
…ひとり日産が利益を捻り出せればいい、って環境にはないと思うんですけどねぇ…
純然たる、量産効果とか原料価格の安定・低減化、技術進化によるコストダウンじゃなく、サプライヤー間の叩き合いを狙っているだけですよね。これじゃ「Win-Win」とは程遠い。日本の企業間でハシゴの外し合いなんかしてる場合か。
トヨタがプリウスを出した当初は、台当たり200万の損切りで売ったと言われました。工場出荷価格が400万以上と推定されてましたからね。そう考えると、やはりトヨタの地力というのは恐ろしいものです。
日産のキモは小せえと言ってるんだよ。聞いてるか?高給取りのレバノニアンエグゼクティブ。
電力各社が節電のお願いに広報力を割かれている中、デンキを使う製品のビジネスがしんどいのは分かります。東電なんて向こう30年は補償と廃炉作業に追われて、デンキのセールス話なんか出来たもんじゃない。
こういう、エネルギー関連産業の事を考えると、果たしてじゃあ「西日本は、電力会社間の融通で関電の穴埋めができた」「フタを開けてみたら、需給の逼迫はありませんでした」「原子力発電の必要性って果たして…」みたいな論議がすぐに出来るのかどうか。
家庭向けで儲けてたという利益体質の話は置いといて、高コストの火力発電を電力会社が負担を被ってフル回転させたが故の安定供給。
融通するにしても、電力ってのは送る距離が延びるほどロスが増える。東と西では周波数も違う。そもそも「いざ」の手段である電力融通を、ハイシーズンが来る度にしょっちゅう発動するのは如何なものかという事です。
反面、供給力を維持しても電力販売量が落ち込むとなれば、燃料コストの上昇をカバーできなくなり、電力会社の経営も悪くなる。ある程度の水準まで、電力単価が上がっていくのは自明の理といえます。
そんな不確定要素が積み上がっていく中、いくら非常時の家庭用電源にもなりますったって、車両+授受電システム設置に3~400万円もの投資が出来るはず無いんですね。
こういう、産業界の苦悩まで考えてモノを言ったんですかね、あの白髪頭の教授は。
あの人こそ
デンキなグルーヴで世界に名を売っ
た第一人者でしょうに。
この段になって、
たかがデンキとはナニゴトかと。
Posted at 2012/08/27 12:54:00 | |
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