20世紀末の1996〜1997年頃から、全国各地で夕方以降の夜を美しく輝かせる“イルミネーションイベント”が流行りだしました。
そのムーブメントの先駆けとなったのが、神戸の冬の風物詩でもある『神戸ルミナリエ』で、この度ようやく4年ぶりの開催が決まりました。
29回目となる今年度は、来年2024年1月19日(金)から28日(日)までの10日間、神戸市中央区の東遊園地などで開催されます。
『神戸ルミナリエ』は、「阪神・淡路大震災」のあった1995年の12月に初めて開催されました。
それ以来、犠牲となった方々の慰霊と鎮魂、復興への希望を願い、震災の教訓を語り継ぐ神戸を象徴する行事として開催されてきましたが、新型コロナウイルスの影響により2020年から昨年度まで中止となり、代わりのイベントを開催していました。
主催する「神戸ルミナリエ組織委員会」によると、今回は新たな試みとして、これまでの12月開催から「震災の慰霊と鎮魂、復興・再生への夢と希望」というテーマにふさわしい1月後半に開催時期を変更するそうです。
また、旧居留地会場に光の回廊「ガレリア」は設置せず、新たにメリケンパーク南東側に回廊型の作品の設置を検討するとの事です。
旧居留地では、三井住友銀行神戸本部前で円形装飾「ロソーネ」などを展示。
東遊園地には、光の聖堂「カッサ・アルモニカ」などを設置する。
また、新たな試みでAR(拡張現実)を活用し、旧居留地のエリアで、過去の「ガレリア」をスマホの画面上で再現させて記念撮影が出来る仕組みも予定している。
このように会場を分散させることで、混雑の緩和が期待できるという事です。
その上で今年度の試みの結果を検証し、震災から30年の節目となる来年度の『神戸ルミナリエ』につなげたいとしています。
40代以上の神戸っ子にとって『ルミナリエ』の灯は、“生きる希望の灯”でもあったので、また開催される事には、感慨深いものがあります。
『第29回 神戸ルミナリエ』
開催期間 : 2024年1月19日(金)〜28日(日)
開催場所 : 東遊園地・旧居留地・メリケンパーク
※詳細については今秋に発表される予定です。
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2023/07/25 12:33:32