
目立つねスバル。
マガジンXだけじゃなく、ベストカー辺りにも
期待と不安
なんて書かれちゃなぁ。
それにみんカラもiPhoneと不協和音。
オレは「かかれちゃ」と打った。「なかれちゃ」などと打っとらん。アホな変換すんな。
まあね、フォレスター・アウトバック以降のSUV路線から硬直した商品企画ばかりで、日本だけでなく米、欧でもセダン退潮が目立っているのに凡庸なセダン像しか描けずマゴついてるあいだに
こういうセダンを出されて、なーんとも思わないのかな。
まぁ多分なんとも思ってないんだろうけども。
「インプレッサシリーズ全体、輸出も含めてセダンの比率は2割」
「この傾向が続けば、次はセダンを作れなくなる可能性もある」
「だからセダンのデザインは一段と注力しました」
セダンが売れなくなってるのに、セダンの見栄えと機能を引き継いだそのまんまのセダン作ってどうすんの?
それが最適解だとしたら、ジャーマン3にVWまでがルーフのペッタンコな自称セダンをラインナップする理由など10000年かけても理解できまい。
たびたび引き合いに出すが、かの水野和敏さんは
「GT-Rはセダンベースのクーペそのものです。スーパーカーのデザイン要素は与えていません。そんなクルマがポルシェやフェラーリをサーキットで叩きのめす。そこに人々の眼を集める要素が生まれるのです」
「エンジニアとして私は製品を作ってきましたが、それ以上に大切にしたのは『お客様の中に、これが欲しい!と思う心を作ること』、それが無ければどんなクリニックをやろうが、支持される商品は出来ません」
いくらエンジンの部品を8割新設計しようが、シャシを新しくしようが、馬鹿正直に「3ボックス」を放ってみたって場外まで弾き飛ばされて終わり。
モデルは旧くなったが、シトロエンC5を例えに出すと。
Dセグメントの4.8m級セダンとしては極端に切り詰めたリアオーバーハング。これは単に軽快感の演出などではなく、長いフロントとの対比によって、ボディ全体に疾走感を纏わせる「滑空フィール」を演出するのが最大の狙いであった。
当然、こんなデザインをすればトランクリッドの奥行きが取れず実用面で問題だが、リアウインドー中央を凹面にする奇手で両立させてしまった。
真っ当に「セダンだからしっかりデッキを作って、キャビン容積も空力をにらみながら要件達成して、トランク容量のためにテールを跳ね上げて…」とやっていたら、結局「よくあるフツーのクルマ」の枠にずっぽりハマって、かのアテンザ主査からマツダ会長まで上り詰めた金井誠太氏が語った
「少しくらい真ん中寄りに入ってもストライクを取れる」
商品にはならないのだ。まぁそれ以前に、スバル車はなべてプロポーションが悪すぎる。
ピストンなんてぇのは機能部品であって、装飾に使う部品じゃない。おまけに「そこらを走る大抵のクルマには入っているもの」だ。思いつきでよくよく練り上げもしないものをポコっと押し込めて、早くも「あまりに単純過ぎる。夜見たらAクラスもパッソも同じ…どこかで変化球を投げなけりゃ」とやった結果、
歯医者で見るような、引っこ抜いた歯の模型
みたいな形になって、かえって今度はこれを見て「果たして誰がコレを見てピストンだなどと連想できるだろう?」と、象徴やシンボライズ作りのつもりが発想の行き止まり、いや墓場行きである。
たいがいの話の要点は、マジガンXとベストカーが書いているんでそっちに任せるけども、壁を薄くしてハッチの左右寸法を広げれば一位指名が取れる…ほど、今のSUV市場は甘くない。
ベース骨格の古さを指摘されながらも第一印象の良かったエクリプスクロスが、あの国産車にしょっぱいマジガンXから星5つを取ったのだから。
Posted at 2018/05/28 21:28:48 | |
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