
すごいな代田さん…って。
勿論、販売会社の社長さんというお立場から、私みたいに「一線」を飛び越えた罵詈雑言はない(と思う)んですが。
「発動機開発から手を抜いて5年遅れた」なんて、「スバルの自己採点ではマルか知らんが、マツダのDISIエンジンから見れば5〜7年遅れてる」と書いた私と随分近い「叱咤」をなさってます。
あのね。貨物専業のUDトラックスを除けば、ウチから一番近い自動車会社がスバルです。
大宮の佐知川にいた親父の知人が乗ってたのが、グリーンの初代レオーネでした。子供心に
「このいかつい顔の、見慣れないクルマはなんなんだ」
「聞いたことないバタバタ音…スバルって、りょーくんち(近所の友達)のシトロエンみたいな外車なのか?」
親父の1400ダットも個性的なエンジン音してたと思いますけど、あんなもんじゃない。
ハイパワーAWDワゴンの潮流を作ったのは…確かに少量のスペシャルモデルは独系メーカーがやってはいたが、より大衆化した形でメインストリームに引き上げたのは間違いなくスバルの功績だった。
VWやAMCが手掛けてはいたが、キワモノで終わっていたクロスオーバーの市民権を確立したのもスバルだった。
今やそのスバルは、他所が作ったSUVムーブメントに全ラインナップを乗っけて、そのおこぼれに預かる「後発者」の立場を良しとして甘んじる存在になってしまった。
代田社長はあのカミオンもどき「ウィルダネス」に喝采してらっしゃるが、私は否定する。
所詮は…類型商品。他人の褌でしょ。
「長い距離を、いかに速く、安全に走れるか」「ドライバーに忠実に、常に運転を楽しめる。そんなグランドツーリングカーを一途に創ってきた」
ボタンひとつで渋滞に遭っても追従走行してくれ、レーンキープアシストも付く。制御と介入で人間の負担を肩代わり。確かにそれは進化だが、片方で「躾のレベルを多少下げても…」という雑念を生む。
あのスバルから「走りのことは言うな」という社長まで出してしまう。
「PGMの内田さんはかわいそうでしたね。BN/BSは何にもトピックが無い中でFMCをやらされた」
そしてレガシィは忘れられた。アコードやアテンザ/MAZDA 6の「すべて」に比較車として取り上げられる事すらなくなった。
そして今、彼等が汲々とする「泥遊び路線」だ。
エコテロリストに与するつもりもないが、あんなもんで乗り入れる不整地は…大陸国家のアメリカだから見つかるわけでね。日本ではウィルダネスは出さないと思うが、あんなものサワガニや河原の鳥の巣を踏み潰して回るようなバカの道具になりかねん。
うーん。
どこ行っちゃうんだかなあ、スバル。
Posted at 2021/07/05 21:46:15 | |
トラックバック(0) |
スバル | クルマ