岐阜県山県市に円原川という小さな川があります。
岐阜には清流・長良川をはじめとした有名な川がたくさんありますが、この円原川には伏流水と呼ばれる特殊な地形で形成される景勝スポットがあり、密かに人気らしいです。
何年か前に円原川は訪れたことがあります。その時は川沿いにある鉱山跡が目当てだったので、この川が有名スポットだったとは当時は知りませんでした。
昨年の豪雨の影響で、円原川の伏流水ポイントへ続く道は通行止めが続いていたのですが、いつの間にか通行止めが解除されていたので、ドライブがてら行ってみました。
円原川のある山県市には東海環状道のインターが最近出来たので、名古屋や豊田方面からのアクセスも良くなっています。
途中の道は所々狭かったりしますが、大型の路線バスも普通に走っているので、安心(?)できるかと思います。
また、円原川へは集落の中を突っ切る道となっているので、地元の方の迷惑にならないよう配慮したいところです。
岐阜市中心部から1時間ちょっとで到着。ここが以前訪れた鉱山跡です。
なんと、伏流水の専用駐車場となってます。
当時はこんな駐車場看板も駐車マスも無かったです。どうやら山県市は伏流水の観光地化に力を入れているようですね。
廃墟を駐車場にしてしまうとは斬新な発想ですが、よく考えたら廃墟ということは崩落の危険性があるので、あくまで仮の駐車場と捉えるべきだと思います。
「臨時」駐車場と書かれているので、この廃墟はもう撤去してきちんとした駐車場に作り変えるのではないかと想像します。
鉱山跡の目と鼻の先に伏流水ポイントがありました。
降り口の案内看板がありますが、足場は天然の岩場そのものなので要注意です。
伏流水というのは、河川が一旦地中に潜り込んでから再び地表に湧き出る水のことで、地中の成分で水が浄化されることが綺麗な水質の秘訣らしいです。自然ろ過?
伏流水として流れ出た円原川は、神崎川と武儀川を経て長良川へ合流します。
円原川は非常に小さな川ですが、自宅近くの長良川に繋がっていると思うと何だか身近な存在に思えてきます。
どこか遠くの方へ繋がっているという点では、川も道路も同じですね。
今回は普通の靴しか用意が無かったので、行けそうな岩場まで行って写真を撮ってみました。
岩の隙間から湧き出る水、想像以上に美しかったです。触ってみると冷たさが心地よい。
この川の真の絶景を見られるのは7月~8月頃で、太陽の光が川に注ぎ込む光景が神秘的らしいです。写真愛好家さんにとってはワクワクですね。
ただ、円原川流域の地盤改良工事を今後行う予定で、工事が始まると再び通行止めになってしまうようです。今年の夏に絶景を見られるかどうかは分かりません。事前に山県市のホームページを確認することをおすすめします。
山県市は円原川の他にも自然豊かな見所が色々あるので、私の中で密かに熱いスポットになりつつあります。
以上、小さな川の紹介でした。
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Posted at
2021/04/04 08:58:50