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私らの世代、所謂「団塊ジュニア」が免許を取って車に乗り出した頃、「車で腰痛になる、悪くする」って話が結構ありましたね。

サニーやカローラみたいなベーシックから、セドグロ、クラウンといったハイオーナークラスまで「とにかく日本車のシートはダメだ」と。



モーターマガジンが菅生のテストでGTS-Rを走らせた時も、動力性能はピカイチながらこの専用バケットは

「ベンチに毛が生えたようなもん」

と酷評されてた記憶がありますな。

いつの間にか、そんな「車に乗ってると腰が痛み出す」みたいな話もすっかり聞かなくなり、日本のシートメーカーの努力や品質の向上に今更ながら驚く次第です。

しかしね。その反面、

一向に進化もしなきゃ、座ってるとかえって身体がおかしくなりゃしねーかと腹立たしくなるのが、大病院の待合いベンチですよ。
今や駅のベンチの方がまだマシ、と思わされるお粗末さじゃないですか？？

こんなもんに2時間3時間と座らされたら、それだけで次回予約が躊躇われる苦痛ぶり。

…訳あって久々に、市内の総合病院に来てるわけですが、もうイヤだもの。採血やMRIや静脈カテーテルよか、このクソベンチのソフト拷問ぶりが腹立ってしょーがない。

背中が低すぎてもたれるには全く足りないし、座面も数分で腿裏や尻に痛みを感じるお粗末さで、体圧分布やエルゴノミック思想なんてものは星の彼方、的な感覚でしかない。

個人医院みたいにマガジンラックの用意もなく、ただ待たされるだけの空虚な時間をこの椅子でとは嫌がらせ行為に等しい。

私が厚労相だったら、全国の病院に
「座って5分で痛痒感を覚えるような椅子は、通達からひと月以内に全て更新すれ！」
令を出しますよ。ええ。

なにより不健康だもの。