
この有様だよ。言わんこっちゃ無い。まさか最下位転落とは。
長いこと「北米一本足打法」と揶揄されてきましたけども、フタを開ければこんなもんです。故障率は決して低くなく、販売戦術面で他社を出し抜くキラー◯◯があったわけでもなく、なんとなく売れていた。
「価格交渉が嫌いなアメリカ人に、韓国車より安いプライスを提示したから」くらいの材料しかなかった。
だから本社に取材しても「なんでここまで販売を伸長できたのか」説明できる人間がいない。
「風」頼みの上乗せでしかない。その風の向きが気まぐれに変わった時、この船はたちまち遭難の危機に直面…
しないと誰が言えましょうか。
先日、浦和でアセントの現車は見ましたが、現地価格の400万円(リミテッド)だったとしても「欲しいとは思わんな」という程度の出来でした。残念ながら。
やはりハードウェアにきちんと投資がなされていない。だからこのでかいドンガラを
32000ドル台から出してザクザク儲かるんです。
それなりの見栄え、それなりの出来です。
動画内では、コンシューマーレポートに寄せられた故障箇所が箇条書きされてましたが、サスが壊れたって…スプリングの折損でもやらかしたかしら。
正直、ジャーマン3を圧倒どころかトヨタ、マツダにも置き去りにされている。コンシューマーレポートは広告を載せない、消費者の価値判断の拠り所とされているメディアです。
そこで、たった2年で頂点から(走行性はまだ高評価だとは言っても)最下位に転げ落ちたのです。
2月にアセントの件を書いて、コンシューマーレポートはスバルの目眩しにあったのか?とやってしまいましたが、消費者、ユーザーの目は厳しくも正しい。私が甘かった。
技術面でこの10年、アイサイト以外に目立つトピックがない会社です。エンジンラインナップはCAFE規制に引っかかって縮小の一途。
AWD技術もビスカスがほぼオミットされて「アクセルで積極的に挙動をコントロールする」ドライビング・ファン優先から、「滑った時に個別ブレーキで発散抑制」という質的変化がありました。
換骨奪胎。この言葉があまりにハマる。そして今回の品質評価の転落ぶり。
ちょっとねぇ。言葉がつながらないな。
Posted at 2021/07/23 20:45:12 | |
トラックバック(0) |
スバル | クルマ