先週から楽しみにしていました「吹奏楽コンクール課題曲スパシアル」。
ですが、ちょっと朝イチ成田第1南ウィング・ルフトハンザなんか当てちゃったもんで、ホントは家で見たかったのに帰れず終い。
まあね、結果的にそれで良かったですよ。直接見てたらテレビぶん投げるトコでした。
なにが1位が「ディスコ・キッド」よと。
元・Tubパーリーとしては冗談でも許しがたい。
あのねぇ、現役や経験者ならわかって貰えると思いますけど、ダブルリード属とか極低音木管のムッチャクチャ高い奴等(苦笑)、或いはハープみたいな大物…揃えたくても揃わない団体・学校はザラにありますでしょ。
この曲、「E.Bass」の譜面が有るんです。
E♭管Tubじゃありません。寄りにも寄って、エレキを持ってこいという指定です。
アコースティック命のワタクシにこれは…ふざけんなと


どんな高級なもんだって、あのアンプってものは電源入れた瞬間から「ツー…」とか「フー…」とかの微ノイズ出ますよね。
かつて、この作品が課題曲として書かれた事を知った時は、
「年に一度、たった12分間の真剣勝負の場を、消し様のない電気ノイズで汚すとは不届千万」と思ったもんです。
コンクールのステージ上に持ち込める電気デバイスは、Tmp用のチューナーとヴィヴラフォンのモーターに限るべきなんです。
はっきり言って、リズムの刻みが細かい以外はテンポ変化もなく、特段の印象も残らない凡作。
だがしかし、我々Tub吹きに取っては、エレキが後ろにいる限り。
ボリュームの捻り方一つでこっちのアクションが丸つぶれにされちまうんですよ。
ただでさえTubが3本も並ぶと、どれが誰の音だか解らんと言われてしまうのに。
ステージ写真には巨大なアサガオ管ばかりが咲き誇り、肝心の奏者(←ワシ)の顔なんか一つも写らない。
我々の存在をいくらかでも考慮すれば、こんな譜面を書けるわけが無いんです。
この作品が今日まで知名度を保ってる理由は単に「エレキを入れた事」、それだけなんですよ。
話題性以外の理由、必然性など何もないのに電気を押し込んだ愚作が人気1位か…佐渡さんの好みや思い入れだけで決めたでしょ、これ。
そうでなくても、高3の夏には吹連に煮え湯飲まされたのに。
見損ないましたよ。

Posted at 2009/05/24 10:26:11 | |
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