
レヴォーグ好調のあおりで「国内導入見送りでよくね」と言われてしまったアウトバック。しかし自動車メディアは(スバルの中の人も?)あいも変わらず
「アウトバックは国内市場には大きくなり過ぎた」
と言う論調を張りたがる。そうだとするなら、
全長4.9mを越えるアルヴェルがあれほど猛威を奮う理由が説明できない。なんせ、スバルは視界設計に拘り、カメラや補助ミラーなどに頼らずともボディの見切りや取り回しに優れている
ハズ
なのだ。車体全幅が100ミリや150ミリ〜成人男性の中指の1本、ないし1本半ほど〜違ったところで取り回し性が悪化するでもあるまい。
それとも、トヨタユーザーの方が、マイクロバスみたいな視界のアルヴェルを軽々と乗り回す分、優れた運転スキルを持つとでも言うのか。
https://youtu.be/VQa8NyGwz3I
中津スバルの代田社長さんが「悲しいスバルのお話」と題して語られてますが、ここまで来ると「プレミアムを作るのが絶望的にヘタ」とかのレベルでもない。
BHでランカスターを出したとき、カタログコピーに「街に自然にちょうどいい 1550mmの車高と200mmの地上高」みたいな文言がありました。いわく、一般的なSUV、あの時代ではまだ大雑把にRVと括っていたジャンルのクルマは大型かつ鈍重、燃費も悪く乗り降りが「よっこいしょ」とスマートでない。
そこをクリアしたのがクロスオーバーワゴンのランカスターだと。
↑タイトル画、もう私は見るのもうんざりなんですけど、以前ゴルフオールトラックと並べて「これだけ顔がデカい」とやりました。
そのデカさを誤魔化すがために、バンパー下半分を黒ひげ危機一髪的に塗り潰してますね。いくらかボンネット先〜ヘッドライト灯体が薄く「見える」。まあ灯体はかなり天地を抑えて「細目」にしてます。実際ボテボテに厚いんですが。
こういう小手先、お手軽な視覚トリックを乱用するんですよ。
そして、無用にでかくて鈍重、取り回しがしにくくリジッドサスはドタバタ。そんなSUVになりたくて仕方ない。レガシィもインプレッサも。
…売らんがために。
代田社長も言ってますけどね。
「なんで日産の車なんか作ってるの」
「儲かるからです」
レオーネ売れてませんでした。軽で会社が成り立ってた。工場遊んでるわけです。だからサニー、パルサーの受託で工場を回した。
今のスバルってそうですか。
タダでさえ電動化に目をつぶって、経済誌にも将来的に不安視されるような状況で
こんなものに現を抜かしてね。カミオンごっこでもやりたいのか。
だったらラダーフレームに乾式クラッチのパートタイムでも出せよ。ごっこ遊びのSUVモドキで喜ぶ「浅い」客がどれだけいるやら。
Posted at 2021/04/22 16:14:28 | |
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