
だっはははは。
なんだこれは。
直4横置きのゴルフオールトラックと並んだ新型アウトバック…
エンジンブロック+インテークの取り回し、北米と中国ではターボがあるからインタークーラーが載り、更に法規要件=歩行者安全のためにボンネット下の空隙が必要だ。いやいやそれにしてもね?
〜確かに車格的には、ゴルフよりパサートを並べるべきとも思いますが〜
こんなに顔がでかいんですよ。最低地上高の差、どころじゃない。
ボンネットを上げたら、スバルの言う一次安全に重要な視界要件が変わってしまった、じゃあインパネを上げよう。着座位置も上げよう。サイドウィンドウ下端も上げなきゃいかん、全部足し算でつなげたらこんなんなりました。
このボディ、全幅でなんと1855mmもあるというんですが、全高まで旧型比75mmも上げてしまったので、前述の上げ上げ足し算の相乗効果か、ボディのマス感に対してトレッドが貧弱だし、そのボディも変にヒョロ長く見える。
見え方に占めるボンネット周りのボリュームが大きすぎるからそうなるんですね。1カ所のマスを、周りとのバランスを加減せず無神経に持ち上げると、全体に連鎖補正を掛ける悪循環になり、つまるところどっかに破綻を残したまま無理やりまとめるからこうなるんです。
こういう見え方を避ける好例を挙げます。BMW3シリーズ。
ボンネット後端=フロントガラス下縁の高さと、左右のボンネットオープニングラインの高低差が非常に大きい。
フェンダー側面をいきなり切り立たせるのではなく、直6のヘッドにかかる部分だけに肉を盛っていきながら左右のボリュームを階段状に削いであるんです。
ボンネットは確かに持ち上げられていますが、ボディ全体に視線を配ってみて、「顔が不釣り合いにでかいな」という印象はほとんど無いと思います。更にドアミラー下からキドニーグリルに走ってくる線のエッジを立て、ボンネット左右の視認性にも配慮する。これが「商品性と法的要件をバランスしたデザイン」です。
対してスバルさんの唯我独尊なデザイナー達は
「ああ、次の法改正ってそうなるのね?じゃあやっとくよ」とばかり、馬っ鹿正直に
水対搭載ゆえに、ただでさえ削ぎにくいフロントタイヤハウス〜オーバーハングにドカアッとボリュームを載っけてしまう。
未熟を通り越して無知だ、と私が詰り続けるのは、こうしたものが無反省に出続けるからなんですね。で、デザインスローガンがまた変わりましたね。ダイナミック&ソリッドwから「BOLDER」ですって?
今でさえ世間知らずのやっつけ仕事なのに、これ以上「大胆」になるんですかw
VISIVアドレナリンとやら。これご覧になった方々に聞きたいんですが、実写の実車だと思いました?私にはクレイモデルのCG合成にしか見えなかったんですが。大体今時のショーに、ドアも開かないクレイなんか堂々と出す会社は、スバルさんくらいですよ。
いやー、まことに分かりやすい画を見つけた、というお話でした。
Posted at 2020/03/08 10:44:39 | |
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