
松任谷正隆氏の文章があるんだけど。
「死ぬ前に乗せられるのは救急車」
そうかもなぁ。かなりの人は。ただ、「人生最後の所有車」について、松任谷氏自身のクルマについての明言はしてなくて、「徳大寺さんはゴルフだった」とか書いてるんですよ。
まあ徳大寺さん、「間違いだらけ」の中で旧クラウン…「羽田に向かう首都高の15分が苦痛」と私がボロカスに斬った旧クラウン…を最後まで気になさっていた訳ですが、
つくづくあんなモンを終のクルマにしなくて良かったですよ。
松任谷氏が今年70、私が来年50。所謂内燃エンジン搭載の新車販売禁止が30年代に見えてくると私も還暦ですよ。そうなるとね。
この10年くらいで、あらかた選択肢は絞られましょうよ。
トヨタが近々、固体電池EVをやりそうだと。そうなると、量産体制や価格によるところもあるが、先行する日産などをいきなりひっくり返す可能性もなくはない。電解液の活性が下がる低温時の性能悪化が少なく、発火性の高いリチウム電池のようにセルを小型分割化する必要もなく、生産性や搭載性の自由度も上がるでしょう。
リチウム電池の電解液の発火性は灯油程度で必ずしも高くは無いという記事もありますが、昔ミツビシがリチウム搭載のシャリオEVを作って、北米に持っていったら充電時の手違いで全焼しちゃった(i-MIEVのすべて)くらいですし、それがために小セル・積層化しなきゃならなくなった。
最近も現代のEVが火災によるリコール騒ぎを出してます。中華製EVなんか1日何台燃えてるか分かったもんじゃない。エネルギー密度がガソリンに全く及ばないリチウム電池車は、まだまだ世界的には品質面でピンキリ状態。
実際、近距離ユースの嫁号は運用コスト面でリーフがいいなと勝手に思ってますが、スプラッシュで「ポケットが少ない」とコンプレインを貰っているので、ちょっとそのまま押し切るのは憚られる。
パワーは十分以上ですけどね。
なんせガソリンは、クルマのタンクから外部にエネルギーとして取り出すわけに行かない。
EVの電力はV2H化すれば、宅内のコンセントなり空調、給湯なりで好きに取り出せる。このメリットはポケットの一つや二つの利便性を遥かに上回る…と、理屈で動かないのが女性ですが。
と、嫁号はいずれデンキになるんじゃないか。そしたら私のはどうする。
私はもう、クルマで食い扶持を拾ってきた人間ですから。ハイブリッドは…あるかも知れないけど、エンジン車で行くでしょう。インスパイアがまだウチでは1年目で、3年は置いとくとして。
その先。うーん。どっちにしろ内燃はフェードアウトするってんなら、私的に目一杯ブッ飛んだエンジンにしてやろうか。
むふふ。
Posted at 2021/05/19 21:07:33 | |
トラックバック(0) |
車諸々 | クルマ