
今日はセブンに乗っていて、とんでもない出会いをしてしまったお話です。
私は普段の現実社会と、セブンに乗っている時(逃避社会とします。)を完全に分けています。
仕事やご近所付き合いの中でもセブンに乗っているなんて事は自分からは言いませんし、数少ない友人にも秘密にしています。
いつもこっそり乗り出してこっそり帰って来ています。
逆にセブンに乗る時は、現実社会から離れて(忘れて)まるで仮面ライダーが変身するかのようにセブン乗りに変身して別人となってセブンを楽しみます。そのためには普段の正体を隠す必要があります。
そこで少なくとも近隣市町村までの範囲以内を走る時には必ずヘルメット(+ミラーシールド)を着用するのです。いわゆる覆面です。
つまり私の中では、現実社会の輪と逃避社会の輪は重なり合うことはあり得なかったのです。
個性のカタマリのようなセブンですから、セブン乗り同士のつながりが広がっていくことは大きな醍醐味です。私もセブンに乗り始めたことにより、多くのセブン乗りの方々と繋がることが出来ました。
お陰様で貴重な情報を頂いたり、時には一緒に走ったり、助けて頂いたり、スペシャルパーツを購入させて頂くことが出来ています。感謝!!!
これは多くの皆さんが経験されていることでしょう。
そうです、普通はセブンにのっているからこそ、セブン乗りの知り合いが増えて行くものです。
ところが、先日超びっくり仰天の出会いをしてしまいました。
現実社会で以前から存じ上げていた方が、実はセブン乗りであることが発覚しました。それも霧ヶ峰高原で1度会っていて、2度目で初めて気が付いたというありさま…。
【現実社会】
この方、ある慈善団体のトップをされていた方でそれなりの年齢とステータスの方です。未熟者の私も知り合いからのお誘いがあって、断ることも出来ず3年前にその団体に入りました。その団体の全体集会などでお見掛けしていた方なのですが、お歳は70歳近くで背が高くいつも偉そうに威張っている印象で(トップだから当たり前ですが)、「この人、なんだか怖えな。近づき難い人だなぁ。」という印象でした。
【逃避社会】
去年の春のこと、セブンに乗って霧ヶ峰高原のとある駐車場を通過すると、1台のセブンやクルマ、二輪車のグループが駐車場の一角でお茶を飲んでいました。普段は通り過ぎる私ですが、なぜかフラリと駐車場に入りそのグループの横にセブンを止めました。
するとフレンドリーな雰囲気で迎えて下さり、コーヒーまで飲んで行けと言う。
しかしそのリーダー(ボス)と思しき人は、古い普通車セブンに乗り派手な出で立ちにサングラスをかけ、「ヤクザの親分かい」という雰囲気の方。
「どこから来たの?」「いつから乗っているの?」「毎週やってるから来ればいいよ。」なんてぶっきらぼうに言って下さるものの、「この人はヤベエな。あまりお近付きにならない方が...。(汗;)」という感じ。
結局、その時は差し障りのない会話をして丁重にお礼を言ってその場を後にしました。
それから1年半後の先日(10月27日)その駐車場を通ったところ、見覚えのあるグループが…。あちらも気が付いて手招きして下さる。抗うことも出来ず普通車セブンの隣にMyセブンを止めました。
相変わらず、良く言えばダンディー、悪く言えばキザでヤクザの親分風味で迎えて下さるその方に、
(私)「こっ、こんにちは。お久しぶりですぅ。」とビビりながら挨拶をしてみたところ、
「君は何処に住んでいるの?」
(私)「はい、〇〇市の隣の○○です。」
「それじゃ、△△△の◇◇さんを知ってるよね?」
(私)「ええっ!なんで、なんで???」
いきなり知っている人の名前が出て来て狼狽える私。
「オレは〇〇〇〇(慈善団体名)の○○(お名前)だ。」(以後、K氏とします。)
(私)「ええっっっ!!! 嘘でしょおっ!!! あのKさんが何でぇっ!!!」
出会うはずのなかった私の現実社会と逃避社会の輪が融合してしまった瞬間です。
K氏は一年半前に逃避社会での私とここ霧ヶ峰高原で会って以後、現実社会の慈善団体の会合などで顔を合わせる度に、「あん時のヤツじゃねえか。」と思っていたとか。会合で会う時は、いつもスーツ姿でダンディーに決めて、エラそうに(偉い方なので)しているのに、ここではイカツいサングラスをかけ古いセブンに乗って、ヤクザの親分風の…。(略)
全く気が付きませんでした。人を見かけで判断していた私が浅はかでした。
K氏、現実社会ではほんと立派な方なのです。(いや逃避世界でも...。)
まさか一般常識の中で博愛の精神をもって品行方正に人の道を歩んでいらっしゃるとばかり思っていたその方が、まさかまさか、アブない出で立ちで希少性かつ変態性のあるセブン乗りだったとは…。
実にお見事な変身技です。自分の変身に酔っていた私は思わず脱毛です。いや脱帽です。
K氏とはLINEを交換させられ、グループにも招待されてしまいました。(汗;)
さあ、ついに現実社会と逃避社会が融合してしまった私の今後の人生は一体どうなるのか?意外過ぎて想像することすら出来ません。 怖いよう((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
この日のオープン2シーター軍団。手前の車両はこれまた希少なトミイカイラです。
赤のメルセデスのオーナーは女性です。カッコいい!
まさか、あのK氏とセブンを並べることになろうとは...。
あなたは現実社会で知り合いだった人が、実はまさかのセブン乗りだったという経験がありますか?
ではまた。
Posted at 2024/10/29 07:53:30 | |
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