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被害に巻き込まれて空港で立ち往生の旅客が3000人、と。

飛行機飛ぶと思ったんかね。予定の変えようのない外人客は仕方ないにしても。

橋桁破損では相当な時間が必要…でしょうな。

しかし今回の連絡橋事故、台風の直撃が少ない近畿圏とは言えど

迂闊のそしりを免れない、或いは人災

とも言えるのではないかと考える。

関空では観測史上最大の風速59m/s超を記録し、位置情報から拾った衝突時の船の漂流速度は8km/h程度だという。



漂流開始前の投錨位置がここで、水流と風に負けて走錨して流されながら5ノットで橋にぶつかったようだ。

錨を引きながら8km/hで走ってしまうような嵐に遭えば、一般的な内航貨物船ではまず逆らえない。これだけ書けば不可抗力なのだが。

しかし、この位置は南から台風＝波が来ると分かっているのに東西と北を塞がれたどん詰まりであり、考え得る限り逃げ場としては最悪。

少なくとも（滑走路など長くても4km程度。半島ひとつかわせとは言わない）、空港島の西側までは何をおいても走らせておくべきだったろう。下手すると大阪港まで流されたかも知れないが、空港アクセスを麻痺させるような事態は避けられた筈。

そこらまで船体が出ていれば、風向きが大きく変わって流されたにせよ、踟躊航法を使ってある程度の時間稼ぎも出来た可能性があり、…うーん、釈然としないんだなぁ。

まぁ、壊したものは今さら仕方ないけども。