさつまるちゃんに、ちょっとほっこりしつつ、夢鏡ってすごいんだなぁと感心しつつ店内を徘徊していくつか土産物を見繕ったら、その奥にある鉄道記念館コーナーへさくっと移動。




記念館コーナの方は、広さはそれほどないものの割と珍しいものが平然と並んでいて、一言でいえば…マニア(手練れた鉄ちゃん)向けです。





こちらは、廃線当時の有人各駅の駅長印を集めた色紙のようです。なんだか一見、血判訴状のように見えて、何となく鬼気迫るものを感じたり。(実際は、全くそんなものではないっすw



そしてこちらは「さわるな」と書かれていない、当時の閉塞機。所定の操作を行うと、列車の行き違いに必要な運行証明「タブレット」を発行してくれる、とっても偉い機械です。




何ごとも、コストと早さ重視で…悩ましい世間に洗われつつある悩める若者たちには…たぶんわからないであろうモノ×2が、とにかくいっぱいです♪



そんな感じで満足したら、お次に向かうは温泉ですね。車中泊後なので。




街中から離れて国道267号をしばらく道なりに走っていると、いろんな温泉地への案内が現れだします。実はこの辺で飛びぬけて評判が高いのは「紫尾温泉」なんですけど、ちょっと遠いしなぁという怠け心が顔を見せ、結局この日は近くの宮之城温泉街にある「湯田区営温泉」に入ることに。




風情ある竹の街路樹で飾られた道路をしばし進むと、温泉街の真ん中あたりで共同湯に出くわせます。





この潔い看板と佇まいと入湯料に感激。(笑





室内はいたって清潔で、お湯のにおいもきつくはなく、温めでじっくりと入るタイプ。ここは湯治にいいですよ、きっと。近所の(と思われる)渋味をわきまえてらっしゃる年代のお客さん方で、お湯はたいそう賑わっていました。

そうそう、石鹸・シャンプーは備え付けがありませんので、持ち込んでくださいね。





それにしても、湯田の区営温泉でさえこんなにいいのに…それより評判がいい紫尾温泉って、どんだけー?なんて、川内川のほとりで妄想に想いを巡らせつつ、そろそろお昼のころ合いになったので、お昼ご飯を食べに向かうことにします。



今回、ランチスポットとして目をつけていたのは、北薩摩では数少ないランチバイキングのお店。しかも、ネットで見ている限り…相当にレベル高し!!な名店です。そのお店は、ちょいと離れた中津川地区(旧薩摩町域)にあるので、ウキウキしながら適当に東に方角を定め、走って行きます。





で、ろくに地図も調べずに走り回ること30分ほど。ようやく目的のお店「食彩みやわき」さんがあるあたりへと到達。ラス1の駐車スペースも無事確保できたものの…こんな山村の地でも人が集まるもんなんだなぁ、とプチびっくりしながら、いそいそと店内に駆けだします。






ではいざ、食べ放題メニューにご対面ー♪






嬉しいことに、時間制限なしの980円というプライス。頑張れば3時間は食べ続けられます。(笑



そして、いざ実食。1膳目は洋風に、からの2膳目は和風にーでまとめつつ、都合いつもの2倍は食べていい感じに腹12分目となり、大満足のランチになりました。(しかも、お味が良い!唐揚げバリウマ!)





セルフで自由に飲めるコーヒーも、目の前でドリップしたての贅沢なもの♪ここは、かなりハイレベルなお店なんじゃないかなー。(どうでしょ、まい☆たんさん♪




なお、夜はお酒も楽しめるようですんで、祁答院ゴルフ倶楽部やゴルフリゾート京セラあたりに遊びに来られて泊まられる方は、是非夜はこちらで。女将さんがとっても気さくで、素敵なとこですよ。夜も店に出てらっしゃるかどうかは聞いていませんが。(笑



というわけで、ガッツリと血糖値を上げたらお次のスポットへ。…さ・あ・て、どこに行きましょうかねー。実は、今回こちらのさつま町に訪れたのにはオプショナルミッション的な理由もありまして。





ワタクシがまだヤングでガツガツしていた頃、鹿児島県の最北部・出水市から鹿児島空港までを結ぶ国道504号の高規格道化(=「北薩横断道路」建設促進)なんてものの機運が盛り上がっていました。…当時は、そんなものできるわけないでしょ(笑)くらいに鼻で笑っていたものが…ほぼほぼ全線開通のめどが立っているという現状を地図鑑賞中に見つけてしまい、驚愕しながら今日が行く日とばかりに現地現物確認に訪れてみたところだったんです。




