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はい。クルマから脱線シリーズです。

空母信濃といっても、軍艦好きな人でなければ分からないでしょう。
竣工（普通は完成の意味。信濃の場合、とりあえずドックを出て動かせる状態）から沈没まで僅か10日、近現代海軍史で恐らく最も短命だった船です。

先行した大和と武蔵は戦艦として造られ、あまりに高価で高性能だったが故に「ここぞ」の場面にも投入されず、戦局が絶望的になったところで航空雷爆撃の袋叩きに遭って沈みましたが。

信濃は戦艦の船体に飛行甲板を載せる「急造空母」に改造されました。しかし旧日本海軍の主力工場は呉。信濃は横須賀でやれる限りの工事をとりあえず終わらせ、仕上げの作業を呉で行うために回航…する途中で潜水雷撃により沈没しました。「一隻の潜水艦が一回の攻撃で沈めた最大の艦艇」の記録になってると思います。

大和型の重防御設計を踏襲し、武蔵は20本（最大33本説有り）、大和は10本の魚雷を受けるまで海面にあったにも関わらず、信濃は僅か4本の被雷で沈没し、物資や人員を失い疲弊して、継戦能力を失っていた日本の象徴的存在となりました。

で。タイトル画像なんですが、日本側で撮影された信濃の唯一の写真と「されて」います。東京湾内で公試中のものを、すれ違った別の艦から撮ったと。

私は「ウソだろ」と思うんです。

同じ大和型でも、大和の公試写真は残っていますが武蔵のものはありません。私が見た事無いだけかも知れませんが。



大和が全速力を出しているとされる場面。公的には27kntとされつつ、実際はもう2kntほど上乗せできたようです。
信濃はどうかというと、…



まず、煙突からの排煙が出てないんですよ。
それと船体の傾斜。「左に転舵しているので、右に傾いている」というんです。

おいおい、大和型の最大幅は39m。ちょっとした臨港倉庫が浮かんでるようなもので、1基2000トンの主砲をぐるんぐるんと回して、40km先の敵艦を狙うという設計です。



船首波もほとんど立ってなく、せいぜい3〜5kntでしょう。いくら空爆対策の航空甲板という重たい一枚板を載せたにしても、そんな微速で目に見えるほど傾斜するハズはないんです。しかも、甲板上にやたら「人影」がある。

信濃はドック内の作業が間に合わず、呉への回航中も「艦内での」溶接作業などが続行されていた、とは言われています。しかし、いくらなんでも甲板の塗装や舗装（爆撃防御にコンクリートを敷いていたと言われる）を洋上でやるとは思えない。

何が言いたいか？この写真は、右舷に4発の魚雷を食った後、護衛の駆逐艦から撮られたものではないか？

だとすれば、急速な浸水に機関を止めざるを得ず、排煙も船足も止まり右に傾いている、甲板上で乗員・作業員が退避準備している、全てを説明できるんです。

東京湾内の公試では航空機試験もやった記録があり、甲板上にこれだけの人員や資材があっては発着艦試験など出来ません。

何が正しいかはもはや証明する手段がありません。しかし、「何処どこで撮ったよ」というにしては状況が符合しない。

ぶっコロナにせよ何にせよ、自分のアタマで考えることは大事にしないといけません。

なんか、タイタニックの残骸を見に行って潜水艇が潰れた、ってな話ですね。

今更ですか💧なんか「爆縮」「爆縮」ってやたら言うでしょ。潜水艦や潜水艇が安全深度を越えて水圧で破壊されるのはたいがい「圧壊（圧潰）」を使うんですが…

最近仕事中はラジオ聴きませんし、家でもニュースあまり見なくなりましたんで…ネットニュースではなんかやってはいましたけども、タイタニックにタイタンで潜って事故ってマンガかよと。

