アコード・タイプSに乗り換えて、早いもので約半年経ちました。
基本、ノーマルで満足の行く車なのですが、数少ない不満ポイントが”車高の高さ”です。正確にはホイールハウスとタイヤの隙間の大きさなのですが、これがクロスオーバーかよ!と思う位がっつり開いてます。
タイプSのショック&スプリングは欧州仕様の物が装着されています。荒れた路面でちょっとバタバタする感じがあり、首都高などではステアリングインフォメーションが少なくて不安を感じる場面もあるのですが、トータルで見ると非常に満足の行くサスです、運転する分には。車高の高さが気にはなるものの、その満足感から、交換するのはもったいないなと思っていました。
しかし・・・
 
 
 
どうしても我慢出来ずに、純正オプションのスポーツサスペンションを購入しました。
私の希望は、「 実用性を落とさないよう、数センチ車高が下がり、乗り心地がなるべく悪くならない物」でした。出掛けた時に段差やスロープで底を擦るのをあまり気にしたくないからです。乗り心地に関しては、長距離を運転する時に乗り心地が悪いと疲れてしまいますので、ガツンガツン来るような物は避けるつもりでした。
そういう物を探していると、なんと純正オプションのスポーツサスペンションがまだ購入出来る事が分かり、間違いは無いだろうと思って購入しました。
交換作業はCan Do Visionで、お願いしました。朝5時出発の男の下道移動です(笑)
最近高速道路を使いすぎて支払いがえらい事になっていましたので節約です。スマホのYahoo!カーナビだと、山中湖から道志みちへ進みw、途中16号へ合流したら埼玉県を抜けて新4号バイパスというルート・・・マジかよと思うルートでしたが、純正サスの最後にワインディングと市街地を味わうのもいいなと思いまして、スマホナビ任せで行く事にしました。
所要時間は7時間と出ていて、13時に伺う事になっていたので5時に出れば大丈夫・・・なハズだったんですが、埼玉県から新4号バイパスへ向かう際に右折レーンの渋滞に気付くのが遅く、右折出来ず・・・。しばらく街中を走る事になったのが影響したのか8時間掛かり、遅れてしまいました。
時間は掛かりますが、下道で行くならルート的には悪くないと思いました。
途中、山中湖畔の駐車場で朝食ついでに純正車高状態を撮影。
 
 
 
 
 
中々の隙間ですよね(^_^;)
写真だと影になっているので見えませんが、日が差している時に車の方へ向かうと、タイヤのトレッド全面が見える勢いで、見る度に残念な感じがしていました。あと、ボディー全体が浮いている感じにも見えます。その感じが無かったら全然問題無い足回りだったんですが(^_^;)
あ、閉店した思い出深いジョナサンは建物も無くなり、駐車場スペースが拡大されていました(;´Д`
大変申し訳ない事に約束から30分程度遅れてVisionへ到着、作業開始です。
 
 
1台のレースカーと2台のオープンスポーツカー、その他素晴らしい車達に見守られつつ、作業は進んで行きます。
S660を真近で見たのは初めてでした。軽なのでボディーサイズは数字的には小さいはずですが、実物を目の前で見るとそんな感じは全く無く、堂々とした物だと思いました。また、内装の質感もとても良いと思いました。回遊魚?さんのオリジナルポイントや洗車の拭き取りが大変など、面白い話を聞かせて頂きました。ホンダにこんな車が増えたらなぁ・・・。スポーツカーじゃなくても良いんです。こういう、あ、いいなと思える雰囲気を持った車を・・・。
作業の方ですが、順調に進みました。
新旧比較。宇都宮のホンダカーズの通販で購入し、壬生のホンダパーツから静岡に送られ、宇都宮に運ばれて装着される、忙しい奴です(笑)。
フロントは見た目同一です。純正品を間違って梱包したんじゃないかと思う位同じです(笑)。全長が同じなのに車高は下がる・・・バネレートは純正品より高いはずなのに、不思議です。
 
