
写真はソリオ=D:2のデュアルカメラ。スズキ版はカメラの間隔が小さいとはいえ、かようにスッキリまとまるものを、スバル版は何故あれほど巨大な筐体が必要なのか。
わざわざああいう形にしてるんなら、それこそデザインの為のデザインでしかないんだが。
COTYをインプレッサが取った。それ自体悪いニュースではないが、国沢光宏氏も言うように「新型車のリリースが少ない一年だった」即ち敵が少ない中でキープコンセプトの「守りの商品」が取ってもねぇ。
RJCとCOTYが喧嘩別れして以来、さほど関心事でもなかった上、iQ事件からはもう「まだやってたのか」としか思わないし。
クレードルフレームが入れにくいから、クロスメンバー〜フロントサス下にブレースを入れましょう。これでステアリングレシオを上げられます。しかし、たかだか150psそこそこの車にそんなクイックレシオが必要だろうか?音振バランスでフロントが負け気味な点も変わらないし。
リアのフローティング構造もロール抑制のレスポンスが良くないので、スタビをボディ側に直付けしましょう。生産性は落ちるんですが←ユーザーにそんな事情を聞かせる所、妙に恩着せがましいと思ったら、1.6には付かないという。全グレード展開してから言えば?
前回はデザインのオタンコぶりを挙げたけど、トルクベクタリングもね。水野和敏さんも指摘してた件…「GT-Rの開発に貢献したのがマレリの車両総合解析システム。馬力や加速G、トルクとゲイン、それまで各部門がバラバラの指標でやってた仕事を、1つの物差しにまとめたのは大きかった」
「クルマを創るのにエンジン屋は馬力、ボディ屋は加速Gで性能解析して、どうやってその数値をつなげるのかと。トルクとゲインなんかどうつながる?最後はVDCでリリースしましょう、って出口しかなくなるんだ」
スバルがやってる「ブレーキトルクベクタリング」なるものの技術基盤はここ止まりだよ。1/1000秒単位の挙動解析にしても、日産がそれを目指すとCMで謳ったのは「イチロ・ニッサン」の頃だったはず。ACT-4もVTDもベースは30年前のもの。いくら完成度が高いにしても、そろそろ次の弾は無いのかと思うのが普通。
今やリアビスカスも組まない、減価償却済みAWDでしかないしさ。目立った変化ったら、ステップATからチェーンCVTになったくらいでしょ。
ホンダの3モーターSH-AWD辺り見てると、これにV6なんかじゃなく4発のダウンサイジングターボ組んでハナを軽くすれば、相当なモノになるなと思っちゃう。
ライフサイクル・コストを考慮すると、ハイオクを使いたくないから2.0NA、新型は直噴で燃費も良くなりました…か。だったらハナから、225/40R18なんてバカ高いタイヤ持ってくるな。
そこまでのシューズを与えたのに、GTI的な存在感を醸し出せないのは何故なのかね。
デザインに迷いが見える、後から後から思い付きで書き足したようだと散々指摘したけども、
「レガシィのお客さんの受け皿を用意しなきゃならない」
「スポーツワゴン時代のカーゴスペースも捨てられない」
「セダンの販売比率が低落傾向だけども、品揃え上は欠かす訳にもいかない」
と割り切りの効かない社内事情を一身に押し付けられたPGM氏も気の毒だ。ユーティリティやマーケティングの都合で商品企画を組み上げたところで、「際立とう2020」を体現するようなクルマは出っこない。
いっそセダンなんかバッサリ斬り捨てて、オペル・シグナムの縮小版みたいなクルマにしちゃえばいいのに。アメリカでもセダン、大して売れちゃいないらしいし。中国では出てるのかな?ああ、だからやるのね。あそこで月に2000台でも出りゃ、商売にはなるか。ドイツじゃ全く選択肢に上がらないけど、それを問題にする人間はみんなSTI他に出されちゃったみたいだからな。
もう書き飽きてきたなぁ。年もまたぐし。
こんな小言だらけのブログも閉めようかと思案中…楽器方面の話してる方が楽しいんだよね。もはや。
ではまた、いつか気が向いたら。
良いお年を。
Posted at 2016/12/31 23:37:08 | |
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