
「終戦」というのは、大量破壊兵器によって日本政府に現実の煮湯を飲ませた連合国側の見方ですよ。
原爆資料館に主要国首脳やゼレンスキー氏が来訪した事で、核兵器保有・使用の是非に衆目が集まっていますが、原爆の被害そのものは日本の政府及び旧軍による現実逃避、また関東軍や欧州外交網からの「ソヴィエト対日戦用意」の諸情報を握り潰した結果。
自業自得そのものだった
と言わざるを得ないのです。はっきり言って、沖縄陥落時点で日本の継戦能力など払底していた。映画「日本のいちばん長い日」で、本土決戦に当たり、国民義勇軍の使用する装備品を紅白幕垂らした広間に並べて「…鋤!鍬!鎌!」とやっていたのは
パロディではなく事実の描写です。
前装式の火縄銃まで持ち出して米軍と戦…えると思ったのか?頭の上からF6FやP51の12.7mmで薙ぎ倒されて終わりですよ。そもそもそれ武器じゃなく
農具だ。
こういう輩が軍の上の方にいる世界。失笑するしかないですが、80年くらい前には現実だったんですね。言っちゃえば、
一億総ビ⚫️グモーター。
やってらんないよ。
いくらまともな人間が
「ソヴィエトが戦車を貨物列車で大量に東方へ送っている」
「前線の火砲が増強されている」
「来月には侵攻準備を完了する見込み」
ったって、上は最後までソ連の和平仲介を頼ろうとしてんだから。
あの国にそんな遵法意識あるかよw今でも同じ感覚で戦争やってんじゃねぇか。
対米開戦を歓迎した国民もどうかしてたけど、日本軍がどうやったら太平洋を押し渡って米西海岸を埋め尽くし、大陸を東へ東へ蹂躙しつつワシントンを瓦礫の山にできるんですか。
アメリカに勝つってそういう事でしょ。80年前だって、やれっこねえって。
ただし、核兵器を使うことは絶対に悪です。
情報、情勢分析を誤ってアメリカにトリガーを引かせたのは、他ならぬ日本。もうレフェリーにやめろと遮られ、タオルも飛んでいるのに「まだやれる」っつって、最後に渾身の右を喰らって首までへし折られたのが日本。仮に6月末に敗戦処理を具体化しておけば、竹島も北方四島も無かっただろうに。
一周回って考えたら悪いのは自分なわけですよ。
Posted at 2023/08/15 08:49:20 | |
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