
←モーターマガジン別冊。
これはワタクシを狙い撃ちですよ。まんまと買わされてるし
まあ今になって思えば、ボディストラクチャーのベースはR31クーペですし、光通信スイッチ装備のステアリングはC32ローレルの流用。シフトセレクターは汎用品ですしね。
中折れリクライナー付きパートナーコンフォタブルシート、全面発光式グラフィカルメーター、4cam 24valveヘッドに可変バルタイ他ハイテク満載のVG30DEエンジン等、専用開発の「華」もあれど、ことごとく「6:4キャビンのアレ」に蹴散らされてしまう有様。
そりゃねぇ、初代MPVだって「タマゴの形したアレ」にインパネデザインひとつで蹴散らされる訳で。
あの時代のトヨタ製品には、どこの会社の看板モデルもコテンパンでしたよ。
当時中学生のワタクシだって、モーターマガジン本誌の国産車カタログ見て「これじゃ販売勝負にならん」と思いましたもの。
日産はBMW6と「アレ」を見ながらF31を造ったけど、トヨタはF30なんか見ちゃいなかったのですから。
個人的には前期より、後期の~ホワイトメーターが不評だった~「BIG 2DOOR」が好きなんですが、この本では前期型の記述が多いかも。
あのホワイトメーター、写真や印刷ではそうとしか見えず高級感に欠けますが、実際見るとシックなシルバー地なんですよね。
それに余り知られてないと思いますが、かのVG30DETも、本来はF31向けで先行開発していたのが、シーマ主管(当時)の三坂さんに「強奪」されたんです。
A「ソアラが3.0ターボで230ps出してるなら、こっちは4ドアでそれを超えるスペックが欲しいな」
B「それならレパードグループが開発中のやつ。あれをもらえませんかね」
A「そうだ、あのツインカムターボなら…いい事思い付いたじゃないか」
C「待てよ!打倒ソアラで息巻いてるレパードグループが、二つ返事であのエンジンを差し出すとでも思うのか?」
A「勿論レパードも大事だ。しかしこっちは、クラウンと真っ向から闘う日産の旗艦。最強の心臓が必要だ」
かくして、身内のシーマに踏み台にされ、また北米インフィニティへの投入も不発と、どっちを向いても不運尽くしだったF31。
合掌…(T人T)

Posted at 2010/01/28 11:24:01 | |
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