関係者の皆さん、陳謝します。30年前のワタクシを見かけたら撲殺してもらって結構です。(笑



そうして懺悔?しつつ、改めてさつま町の中心部方面に戻ったら、お次に向かうは古きを温め新しきを知るのにうってつけの場所、郷土の歴史資料館です。





さつま町の歴史資料館は、都合がいいことにこの後高規格道を堪能したい国道504号沿いにあります。これはさすがにスルーできませんよね。





そうして立ち寄った資料館は、「宮之城歴史資料センター」という名で、北薩摩では霊峰と崇められたりもしている「紫尾山」のふもと、虎居地区にひっそりっと佇んでいます。




残念ながら、こちらの館内は撮影一切NGだったもので、その素晴らしさを伝えられないのが悔しいところなんですけど、島津家と、その傍系に興味がある方には超おすすめな学芸スポットですんで、是非一度お越しを。




これまで走ってきたこの辺の道は、実は豊臣秀吉が九州平定後に帰還するのに使った道でもあります。かの太閤の帰還の際、島津四兄弟の三男・歳久が帰還中の軍列に矢を射って反骨心をむき出しにした…という逸話もある道。そんな歴史ある道の脇には、それらの歴史をずっと見ていたであろうお城の跡も当然にあります。



こちらは、「虎居城跡」。古くは関東の渋谷氏や都城の北郷氏も住まったお城跡です。近いうちに、城跡の再整備(公園化?)が本格的に始まるようですんで期待が高まります。



と、そんなマニアックな整備話を何で知ったかというと、何もかもここ「宮之城歴史資料センター」の某学芸員さんのおかげ。お名前は伺いませんでしたが、その熱心な研究姿勢と知識の豊富さには、舌を巻かざるを得ませんでした。(おそらく60代のベテラン学芸員さん。あそこまで素晴らしい「郷土史愛」にあふれた方は稀です。



続いて、宮之城島津家の墓地などを巡りつつ、福岡へと戻っていくわけですが、ここらで3万字制限が近づいてきましたので、いったんぶった切りで。

次回は、ちょいちょい歴史と伝統に触れつつも、出水市経由でサクサクっと帰っていくお話になります。よろしければお付き合いください。

ではでは。
Posted at 2020/01/15 23:00:16 | コメント(4) | トラックバック(0) | 高回転でちょいと遠乗り | 日記
2020年01月13日 イイね!

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(前編)

南九州北薩摩の西部回廊をめぐるぼうけん(前編)令和になって初の成人の日となる1月13日は、全国でおおむね良い天気で迎えられたようですね。新成人となられた方、おめでとうございます。

ぜひ、若いうちに車生活をエンジョイされてくださいね。今始めておかないと…年をとるに連れておっくう度が上がって、ますます車に乗らなくなっちゃって、目で見て手で触れてまわる世界の広さと厚みがちょっとだけ少なくなっちゃいますよ、きっと。^^

見たことのない景色に出会えたときって、年をとっても(若干人生にコナレてスレていたとしてもw)変わらず感動できるものです。是非、お車を生涯の友にされて充実した生活をお送りください♪


(大分県・鶴御崎パノラマ展望台)


(佐賀県・干拓よか公園)


(佐賀県・鏡山展望台)

んで、そんな成人の日の3連休に2度目の成人式もとうに過ぎ去ったおっさんは、単身で九州島の南側へと走りに出てみました。九州の地図をじっくりと俯瞰してみると、意外や意外、自身のルーツでもある北薩摩方面へは碌に遊びに行っていないことが判明したので。…通り過ぎることは多々あるんですが。(笑



そんなわけで、今回は南九州の左の根っこ・薩摩半島の北部「北薩摩」の西側あたりをじっくりと攻めてみます。観光地としての人気の具合は正直言って高くはない地域ですけど、掘り起こしてみたら楽しい出会いが沢山ありましたよ、っていうお話です。



せっかくの気持ち晴れやかな連休の初日なので、気持ちよくまっすぐ下ってやろう!ということで、今回は国道385号から209・208号を経由するルートで北薩摩に向かうことに。(とはいえ、実際はくねくねと下らざるを得ないわけですが。



さて、とっとと話を進めましょう。出発したのは11日・土曜日の午前10時前。前日までの予報を少しだけ裏切る良い天気です。





混雑もなく、ルンルンとした心持ちでよく通る東脊振越えの山道を五ヶ山ダムあたりまで快走しながら、何か面白いことはないかなーと思いを巡らしていると、ふと「からほけ谷大橋」のことを思い出しました。 GOOPY さんの写真で教えてもらった素敵なループ橋のことです。



