
LクラスSUVが続々と出てきます。
直6ですか…まさかこのご時世に、こんなエンジンを新規に起こすとは。
しかしこのT3-VPTS型は、既存の2.2とボア・ストロークが同じモジュラーエンジンゆえ、恐らくそこまでコストは上がってないのではと思いますが。
現状は3.3ディーゼル+セミハイブリッドのAWDのみ。どこも苦心してますね。
254ps/56.1kgmのエンジンに16ps/15.6kgmのアシストモーターですが、…そんなに出してるかな?と思うほど穏やかで、6発化の恩恵が大きいところ。濃密な回転フィールと相俟って、マルチシリンダーの味わいを楽しめます。
ディーゼルチックな音振は4発から更に低減して、日常域ならほとんど意識に入らないでしょう。
ネットで「硬い」と書かれた(らしい?)脚は…決してそんなセッティングじゃないと思います。何か勘違いされたんでは。
6気筒、4WD、1940kgの諸元から、ちょっと重さを感じる場面もありますが、CX-8で感じた「クロカン4駆的な低速のドシバタ感」はほとんどありません。
と、クルマとしてはまとまってるんですが、やっぱり不安は
吸気系、特にEGRバルブからのDPM堆積。
相当溜まるまで診断機でもコードが出ないらしいですが、これは写真見るだけでも心臓に悪い。こんなんでよく動くな?回るな?と逆に感心する、それほどボッサリ溜まる…うげぇー。
各ショップさんで掲載してる写真は、ご自身で確認していただきたい。「マツダ ディーゼル 煤」で検索するとブッチリ出てきますから。
拙宅に近いところのショップの作業例では、バンパー外してインタークーラー外してインマニ外してEGR回路(パイプ、バイパスバルブ、EGRバルブ)外して吸気シャッターバルブ外して…
と、コンディション戻したいんなら工賃なんか気にすんな、そうでもないならディーゼルやめな、的な重作業になってます。作業に丸2日かかってアレだと…各部ガスケットも交換なので、12〜15万は覚悟しないと💧
加えてオイル管理がうるさく、指定オイルもそこそこ高い。個人タクシーでアテンザのディーゼル使ってる人がいますが、オイル交換どうしてるのかしら。
メーカー側はそこまで言わないんでしょうが、多少軽油が安いといっても、長く乗ろうとすると性能維持にコストがかかるのは…ガソリンだったらそんな、5万キロ程度で吸気系全バラしはしませんからね。
今ひとつ、決め手に欠けます。うーん。
Posted at 2022/10/13 19:52:53 | |
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