
←夕方乗りました。
ふーむ。
まず、どうでしょうね…このヒョコヒョコした伸び側のバウンス。
ボディ自体は割とカチッとしてて、タイヤ叩かれても路面がうねってもサス回りがフニャついたり直進性を怪しくしたりはしないんですが。
シートクッションのストロークが足りないのか、或いは表層と内側の材質差から硬く感じるのか解りませんが、舗装が荒れ気味の路面では特に腰~背骨を揺すられる感じがついて回ります。
横腹~腰回りのサポート不足、座面長の短さも不満な点。
走り始めはそんな風に「どっかが何やら無闇に固い」…バネに対しダンパーが緩いのか、とにかく入力~伸び上がりの動きが早いので、必要以上に「体が跳ね上げられる」動きが目立ちました。
しかしながら、3発故のジャワジャワしたノイズ・パワートレーン全体から来る振動はほとんど目立たないレベルに抑え込まれてます。
ゼロ発進からちょっと元気に走り出すと3000rpm前後まで回りますが、スピードの乗りは意外に良く、それほど踏む必要はありません。
CVTの働きも大したもので、60km/h巡航を1100rpm余りでこなすワイドレンジぶり。
このCVT、スズキがパレット用で「先行」したはずの副変速機付きですが、その実「あれは元々日産のエンジニアリング」なんだそうです。
某スクープ誌では「スチールベルトCVT終焉説」をやたらがなり立ててますが、こういう物を出されるとどうなんでしょうね。
つい10年ほど前にも「ターボ終焉説」がありましたが、今そいつらはどんな面してメディアに出てるのやら。
思い込みで迂闊に物を言わない方が身のためじゃなかろか、と(むしろそりゃ自嘲?)
もう1つのトピック=アイドルストップは、単純に車速ゼロでエンジン停止、ステアリング操作またはブレーキ緩解でセル始動のシンプルロジック。
ただ、トヨタのものとは違い、ウィンカー作動時でもブレーキを踏んでればエンジン停止します。
セルの作動音は比較的穏やかなので、頻繁にゴー&ストップを繰り返してもそんなに煩わしい感じはしません。
実際、あれ(セルのキュルキュル音)って結構うるさいし振動も出るので、ストレスになるんですよね。
一方でバッテリー寿命はどうなんだろうか?そこが例えばウチの営業車のように従来の半分そこらとなると、ユーザーメリットがた落ちですが。
これに通ずる不安はマツダの市販版i-STOPも抱えていて、サブバッテリー+補助回路でのセル併用で維持コストが上がる事、それに多少なりともセルを回すが故にノイズが入る事の2点がどうしても気になります。
これが開発当初のまま、直噴再始動一本で出せたらオリジナルの技術になったのに。
まあそんなこんなで、3桁近いトコまで出して見ましたが、その辺行くとボディの動きも落ち着いてきて、低速でのヒョコヒョコ・パタパタが気にならなくなりました。
日産らしくハード面はよく出来ていて、一般的な軽自動車に慣れた人が乗っても同じ3発とは思わないでしょう。そのくらいトルクフルに違和感なく回ってくれる。
国内版に追加されるかどうかは不明ながら、S/C過給バージョンで前述の「?」が解消されてるかどうかが見物です。

Posted at 2010/07/31 23:13:49 | |
トラックバック(0) |
車諸々 | モブログ