しかし、5人でしょ。タイタニックを見に行くには少なくとも、4000mを安全深度にした設計でないと耐えられないですから、よほど最新最強なんだなと。

いや、世界中見渡しても、4000mを越える超深海探査艇で5人も乗れる機体は無いんです。



日本のしんかい6500、



フランスのノティール、



アメリカのアルヴィン、



ロシアのミール1/2。ここら辺は上限3名です。ジェームズ・キャメロンがマリアナ海溝探査に使った…



豪のディープシー・チャレンジャーは定員たった1名です。
潜水艇って、そもそもガワだけ見ると…〜参考画像はイタリアのトリエステです〜



縦長の船体を持って、いかにも小説の「海底20000マイル」みたいな印象を持たれるでしょうが、この船体の中身はバラスト（死重）や生命維持システム、電源や動力・操行装置などメカがいっぱいで、人間が乗る部分はこのトリエステの場合、



下側の球体です。ここから潜航中、他の船体部に移動することはできません。他のしんかいにせよ、アルヴィンにせよ船体外殻の中にこの耐圧殻が収納されているので、なんか「船」っぽく見えますが、実際は大きくても直径2m前後の球体に2〜3名の乗員が詰め込まれて、1回7〜10時間にも及ぶ潜航調査を行うんです。

お1人3700万円を頂戴しての安楽快適な深海ツアー、なんかあるわきゃねぇ。

しんかいの場合、乗員2名のときは簡易トイレ。3名では身体を動かす空間がないのでオムツ着装で探査に赴くのだと。

なんですか？どこいらのファッション通販成金が？世界最深部のチャレンジャー海淵に行きたいとか抜かしてるんですか？

前述のキャメロンが乗った「ディープシー・チャレンジャー」は、超超高圧の深度10000mへ最速アクセスするため、耐圧殻は直径僅か1.1m。冷蔵庫の野菜室くらいの高さの金属球ですから、中に座ったらそれ以外のことは何もできません。閉所恐怖症だったら発狂しちゃうね。
私？広さ狭さ以前に「出したい時に出せない」「降りるに降りられない」ような乗り物なんか絶対イヤです。そんなもんに生身の人間が乗って、「着いたよ」たって指一本外に出せないんでは、月面のように直接下りて実験や資料収集できるわけでなし、…宇宙船には一応「トイレ」がありますからね。

深海とは暗黒と高圧が支配する死の空間。泡銭うならかして「ただ興味があるから行きたい」という程度の人間が行く場所じゃないんです。

こないだ車検の見積もりを済ませて、若干雑談タイムがあったんですが。

「CP3でここまで走ってない個体はそう見ないです」

だよねぇ…。リーフが来ちゃったのが大きいとはいえ、まだ20000kmいかないんですから。
ガソリン税ナシって走らせるのも気分が軽い。

「しかし面倒くさい客ですんません。前車はラグレイトだし…」
「そう言えばそうでしたね」
「あれ乗ってて、『一度くらい前後ダブルウィッシュボーンのクルマ』にしてみたいな、と思ったらナイんですよね。今」

（若干苦ーい微笑で）「ええ、今みんな後ろが車軸式になっちゃって」

車軸式。

まぁね、スプラッシュであれだけのセッティングができるってな実感はありますから、問題は無いんですよ。実用上は。

ウチも壱號艦は…リアリジッドなりビームサスのクルマは選んでこなかったけども、いつこの点で陥落するやら。



楽器載せるにはビームサスの方が低床でいいですから。

EVはこの辺り（載貨性）がどうしても、電池の都合で不利になりますね。

なんでかここ10〜15年くらい？持て囃されてる群馬サイクルスポーツセンター。

しかし…クローズドコースのくせに一般公道より危ないのが、見ただけで分かります。

この駄ブログで過去、このコースに一切触れてこなかったのは、その一点です。だってチャリが前提なんでしょ。



サジェストの頭が「事故」だもん。そりゃそうだろ。一定のレギュレーションに準拠したサーキットとは違うんですよ。ガードレールの刺さり具合によっちゃ簡単に死ねます。

やるに事欠いて、こういう場所を聖地のごとく祭り上げる「意図」が理解できない。

SNSで死線をあっさり越えるバカが増えてるのと、病因は一緒じゃないかな。