よい音はどこで作られる?

手っ取り早く音を変えたいなら一番は何か。

そう聴かれたらHUと答える人も多いだろう。

事実、内臓アンプでもアンプレスでも上流であるHUの性能はモロに出てしまうところである。

ただ、これが適応できない例もある。

なにかというと。
DEX系列や7899Jのような外部DACに頼る機種だ。

外部DACをつけることによって、デッキは完全に読み取り機になる。

つまりはこの大きな変化はDACによってもたらされるのではないだろうかと。

ただ、ここに結論付けるのはいささか早計な気もする。

というのもDACで変換して出てくるアナログ信号の電圧は１Vに満たない。

だから内部でアナログ信号を増幅する必要があるのだが、この増幅段なのだろうか。

事実、安さが売りのいわゆる中華DACを改造して居る人たちのレポートをみるに、DAC部分はそのままに、アナログ部分の改造をして、かなりの変化があったとする例が多い。

つまりは、彼らのレポートから察するに、DAC本体のスペックに問題ないならば、それの質よりアナログ信号の増幅回路の質が問われる訳だ。

というところで今回のプロジェクトである。
増幅回路と別体のDACにより、複合DSPのH700との差を見てみようという物だ。

複合DSPだけに様々な回路が小さな筐体に詰め込まれて居る。
それだけ、ノイズが出やすい上に、全部の回路に電気も分配される訳だから、条件は圧倒的に不利なはず。
だが、そのハンデはスペースによって相殺されている。
そこで、アンプを一機下ろしてスペースを確保した上でそこまでする意味があるのだろうかと言うのが今回の趣旨である。

優秀な4chアンプがある今だからこそ、少々古臭い感じのするこのシステムの価値が出るのではないだろうか。

とここで何が言いたいかというとあずにゃんペロペロ。