新型タントの記事ですがね。
タントそのものを云々はしません。
文中の「ゼロベース 」って言葉です。元はビジネス英語から来ているようですけども。
旧民主党政権で、ハトヤマやらオカダやらエダノやらレンポーやらが連呼しながら何にも成果が出なかった、この「ゼロベース改革」。アレを想起してしまうんですね。
予算は叩けばいくらでも「埋蔵金」が出てくる、農家には山ほど補助金をバラ撒ける、高校は無償化にできる、民主党が政権を取ったから日本の未来はバラ色だ…
まあ、世紀の
公約破り、虚言妄言
だったわけですがね。ゼロに壊したはいいけど、再構築する能力がない、或いは
壊し方が分からないからとりあえず壊したふり。
そう、国家予算ってのはいちいち根拠法があるから、その廃止や停止には国会での手続きが要るんです。
事業仕分けなんつって「おたくは無駄ですよね」とかなんとか、現場責任者呼びつけてカメラの前で横っ面引っ叩いたところで予算の執行停止にはならない。
確かに止めちゃったものもありますよ。丸の内にあったJAXAの広報ブースとかね。そんでどうなりました。
「はやぶさ」のイトカワ着陸成功から帰還に至る、世界初の宇宙ショーで大盛り上がり。
先見性のない売名議員が大ナタを振るうと、こういう世界的プロジェクトをも危機に晒す。好例になりましたな。
政治屋がこんなことやって、医者だったらどうですか。
病気なのはわかるけど、どう開けてどこを切ったらいいかわかんない。とりあえずエイヤで切ってみた。その程度ですよ。切られる方はたまったもんじゃない。
ゼロベース って言葉はあの悪夢を呼び起こす。安倍さんの言うまんまさ。ゼロからやり直すっつってブラックジャックばりに出てきて、
結果はマイナス、もしくは「E」。
飛んだヤブ医者に引っかかったあの記憶。
是非ね、自動車メディアはこういう言葉は使わずに表現してもらいたい。
青山尚暉あたりが濫用する「◯◯の持ち主」とかいう書き方もおかしい。
その性能や機能は、商品に対して企画者や設計者が「与えた」ものであって、商品自身が勝手に備えて現れる訳ではない。クルマという「部品の集合体」を妙に擬人化してとらえると、冷静な評価にはほど遠い提灯記事しか出てこなくなる。
モーターファンがあの体たらくだからなぁ…言うだけ無駄かw
Posted at 2019/08/18 07:30:51 | |
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車諸々 | 日記