鉄人の逝去を書き終わって気が付きました
鉄人→達人でつながるじゃないかって…
そして今回
JR東日本パスを使う最大目的は
一番端へ行ってウマイものを食う
そうなると←の方 王林ちゃんがご当地アイドルしていた
青森県しかないな
ええ…それが最大かつ最初の目的ですた
当初は下北半島でマグロ三昧とか津軽半島隠れグルメとかも考えましたが
そうなるとあさイチで現地入りしてレンタカーしかないこと
さらにはこの日の夕方には仙台に戻っていないといけない制約
朝9時発以前のはやぶさ指定券が取り難いこともあってアッサリと断念していました
そもそもですが当社は意外と青森は詳しくないんですよ
そこで学生時代からのよき友人かつ同志でSE職(♀)に相談しますた
彼女の旦那が青森出身で八戸までよく東北新幹線を利用するとのことで
八戸でウメ~ものはない?
↑尋ねたところ彼女は↓返してきました
八戸はやっぱ居酒屋だよ
魚介がいいねえ
エッ?昼間行くのかよ?
私殆ど夕方から夜だからわかんない
そりゃあそうだよなあ
帰省するのはいつも仕事終わって最終の新幹線
八戸って駅そのものは市中心部から外れていて街の中心にあるのは
八戸線というローカル線の本八戸駅だったりするわけで
八戸駅前のホテルってJR直営直結のメッツとコンフォートホテルだけなんです
一本裏に行けば東横インはあるのですが…
調べてみると元々八戸という駅名は本八戸が使用していて
現在の八戸駅は1970年に尻内という駅名から改名したそうです
正直そんなところでグルメネタなんて難しいかなと思って
当社も調べてきて彼女に今回目的の店について聴いてみると…
あっ?何か聴いたことあるけど
私の行く時間じゃもう閉店だよ
それだけで充分だよ
というわけで…
大宮から最高時速320㎞/hのはやぶさで約2時間15分
当社が八戸駅に降り立ったのは13時ちょっと前のことですた
↑の東口ですが駅舎はこのようにご立派
しかしあえて画像には撮りませんでしたが駅前はバス・タクシー発着所
それに一般車の駐車場程度しかなくこれが新幹線停車駅?
これが現実だったりします
冬場の最終新幹線で仕事場から直行する疲れ切った女性(ひと)
彼女が駅前広場に通ずる階段をひとり下りていくビジュアルを想像すると
♪終着駅/奥村チヨ的な哀しい世界が繰り広げられるような?
それくらい新幹線が似合わない駅とも感じましたね
↑な思いは別にして現実に戻りますと
駅前広場から新青森方の向いにお目当ての店がありますた
達 -TACHI-
青森県八戸市一番町1-3-15
営業時間:1100 - 1400(食材次第ではこれ以前に終了の場合有)
定休日:火曜日
↑だけじゃ何の店かわからんとですよ(笑)
画像だけだったら雀荘とか実は古風なマスターがやってる呑み屋かと思うが…
ヒントは↓
キッチンのダクトにへばりついた油の年輪でわかるだろうか?
それこそ老舗中の老舗つーか熟練かつその道を極めた達人が厨房を司る
街角中華
達人だから達なのか?
そんなわけないだろうと考えながらも沖縄風味によめばたちんちゅ(笑)
そんなんどうだっていいけど達が誰をも感動させてしまうメニューが↓
とにかくチャーハンが絶品
そして何でもまいう~なのだが
度肝を抜く唐揚げも捨てがたい
そこで当社は躊躇なくチャーハン
そしてお約束の唐揚げ(メニュー表記上はからあげ)をオーダー
ただ…
この時チャーハンが\600なのに対して唐揚げが\800
価格設定に疑問を感じたのだがこれが後になって納得と驚愕になるのです
で…
まずはチャーハン
若干ピンが甘くてスンマセン
↑で普通盛サイズつーか明らかに普通の店での大盛なボリューム
ちなみに大盛だと↓なるんだなあ
八戸駅前に飯盛山出現(笑)
さらにオタマ1杯分のエクストラ追加なんですよ
ホント これは大盛にしないで正解でした
で…このチャーハンをひとことで表現すると
パラパラでもシットリでもない
微妙なバランスの上に成り立った
達人の技による絶妙な味加減
焦げ目からもわかるように火加減ギリギリの中でこの味を出しているのだと思う
そして当社的お気ににしたポイントが↓
チャーシューの大きさが絶妙
これ以下の大きさだとコロコロ感と肉々しさが欠如しちゃうし
大きいと逆にチャーハンの具材としては食べにくくなっちゃう
その間でこの大きさに落ち着いたとしたら秀逸過ぎるって!
しかし…遅れてやってきた唐揚げはべた褒めから一転して驚愕のどん底に…(笑)
比較物がないのでわかりにくいのですが1個当たりの大きさが
約10㎝ x 約10㎝
明らかに500g以上はある代物w
じゃあ味変アイテムに付いてくる塩胡椒の便を横に並べてみると…
唐揚げのエアーズロックやぁ~
これを凌ぐの
釧路南蛮酊のザンタレ定食(レギュラーサイズ)くらいだな
↑のザンギタワーで約700gですからねえ(笑)
これで\800だというのも納得ですよ
さてさてこの唐揚げですが下味を鶏肉にもシッカリ漬け込んでいる
所謂ひとつの北海道で呼ばれているザンギに近いんですよ
それもまたニンニク醤油ってサスガ大蒜生産量日本一の青森県
そして衣はカラッと中身はジューシーという唐揚げの基本は押さえているわけで
これがマズイわけない
ただですね
むしろ唐揚げにライス(スープ&漬物が附帯するセット)だけで充分だ
限りなく大盛に近いチャーハンで胃袋が占領されているところに
ビッグサイズな唐揚げ完食は半分の3個食ったところで断念せざるを得ないと判断
だってリターンタイムつーか青森滞在45分しか取ってない当社が悪いんだ(爆)
屈辱の持ち帰りパック発動
仙台の友人へのお土産にしましたがやはりニンニクタップリなので
新幹線車内にそのニホイが…(笑)
やってはいけない食テロで逮捕されてもおかしくない状況でしたよ
その夜友人にもチンして食べてもらいました
確かにジューシーさは若干落ちてましたがスーパーで売ってる唐揚げより
はるかにウマイと言ったことから完成度の高さは伺えますた
ところでこの達ですが一歩間違えると
食することさえできなかった綱渡りですた
というのは店舗内はカウンター4席+テーブル席4卓のみ
当社が入店した13時には丁度カウンター席が空いて事無きを得ましたが…
唐揚げは当社発注分がこの日のラストロッドだったようで次の発注で売切
さらに入店20分後の1320に本日終了と行列途中のお客様に謝ってましたからね
これを食えなかったら
何のために八戸へ行ったか?
それくらいのクオリティを持った店だという事ですよ
以前は夜も営業していたようですが現在は昼3時間の営業
東京から食いに行こうと思ったら…
9時台のはやぶさが最終だと思え
そんな感じの店ですがそこまでしても後悔させない達人匠の技
これが味わえるということだけはお約束できます
ただ関東人には交通費が高コストな街角中華なことだけは間違いないです(笑)