リヤは見た目が違って安心出来ます(笑)。やはり全長は同じ。でもスプリングの上側のピッチが細い所は1Gで密着するので車高は下がりますね。
 
そして作業完了。
 
上の写真と見比べると、2〜3センチ程度車高が下がっているのが分かると思います。パーツレビューを見ていると、もう少し下がって欲しかったという方が結構いますが、気持ちは分かります。でも私としては希望通りの下がり方で、満足です。見た目だけならもっと下がった方が良いでしょうけどね。
 
車高は分かりずらいですが、車高が低いという雰囲気は無く、普通になった感じです。程よい感じで、気に入りました。
作業をしてもらっている間にあっという間に暗くなってしまいました。帰りは翌日仕事という事もあり時間を掛けられないので、圏央道を使って全行程有料道路で帰りました。最近開通した区間のお陰で、五霞インターから厚木まで延々真っ直ぐ走ればあっという間に到着します。新規開通区間は制限速度が100km/hなのに驚きました。特別道幅が広い訳でもありませんし、それなら全区間100km/hにして欲しいです。
しかし圏央道は本当にありがたい道路です。Visionから私の家まで3時間30分で着きます。それもVisionから五霞インターまでは下道で行き、そこまでの所要時間は1時間少々ですので、圏央道に乗ってから2時間程度で家に到着です。これは今までの首都高経由のルートより相当速く、しかも楽チンです。
問題は料金。圏央道は他の高速道路より割高です。来春から割引きで首都高経由同等の料金にするらしいですが、それにはETC2.0( 旧DSRC)車載器が必要だとか。車載器は高いので買えませんから、その恩恵は受けられません。従来のETCでも同じ料金にして欲しい物です。でも、高くても状況によっては使ってしまうと思いますけどね。
Visionから家まで運転した感想ですが、あくまで感覚的にですが、標準サスはステアリングを切ってから曲がる方向に車が動き出すまで15分位切る必要がありましたが、スポーツサスペンションは7分位切るとそうなる感じがします。サスが柔らかい程、切り始めてから曲がるように車が動き出すまでの切る量が多いと思っているのですが、それが少ないという事はハードになっているんだろうと思います。コーナー前で早目に切り始めて準備する量が減ったので、乗りやすくなった事は間違いないです。
フィーリングは良く、曲がっていってくれる事がステアリングから伝わりやすくなったと思いますので、安心感が高いです。標準サスはその辺が薄いと言うか軽いというか、首都高等の速いスピードでの小さめのRのカーブなどでは、ステアリングの切り始めがシビアに感じる面がありました。
乗り心地ですが、そこそこゴツゴツ感があります。標準サスも割とゴツゴツする所はありましたが、動き自体は速くは無かったのです。しかしスポーツサスペンションはピョコピョコする感じで速く上下動するゴツゴツ感があります。正直、もう少ししなやかにならなかったかなと思います。純正品は長期使用を見越して新品時は固めになっているらしいので、距離が伸びれば角が取れると思いたいです。
スポーツサスペンションと標準サスを比べると、標準サスの出来の良さが良くわかりました。不満点はありましたが、何というか、全方向にバランスが良いです。スポーツサスペンションとは甲乙付けがたいです。
車高が下がると、気になるのがホイールの引っ込み具合です。元々引っ込み気味でしたので、さらに、結構引っ込んでしまいました。そこで、帰省した時にみゆんぱさんから頂いた15ミリのワイドトレッドスペーサーを再装着してみました。
標準車高では、ちょっとはみ出してるかな・・・という感じがしていましたが、車高が下がったお陰でこれがバッチリ!ツライチまで少し余裕がある感じの、純正風で好みな感じです。これでタイヤが干渉しなければこのままいきたいと思います。
そしてフロントは10ミリのワイドトレッドスペーサーを付ければバッチリかなと思います。本当は前後同じ厚みにしたいのですが、後ろが10ミリだとすこし物足りない気がします。かといってフロントに15ミリは確実にはみ出すので無理。ですので、不本意ですがフロント10ミリで行きたいと思います。
一歩、理想に近づきました。