福岡市方面から佐賀市方面に向かうとき、東脊振トンネルを抜けたらすぐに現れる小道に右折していくと出会える、ちんまりとしながらもシュッとしたループ橋だそうで。これはいい機会とばかりに、早速そちらに寄り道して橋鑑賞を。





ありゃ…道を間違えたか。見知らぬ展望所に出ました。しかも、あいにくのガスり具合(笑




気を取り直して、改めて橋の方へとアプローチします。正解ルートは、福岡市方面から来たなら「右」→「右」で、佐賀市方面からなら「左」→「右」。コマンド的に覚えときましょう。





無事にたどり着いたなら、ひゃっはーとばかりに写真撮影して、いそいそと次に向かいます。あたりはとっても静かなので、付近に車両が入ってきたらすぐに音で分かります。3秒で運転席に戻って、速やかに道を空けましょう。(笑



ちなみに、この橋の上から見下ろす「道の駅・吉野ヶ里さざんか千坊館」の風景もなかなかオツなものですんで、鳥瞰好きな方はぜひ一度お越しを♪



そうして気が済んだら、あとは一気に背振の高台から佐賀平野へと駆け下り、次なる道路・国道208号を求めて有明海沿岸の大川市方面へと急ぎます。曇りで景色もいまいちなので、(晴れていれば)真っ平に田んぼが広がるさまが美しい佐賀平野の道中20数キロの経過はぶっ飛ばします。





実は今回、このルートで大川市に立ち寄る目的は2つあるんです。1つ目は、実はやったことがなかった「有明海沿岸道路」を端から端まで乗ってみること。そして2つ目は、約30年ぶり?に「本家かまどや」の弁当を食してみること。(笑



近畿圏には多数のお店があるようですが…九州・山口地域には18店舗(うち、2店舗は離島)のみというレアキャラです。あいにくと自分の生活圏内にはお店がなく、ここの弁当を食するのは…おそらく中学生のころ以来かと。どんなお味なんでしょうね。




何度かの小旅行の帰路で、有明海沿岸道を上ってきたときの道すがらにちらちらと見かけて気になっていたこちらのお店に到着したのは正午前。とりあえず、店員さんイチオシだった「スペシャル回鍋肉弁当」を購買し、沿岸道の入口へと向かいます。




この道も、佐賀空港方面への延伸工事が着々と進んでいるようですんで、その開通前に全線走破しておきましょうかね、ということで。(筑後川を超えた先の「大野島IC」までは来年度中、大牟田市から佐賀市までの全線開通は3年以内と想定されているようです。)





それにしても、本当に気持ちよく走れる道路。これが全通すれば、佐賀空港にも福岡県南からの誘客が有利になる可能性も秘めているので…飛躍のワンチャンがあるやもしれませんね。





それではいざ、よく走る「建老IC」から先の未知の道ゾーンへと突入!





ほえー。この道ってば大牟田市の南端の「三池港」までつながっていたんですねぇ。これまで、ほぼほぼ国道208号を上ってくるときしか使ってこなかったんで知らなかったんですけど…だいぶこの道に対する価値観が変わりました。(笑




とりあえず、次から我が愛車「白い嘘星」くんとの出会いの地、大牟田市勝立にある「SPeeD」さんに行くときはこの道を使おうと心に決めました♪



しかしてその後は、そこそこに混雑している国道208号を道なりに下り、熊本県境を超えた先の玉名市にある県道1号を経由しつつ―ので国道501号を目指し、熊本市の渋滞を避けながら南下していきます。





熊本市方面に向けて2-3年前に開通した国道208号BPから旧道(県道347号)に折れ、玉名市街地方面へと向かうと熊本県道1号線に出会えるので、右折を。





市街地では、昨年の大河ドラマで話題になった(と思う)「いだてん大河ドラマ館」を見つけ、これってこんなところにあったんだぁ、と思いつつ脇目で眺めながらさらに先へと急ぎます。(1月13日=本日が最終営業日だったそうですw




しばらくすると、高瀬大橋の先に県道1号の表示が出てきたので右折し、標識にも書かれてあるスポーツ公園(桃田運動公園)へと向かいます。そろそろ休憩してお弁当を食べなきゃ!






