スターレットへの回帰

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二代に渡って維持されてきたヴィッツ「らしさ」は今回、ほぼきれいサッパリ霧消しました。


やっちゃったなぁ～…


50m離れたらiQだかラクティスだかプレミオだか、見分けがつかんだろうに。



まぁ確かにね、VWのデザインディレクター、ワルター・マリア・ダ・シルヴァさんも「まずVWであること、VWに見えることが重要。個別の車種の識別はその後でよい」と仰りますがね。


それは「ルポからフェートンまでがVW」という一貫性が下支えするから出来ることで。

同じアッパーレンジにあるLSとクラウン／マジェスタとの間にまず境界線があり、アルファードやラクティスがパキパキの直線平面ときて、片方ではツンドラやランクルが好き勝手に線引きしてるトヨタにその手法は必ずしも的確ではないと。


単純に埋没を誘うだけ。特にヴィッツのようなプロダクトにそれを持ってきては、一気に凡庸になってしまう。



これをカッコいいとCMで言えちゃうんだから、トヨタのマーケティングはスターレットの時代と変わらないんだなぁ…(￣▽￣;)