入り口の前通過の経験は10年を下らないこちらの公園ですが…でっかいですね。体育館に野球場や陸上競技場まで備えた、こんなにすごいスポーツ公園だったとはつゆ知らず。大変失礼しました!的な思いを抱きつつも、奥の駐車可能なスペースへと向かいます。とにかくハラヘッタ。(笑





さぁ、どきどきのかまどや弁当御開帳タイムです。隣のファミマのサラダは無視してください。(笑



おぉ!旨そう!…ってか、回鍋肉のソースが大人向け(辛め)で何ともワタクシの口に合う美味具合♪このソース単品で売ってほしいって、真剣に思っちゃいました。



で、そんな感じで口幸に浸りつつも20分ほどで公園を後にし、南方への小旅行の続きへ。




が、しかし…食べ終わった直後の頭の隙間にぐりぐりと睡魔が入り込んできたため…あえなく途中のデイリーヤマザキで小休止という名のシェスタタイム。おやすみなさーい。^^





…で、おあよーございまーす、と寝起きの一声を上げたのは…1時間40分後。みごとにノンレム→レム睡眠のサイクルを1巡したころ合いです。これだけ寝ればもう大丈夫。おかげでだいぶ陽は陰ってきたものの。



ここのデイリーヤマザキの駐車場からよく見える金峰山の山頂の放送設備群を、しっかりと撮るくらいの余裕も出てくるほどに、すっかり眠ってリフレッシュしてしまいました。(笑



さぁ、目指す北薩摩の優都・薩摩川内市まではまだ残すところ150キロ余りもあります。とにかく先を急ぎましょう。…もう暗くなる前の到着はすっかり諦めましたが、拡張工事が続く国道501号の狭隘部もガンガン走って、熊本市→宇城市→氷川町→八代市と走り続けます。





国道3号の沿道で「たこやき大阪」のタコ看板を見かけると、ああ南九州にやってきたんだなぁ、と思っちゃいます。もう目的地まではすぐそこ、的な錯覚に陥ります。(笑



もうこの際です。どうせ明るいうちに薩摩川内市にまで到達できないのなら…ということで、無料の西回り道も使わず、オール旧道で国道3号を下ってみることに。




八代市南部の日奈久温泉を通り抜け、本格的な山間路に差し掛かってくると見えてくるのが、こちらの日奈久ちくわセンターの遺構。高速道が開通して通過車両が激減したこともあり、あえなく廃業してしまいましたが、その昔は長距離ドライバーたちの憩いの場として、相当に賑わっていた場所です。





ああ、諸行無常…。




さてさて、気を取り直して西回り高速道の橋げたを横目に、国道3号をひたすら下り続けましょう。





そんな中で見かけてしまった、芦北町の「レストランよしみ」の遺構…。ああ、ここもか。



図らずも…時は流れて、人も街も変わっていくんだなぁということを強制的に思い知らされながらの南下行路となってきました。うーん、ツライ。ま、だからこそ今の一瞬一瞬を大切に生きなきゃね、と思い返すきっかけにもなるわけですが。





ってな感じでとっぷりと日も暮れたころ、水俣市街に到達したところで、毎度おなじみ3万字制限にも到達してしまったので、以降は次回に続きます。

今回、ただただ下るだけの話になっちゃいましたが、ご容赦を。(笑

では、また。



プロフィール

「[整備] #アルテッツァジータ (備忘)過去4年の主要整備記録 https://minkara.carview.co.jp/userid/2891972/car/2502318/6676292/note.aspx
何シテル?   12/19 11:18
====================== ◆紹介 アラフィフのしげ爺太です。よろしくお願いします。2017.8ジータAS300を一目惚れ購入。 201...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2020/1 >>

   1 2 34
56 7891011
12 1314 151617 18
192021222324 25
26272829 3031 

リンク・クリップ

利尻・礼文! 悲願「水の神」降臨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/09/14 20:17:58
伊賀F 2021 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/11/15 18:17:08
機種依存文字とUTF-8 ~ EXCEL 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/06/02 21:36:58

愛車一覧

トヨタ アルテッツァジータ 白い嘘星 (トヨタ アルテッツァジータ)
2017.08 某炭鉱の町で見つけた程度のいいジータ君に一目ぼれして即決一括現ナマ購入し ...
ダイハツ ハイゼットトラック 白い土聖 (ダイハツ ハイゼットトラック)
2024年8月時点で21歳のローダンプ車です。 パートタイム4WDなので濡れた草(草丈2 ...
その他 Panasonic オフタイム たそがれのオフ (その他 Panasonic オフタイム)
いわゆる電動アシストサイクルです。 思いのほかパワフルなモーター(直流・250W)のお ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation